再会

再会・シーン3『DVD』



 この国のとある地方都市での出来事。
 人間は生きている間、必ず朝はやってくる。それが楽しいか辛いかは、その人によって違ってくる。
ここに一人、退屈な一日が始まる男がいた。
 男はいつもの様に起き、食事をし、通学の準備をし、そしてある視線を感じながら満員電車に揺られ、決まった場所へと行く。
学生生活に慣れたからか、男の退屈な日々への感情は日増しに高くなっていく。
 午前中の授業が終わると、学食の安い飯で胃袋を満たしながら携帯をいじっていた。
するとメールが一件入っていた。差出人は、昨日会った幼馴染からであった。
 メールには、
『おはようユウ君。昨日あげたDVD見た?』
と、短い文章が記されていた。ユウは、
『まだ見てない。帰ったら見てみるよ。』
と、返信した。なんとも素っ気無いやり取りであった。
 ユウは午後の授業も真面目に受け、帰路に着く。途中、いつもの様にスーパーで惣菜を選び買って帰る。
ユウはスーパーの袋を下げて夕暮れの中を歩きながら、昼間見たメールの事を思い出していた。
 数件の民家が立ち並ぶ先の少し奥まった場所にユウの住む家はあった。
一人で住むには広すぎる間取りの二階建てで、十分な庭まで付いていた。
事件の後、大した騒ぎにはならなかったが、両親は違う土地に引っ越していた。
ユウは医療少年院から退院の後、親元に戻ろうとも思ったが、近くに友人がいた方がいいと思い、この地に留まることにした。
近所付き合いもさして無い土地柄なので、難なく暮らすことが出来た。
 ユウは誰もいない家に帰ると、早速昨日貰ったDVDをセットした。
薄暗い部屋の中のモニターに、ゆっくりと映像が浮かび上がる。
冷蔵庫から取り出した缶ビール数本を手にしたユウがテレビのあるリビングに行くと、
そこには彼等の過去の一部が映し出されていた。
 画面の中の少女は、セーラー服から取り外された襟とリボン、そして無数の痣だけを身に纏い、
それ以外は何も身に着けてはいなかった。色白の線の細い少女は、聞き取れないくらいの声で何かを言った。
すかさず画面端からペットボトルが飛んできて彼女の頭に当たった。
「ごめんなさい。ちゃんとやりますから、お許し下さい。お許し下さい。」
画面の中には土下座をし、何度も許しを請う少女の姿があった。
少女は再び立ち上がると、目を赤く腫らし引きつった笑顔を作りながら、先ほどとは比べようも無い声で、
「私、堀川チハルは、虫1号として生まれ変わりました。皆様に気に入って頂けるよう頑張ります」
と、喚く様に言って、手にした黒い張り形を自身の秘所に深く挿入すると、画面の隅へと消えていった。
 次に画面に現れた少女は、小柄ではあったが年齢に似つかず出るところは出ている卑猥な体つきをしていた。
やはり虫1号と呼ばれた娘と同じ格好であった。少女は躊躇いも無くはっきりとした口調で
「椎名エリは、虫2号として皆様に御奉仕致します。私の体で遊んで頂けるなら、何でもします」
と、宣言すると先ほど同様、黒い張り形を自身で開いた淫唇の中へと挿入した。
エリは張り形を入れながら恍惚の表情を作って見せていた。
 三人目の少女が出る頃、ユウは恭子の携帯に電話を掛けた。数回のコールで彼女が電話に出た。
「もしもし、見たよDVD。懐かしいよな」
「あ、見てくれた。懐かしいでしょ。まだね、他のもあるよ。
今から取りに来ない?夕ご飯も家で食べていけばいいし、どうする?」
ユウは二つ返事で一人きりの家を飛び出していた。
画面には同じ格好をした三人の少女達が、引きつった笑顔で両足をM字に開き張り形の埋め込まれた秘部を晒しながら、
両手でピースサインをする姿が映っていた。


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