どらごんさんの作品

性奴系図外伝(藤田浩二篇)(改定判)


第5章  淫靡な土産



悟の前で屈辱のショーをさせられてから2週間近く経過していた。
いきなり圭子は外出するように命じられた。
「藤田社長様がお呼びのようです。場所は運転手の佐藤さんが知っていますから」
かつて圭子に仕え、今や慶蔵邸でも家政婦として働いている雅代が言った。
「ぐずぐすしないで下さい」
雅代は圭子の脛を蹴った。
圭子は調教部屋の横にあるドレッサーで化粧をし始めた。
雅代が和服を用意してきた。下着の着用は許されていない。
「いったい何の用なのかしら」
圭子の長い睫毛が緊張のあまりに震えた。

敬吾の運転する車は山野グループ傘下の会社が経営する高級ホテルに着いた。
車から降りるとき、雅代はリード紐を取り出して、圭子の首輪に付けた。
「こんな人の多いところで…………」
圭子は赤面したが、雅代はひんやりとした視線を送るだけであった。
「奴隷なんですから当然でしょう」
雅代はリード紐で圭子を引っ張って、ロビーに入っていく。
ロビーには外国人客を含め、大勢の人がいた。どよめきがあった。
圭子の体は思わず羞恥で震えた。

「ここから先は奥様お一人でどうぞ」
最上階に近い会議室の手前で、雅代はリード紐を外すと、圭子を促した。
圭子は緊張しながらもノックをして部屋に入った。

「圭子さん、よく来たね」
浩二が出迎える。
どうやら山野建設と顧客との仕事の打ち合わせのようだった。
顧客は大柄の白人が二名である。
「奥様、お久振りです」
浩二の横にいて、髪をきれいにセットした高級そうなスーツを着こなしている青年が声をかけてきた。
皮肉な笑みを浮かべていた。
圭子は一瞬記憶を手繰り寄せたが、しばらくして思い出した。
数年前に藤川建設を辞めていった相馬始であった。
容貌がすっかり変わっていた。
数年前の始は全くさえない印象であった。
茶髪にした髪は伸び放題で無精ひげも剃らず、スーツもしわくちゃで、
お世辞にもできそうなビジネスマンに見えなかった。
数年前の会社の宴会で、圭子は社長夫人として出席したのだが、
始の異様な身なりはすぐに圭子の目に留まった。
「だれかしら。あの身なりの汚い人は」
圭子は古参社員である総務部の鶴代に話しかけたが、
鶴代からは「うちの問題社員なんですよ、奥様。
一応、営業なんですが、数字はほとんど取れていないそうです」という答えが返ってきた。
「なんでああいう人がいるのかしら」
社会経験の少ない圭子は悪気もなく思ったことをそのまま述べたのであるが、
社長夫人がそのように評価したということはあまり大所帯ではない藤川建設の隅々にまですぐに行き渡った。
いたたまれなくなったのか、始は数ヵ月後に藤川建設を退職したのであった。
その始が浩二と一緒に会議室にいる。
圭子は何が起こったのだろうかと戸惑った。
白人二人組がにこやかに名刺を圭子に差し出す。
圭子は訳が分からないまま、それを受け取った。

「圭子さんはいつ見てもきれいだ」
浩二は先日の山野邸での圭子の演じた痴態を思い出したのか卑猥な笑みを浮かべたが、
すぐに真顔に戻った。
「今日は圭子さんに通訳をしてもらおうと思って呼んだんです」
浩二が爬虫類のような目を向けた。
「えっ」
圭子の頭が真っ白になった。
圭子は確かに英会話スクールにも通っていたが、せいぜい旅行会話がこなせる程度であった。
「え、え、でも私、そんなに英語ができるわけでは…………」
戸惑って赤面する圭子を浩二は席に着かせた。
「圭子さん、この取引はわが社にとり今後の飛躍につながる重要なものでしてね。
こちらのジムさんは向こうの会社の新規事業担当重役で、
この日本で大規模な施設の建設を予定しているんです。
それをうちに任せてくれるかどうかの瀬戸際でしてね」
浩二が言うには、今回の受注額は、それまでの藤川建設の年間売り上げをも大きく上回るものであった。
「それでは、圭子さん、始めますよ」
圭子が赤面しているにも拘わらず、浩二は続ける。
浩二は、白人二人組に対して、今回の受注について契約に関するポイントを簡潔に述べ、
圭子に通訳をうながした。
圭子は赤面して冷や汗をかきながら、なんとか英語を発した。
ほとんどしどろもどろと言ってもよい。
白人たちが怪訝な顔をしている。
全く圭子の言うことが通じていないのは明らかであった。
「全く圭子さんは使い物にならないね。今の山野建設なら、圭子さんはすぐにクビだね」
浩二は不快そうに、圭子の言葉をさえぎった。
「もっと英語がうまいと思ってたんだけどね。どんな勉強してきたの。頭悪いんじゃいの」
浩二は軽蔑に満ちた視線を圭子に送った。
隣の始も笑いをこらえている。
「もう圭子、君はいい。相馬君、君が通訳をしたまえ」
「かしこまりました」
始はまるで外国人のような日本語なまりのほとんどないきれいな英語を話した。
圭子は始にそのような一面があるなんて、今まで全く気づいていなかった。



始は帰国子女であった。
父親の仕事の都合で幼少期より海外で過ごし、高校のときに帰国したのであったが、
日本の学校生活に溶け込めなかった。
いじめで人間不信となっていた始は大学でも周囲と調和することができず、企業社会でも同様であった。
特に、藤川建設では、業務的に海外との接触が全くなく、始の語学力が活かせる舞台がなかった。
藤川建設退職後、始は語学力を買われて小さな貿易会社に入社した。
始はそこで英語力をおおいに発揮することができ、周囲からの尊敬も受けたせいか性格も
だいぶ前向きになっていた。
そして、1ヶ月ほど前に偶然浩二と会い、もともと始の語学力を知っていた浩二から山野建設への入社を
強く勧められたのである。

「ああ、圭子さん。今度、うちの会社でも海外部を作ることになってね。部長にはこの相馬君を
考えているんだよ」
浩二は横で恐縮している圭子にささやいた。



白人達との打ち合わせは1時間ほどで終了した。
「圭子さんの英語は何の役にも立たなかったけど、身体で役に立ってもらうよ。
まあ、彼らもせっかくはるばる日本まで来たんだから、ちゃんとお土産を用意してあげないとね」
浩二がねっとりするような視線を圭子に向けていた。
「相馬君、ジムさんに言ってくれ。圭子を今晩自由にしていいとね。
もう一人のスティーブさんには、ジムさんが圭子を可愛がってから、
圭子を抱いてもいいとね。ジムさんと一緒に楽しんでもいいけど」
浩二が下卑た笑いを浮かべている。
始はかつて自分が藤川建設を退職する原因を作った圭子を許すことができなかった。
会社の宴会で、圭子が自分を軽蔑するかのような視線で見下ろしていたことをいまだに覚えていた。
こんなに早く復讐できるとは思ってもいなかった。
始はにやりと笑うと、ジムに話しかけた。
ジムに言った内容は、圭子をジムとスティーブに差し出そうと思うが、
せっかくだから浩二と自分も入れた四人で楽しまないかということだった。
浩二の言ったこととは全然違うが、浩二が英語を理解できないことを逆手に取り、
自分としても圭子を陵辱することに参加したかったのである。
ジムはびっくりしたように大きく目を開けたが、下卑た笑いを浮かべOKサインをした。
ジムの部下であるスティーブも圭子を獣が舌なめずりするような目でじろじろ見た。
始は浩二に対しては、ジムが四人で圭子を陵辱したいと言っていると告げた。
浩二も下卑た笑いを浮かべ、ジムにOKサインを送った。
言葉の壁を感じていた浩二も始めてジムと打ち解けられたと思った。
外で控えていた雅代が呼ばれて、圭子の赤い首輪にリード紐をかけた。



「とりあえず食事にしましょうか」
浩二は顧客と圭子を最上階に近いスウィートルームに連れて行った。
雅代にリード紐で連れられて歩く圭子は小刻みに震えている。
エレベーターの中で圭子は白人二人組にあちこちを触りまくられた。
その様子を浩二と始がにやにや笑って見ていた。
ルームサービスを呼んで、豪華な食事をとった。
圭子もテーブルで一緒に食事をとることを許された。
「圭子さん、外人と今までエッチしたことはあるの」
浩二が卑猥な質問をし、圭子が赤面する。それをにやけた顔の始が通訳する。
ジムもスティーブも興味津々という感じである。
浩二が圭子のことを慶蔵の性奴隷になっていることや、慶蔵邸での淫芸のことについて話した。
それを始が通訳すると、そのたびごとに白人たちのぎらついた視線が圭子に注がれる。
性奴隷としての生活や淫芸について、白人たちから質問が飛んだ。
圭子が言いよどむと、浩二から叱責された。
圭子は股間が熱くなっていっているのを感じていた。
「圭子、そろそろそこで服を脱ぎなさい」
圭子は、するすると和服の帯留めを解いた。
「オーッ」
ジムの目が大きく開かれる。
とうとう圭子は全裸になった。
四つんばいにさせられ、お尻を高く上げるように浩二に命令された。
圭子の股間が丸見えとなった。

バイブが栓代わりとして圭子の膣をふさいでいた。
圭子は浩二に呼ばれる直前に一郎と交わったのであるが、一郎の精子を溜めるために栓で
蓋をされていたのである。
雅代から説明されて、一瞬不快そうな表情を浮かべた浩二であったが、
すぐにその目は陵辱の光でらんらんと輝いた。

圭子はソファーに座らされ、足を大股開きにさせられた。
白人達にしげしげと眺められ、撫で回される。
白人達は特に淫核に嵌められたリングに惹かれたようだった。
始がどのようにリングが嵌められたのかを雅代から聞いて、そのまま通訳する。
始が何か言うたびに、白人達が大袈裟な身振り手振りで驚いていた。
圭子は被虐の波に溺れ、その身を濡らしていた。
「圭子、まず自分を慰めてみなさい」
浩二が命じた。
「はい、かしこまりました、藤田社長様」
圭子は顔を俯かせたまま、膣に栓代わりに使われているバイブのスイッチを入れた。
バイブはぶーんぶーん鳴って、大きな振動を圭子に与える。
圭子が悶えるのを見て、ジムとスティーブが興奮して獣のように吠えた。
白人達が圭子に発した卑猥な言葉を始が圭子に訳して聞かせた。
それにつれて圭子の乱れ方はひどくなり、透明な蜜液が溢れ出してきている。
「ああ、なんとはしたないのかしら」
雅代が軽蔑の視線を圭子に向ける。
今の圭子には侮蔑の視線や軽蔑の声も快感をもたらすのみであった。
喘ぎ声が激しくなっていく。
圭子にはもう周りが見えなかった。
ひたすら快楽に浸っていた。
我慢できなくなったのか、ジムが服を脱ぎ始め、スティーブが続いた。
浩二も始も続けて、全裸になった。



ジムは天を突くほどものすごい巨根の持ち主であった。
圭子の美尻をがっしりと後ろから押さえ、肛門に挿入した。
スティーブが前に回って、圭子の口を開かせて挿入する。
ジムはかつて高校時代に見た写真の光景を思い出していた。
占領軍時代に、敗戦に打ちひしがれた日本女性を陵辱していた父が撮った写真である。
そのときの父の気持ちを思うと、ジムは自分のモノがはちきれんばかりに膨張していくのを感じ、
自分が野獣になったような気になった。
野獣になって、犯しまくり、突きまくるのである。



始も圭子の美尻に自分のモノを食い込ませた。
「圭子さん、昔は俺のことを軽蔑したような眼で見ていたのに、今のあんたはなんだろうね。
牝豚以下じゃないか」と始が嬲ってくる。
圭子は目を閉じて俯いたまま無言である。
被虐の喜びに震えていた圭子ではあるが、ふとした瞬間に過去の時代、
浩二や始たちに対して優雅に振る舞っていた時期があることを思い出していた。
そのときに屈辱の表情が顔に出てくるのである。
早く終わらせようと、肛門に力を加えていた。
「うおおぉ」
始は獣のように咆哮して、圭子の直腸内に放出した。



「さあ、バーにでも行きましょうか」
浩二は着替えを済ますと、ジムとスティーブに話しかけた。
ともに楽しい淫楽の時を過ごし、ホテルのバーで一杯飲もうかというのである。
ジムもスティーブも着替えを済ましていた。
圭子を陵辱つくした四人の男たちは楽しげに談笑しながら、
圭子のことなど忘れてしまったかのように部屋を出た。
床の上で、精液まみれの圭子を全裸のままで残しながら。
疲れきって横たわっている圭子の栗毛色の頭を雅代はぐりぐりと踏みつけながら、
帰り支度をするように冷酷に告げた。
圭子はシャワールームに向かおうとすると、雅代に頬をはたかれた。
「奥様、あなたは奴隷なんですよ。身体を清める必要なんてないでしょ」
雅代の言葉に圭子はうなだれるしかなかった。


メニューへ 妄想小説へ 次へ進む

動画 アダルト動画 ライブチャット