b101さんの作品

エルの気遣い バトミントン部編



 放課後、体育館の隅でエルはいつものようにいじめられていた。
 今日の彼女は、バトミントン部へ貸し出し品だ。表向きは仮入部ということになっている。
 ジャージ姿のエルは、体育マットの上で、上級生の女に手足を捕まれて、おかしな姿勢を取らされていた。
「こうじゃない?」3年生部員の荒川が言う。「どう? 苦しい?」変な姿勢のエルを覗き込んだ。
「いや、あまり…」エルは申し訳なさそうに首を振った。
「やっぱり頭は脇の下だって!」2年生部員の小牧が鼻息を荒げた。
「いや、違う!」
 バトミントン部の女子たちは、エルを囲んで喧々諤々だ。大勢が口々に、意見を言い収集がつかない。
「ちょっと、そこの一年生さ」3年生部員の荒川がまじめにバトミントンの練習している一年生部員を呼び止めた。
「はい」見て見ぬふりをしていた一年生は急に声をかけられて、驚いて振り向いた。
「コブラツイストってどうやるんだっけ?」
 一年生は鼻白んだ。
「え? いや、分かりません。ああ、すみません(ああ、あれコブラツイストだったんだ、…っていうかバトミントン練習しろよ)」
 まじめに基礎練習に励む一年生を尻目に、先輩達(と一部の取り巻き)は、
大騒ぎしながらエルの関節を無理に曲げることに熱中している。
 エルは仮入部した瞬間から、延々2時間、プロレス技の練習台になっていた。
彼女は、無表情でただ言われた姿勢をとり、手足を捻じ曲げられている。
人形のようだ。
 バスケ部の男子が数人遠くから見学していた。
バトミントン部の女子もそれを意識しているようだ。
エルをオモチャにして、視線を集めるのを楽しんでいる。
「テメーは、ちょっとは痛がれよ」しびれを切らした荒川が、エルを睨んだ。
「ごめんなさい…」雰囲気に呑まれてエルは思わず謝る。
「空気読め。ぶす!」
「うっ」わき腹を蹴られて、エルがふらついた。
 笑いが上がった。数人に立て続けに蹴られた。
「ごんめなさい、ごめんなさい」蹴られるたびに、エルはうめくように謝った。
「あ、わかったこうだ!」小牧が急に明るい声を上げて、エルの肩をつかんだ。
 エルの左足に自分の左足を掛け、自分の体をエルの右脇下にもぐりこませ、
両腕で彼女の頭をはさんでひねり上げる。
「コブラツイストはこう? こうだね!」
 やや正解だったらしい。
 エルの骨がきしんだ。「…あ! ぐぅ」思わず顔をしかめる。
「あ! ちょっと苦しそう!」小牧はうれしそうだ。
「もっと締め上げて!」
「うりゃー!」芝居がかった掛け声。
「ぐぅぅぅ」エルは苦悶の表情だ。体操着がめくれて、へそがでている。
「どう?痛い?」
「痛いです!!」
「まだ余裕じゃん」荒川がにやにや笑う。「痛くないってよ。小牧、気合いれろよ」
「うりゃー!」
「ぐぅ」骨がきしんだ。
 荒川が無防備なエルの腹を平手で叩いた。「ひっ!」バチンと音がして、へその上に手の平のあとが残った。
「まだまだ余裕だよねー」
 手足をねじられて動けないエルの体操着のすそをつかむと、そろそろとめくり上げた。
 エルの顔を覗き込む。羞恥心をあおりたいらしい。荒川はエルいじめは素人だ。
 エルは全裸は当たり前のいじめらっこなので、衆目の前で脱がされる覚悟はとうにできているし、さんざんされてきた。
慣れている。
それでも、恥ずかしそうな顔を作る。
エルは、いじめっこの意図をくんだ。
 遠くからバスケ部の男子が見ている。
誰もそちらを向かないが、みんな意識している。
 ついに、エルのおっぱいが丸出しになる。
乳首が赤くて大きいのは、毎日乱暴にもてあそばれて腫れているからだ。
「ああ…」エルが哀れな声を出す。
 周囲は笑い転げている。
「どう?」荒川がエルの乳首をつまんだ。「痛い?」思いっきりつねり上げる。
 (痛い!)「…ぅっ」しかし、いつものいじめの習慣で悲鳴は上げなかった。
「…」エルの反応が薄くて不満な荒川は、つめを立ててひねり上げる。
「痛い!」荒川の目を見て、察したエルは悲鳴を上げた。
「あははは!」荒川は、エルの反応にご機嫌だ。
「これは痛い?」バトミントンのラケットを持ち出してきた。
つねられて変形した乳首をラケットで、叩く。
「痛い!」
「ほんとに?」続けて、何度も打ち続ける。
「痛いです! 痛いです! 痛いです! 痛いです!」打たれるたびに、うめいた。
 荒川がラケットを放り出す。小牧も手足を離した。
 エルは、すぐに体操着で胸を隠した。
 今日のいじめは終わったのだ。
 みんなが、満足した。


メニューへ 妄想小説へ 次へ進む

動画 アダルト動画 ライブチャット