どらごんさんの作品

性奴系図外伝(絵美&美里)(改訂版)


第3章  いじめの記憶



美里は昨日のことを振り返っていた。
とても痛快だったが、どうもすっきりしない。
やはり圭子が泣きそうになりながらも涙を最後までこらえていたのが気に入らなかった。
美里はいじめの常習者であった。
さすがに高校に進学してからはそれほどいじめをする機会が減ったが、
特に中学3年のときの美里はイジメグループのリーダー格として、友達のいないおとなしい女の子を狙っては、
お金を巻き上げたり、殴ったり蹴ったり、最後には性的いじめを加えていた。
その豊富ないじめ体験で、美里が一番痛快に感じたのはいじめられっこが泣き出したときである。
さんざんに嬲ったいじめられっこの腕を掴んでトイレや体育館裏に連れて行くときが、
美里にとり至福のときであった。
そして自慰を強制されるいじめられっこが屈辱のあまり涙を流すのを見て、無上の征服感を味わえるのである。
逆に、いじめられっこが泣かない場合、美里は負けだなって思っていた。



そんな美里を瑠美は精神的にレベルが低いとみなしていた。
瑠美は昔からいじめにはあまり参加しなかった。
自分はいじめっこではなく、サドだと思っている。
最初は調教を嫌がっていた性奴隷が徐々に苦痛を快感に変えていくというプロセスを何度も見てきているし、
家政婦兼調教師の明美もそんな瑠美と波長が合うのかSM談義に花を咲かせることも多い。
いじめなんてただ相手に苦痛を与えるだけじゃないかと瑠美は思っている。
当初、性的いじめの自慢話をしている美里を見て、瑠美は美里にはサド性を
持つ同士のような連帯を感じたこともあったが、
どうやらいじめられっこを快楽の世界に導こうという気配が美里に全くないのを見て、
美里にはSMの深遠さはとうてい理解できないだろうなと思うにいたった。
瑠美は何度か美里のやっているいじめを見たことがあるが、
「泣けよ、こら」と泣くことを強要する美里に苦笑を禁じえなかった。
ただ、圭子に関しては、瑠美も圭子が完全にマゾとしての自分を受け入れるためには、
いったん自我を完全に崩壊させる必要があるのではと思っている。
その意味で、ベテランいじめっこの美里の力が必要になると思った。



圭子は門から山野家の広い庭を歩いてくる瑠美、絵美、美里の三人組を見つけて、
また今日も来たのかと気分が憂鬱になった。
静江に昨日の出来事が知られていないだろうかと気になった。
昨日はさんざん瑠美たちに嬲り者にされ、そして少女たちが帰るときには玄関で土下座させられた。
「またいじめてあげるからね」
という美里の言葉に圭子は気丈にも涙腺をこらえたが、彼女達がいなくなった後、
こらえきれずにわっと付き伏して泣いたのであった。

「圭子、お前、また来たのって顔しているな」
美里の言葉に圭子が一瞬睨み返したが、すぐに従順な表情になる。
「圭子、お前、なんだよ、その態度は」
美里が怒ったような口調で圭子を睨みつける。
瑠美は軽く目で合図をした。
「ふざけんなよ、なめんな」
美里は咆えると、圭子の頬をひっぱたいた。
圭子の栗毛色の髪が宙に舞ったが、圭子が無抵抗であることをいいことに、
美里は圭子の腹に数発拳骨を打ち込んだ。
「うっ」と呻いて前かがみになった圭子の髪を絵美が左右に引っ張った。
美里がぺっと圭子の顔につばを吐いた。
「お許しください」
圭子は涙目になりながらも、20歳も年下の子に許しを乞うた。
「スカートおろしな」
美里の言葉に圭子は震える手で、スカートをはらりと落とした。
下着を着けていない無毛の股間が露になった。
下半身だけ露出させた圭子は両手で股間を覆い、足を閉じるポーズをした。



「圭子、一人エッチやってみせろよ」
美里の卑猥な遠慮のない言葉に、圭子は激しく動揺した。
「足を開くんだよ。立ったままの姿勢で割れ目をこすってみなよ」と美里が言う。
「やらないと後がこわいよ」
瑠美が美里の援護射撃をする。
圭子には少女時代にオナニーの経験があったが、布団の中で隠れてするくらいであった。
オナニーの話題も誰ともしたことがなかった。
それが今や、美里には髪の毛をぐっと掴まれてゆさぶられ、絵美には指を股間に付けられて、
オナニーを強制されている。
圭子は「やりたくありません」と思い切り叫びたかった。
(人前でオナニーやらされるなんて……。こんな恥ってあるかしら)
ただ、一昨日の晩のお仕置きの記憶がまだ身体に残っていた。
圭子はあきらめて、指を当てた。

圭子は立って足を開いたまま、目をつぶって割れ目を指で擦っている。
少女達がジュースを飲む音や、氷のコロコロという音が聞こえる。
「圭子、なかなかうまいじゃん」
「しっかり擦ってね、キャハハ」
美里が今までに自慰をさせたいじめられっこたちのことを瑠美と絵美に聞かせていた。
いじめられっこのオナニーの仕方と圭子のとを比べているのだ。
あまりの恥ずかしさに泣きたくなるが、涙は見せたくなかった。
「やっぱり、大人のオナニーはすごいね。見ているこっちまで恥ずかしいよ」
圭子はオナニーをやらせるいじめが実在するなんて今まで知らなかった。
圭子が学校に通っていた頃、クラスにいじめがないわけではなかったが、
オナニーまでやらせているとは初耳だった。
いじめっこである美里にとって、いじめられっこなんて単なる消耗品にすぎないのであろうか。
いじめられっこが強制オナニーで無残にも濡らした股間も、いじめっこにとっては、
単なる話しのネタにしかすぎないのか。
いわばいじめっこといじめられっこには超えられない壁があるかのようである。
「でかいクリちゃんだね」
絵美がからかう。
「圭子、お前の学校でもいじめってあったの」
圭子は目を閉じながらうなづいた。
確かにいじめはあった。
少女時代から美しかった圭子は常に話題の中心であり、いじめとは無縁の存在であった。
だが、クラスのいじめられっこは陰気で、うじうじしていていた。
しかも、無口で、運動もできず人間的な魅力が圭子にはほとんど感じられなかった。
むしろ薄気味の悪い存在だったのである。
「お前、学校でいじめられてたんじゃないの」
圭子は首を振った。
私はいじめられっこなんかじゃない、とプライドが傷つけられた気がした。
「でも、圭子は今、いじめられてんでしょ」
瑠美が言うと、絵美と美里がどっと笑った。
「娘の同級生にいじめられなんてみじめよね」
あー、とうとう自分はいじめられっこと同じになってしまったと圭子は思った。
「気持ちいい?」と美里が聞いてきた。
「気持ちいいです」と圭子は思わず答えた。
「ばっかじゃないの」
少女達は圭子を嘲笑した。
「ほら、またやらしい液が出てきたよ」
「オナニーやらされるなんて最高の恥だね」
「ほんとほんと。あたしだったら、耐えられないよ、きゃはは」
「きゃははは」
少女達になじられることで屈辱を感じているはずなのに、美肉の奥はぐちょぐちょになってきている。
「いじめられっこってね、最初はいやがっているくせに、オナニーやらせると濡らすんだよね」
美里が今までのいじめられっこの強制オナニーでの様子を目の前の圭子のオナニーと比較して、
瑠美や絵美に熱く語る。
「いじめられっこもほんとは感じてるのよね」
「でも、たいがい初めてオナニーやらせると、どのいじめられっこでショックで泣き出すから、
泣きながらアソコこすってるんだけどね。いつ見てもオナニーいじめは面白いよ」
「でも、圭子は大人だから、オナニーも迫力あるわね」
「ほんとこんなに濡らしちゃって、これで社長夫人だったのって感じ、キャハハ」
圭子が恥ずかしさのあまり目を閉じようとすると、豊かな臀部を平手で叩かれる。
「目を閉じちゃダメよ。こっちを見なさいよ」
圭子がはっとした感じで目を開ける。
少女たちの目が自分の股間に強烈にそそがれ、その強い視線を感じて圭子は身がよじれるような
感覚を持った。
割れ目を擦っている圭子の足が次第にかくかくと左右に小刻みに揺れ始めた。
「ああ、圭子もうすぐイクね」
美里は興奮で声を上気させながら瑠美と絵美に話しかけた。
「もっと早く指を動かせ」
「もっと見えるように、腰を前に出してよ」
美里に叱咤されて、圭子が甘い吐息を上げた。
少女達の前で、少女達に命令されて自涜行為をしているというのが、たまらなく恥ずかしい。
だが、心の奥がうずくのである。
「あ、また露が垂れたよ。もうあそこはおつゆでいっぱいだね」
「大人のオナニーってやっぱすごい」
「ほら、みて。アソコがあんなに赤くなって、おすしのトロみたい」
少女達は圭子の自慰を批評しながら、飲み物を口に含んだ。
「あ、あうっ」
圭子がアクメを迎えた。
「圭子、床を汚しちゃったね」
圭子の足元は愛液が垂れ下がっていた。
「大人の女ってほんとにやらしいね」
「ほんと、静江のママっていやらしい。静江も一緒なのかな」
娘の名前が出て、圭子の長い睫毛が動揺を示す。
「圭子は静江の名前出されるのがいやなんだよね」
瑠美が美里の目を見て、にっこり微笑んだ。
「今度、静江もやらせようかな」
美里の言葉に、圭子は激しく動揺する。
「止めて下さい」
圭子の動揺ぶりがおかしくなった美里は、
「でも、明日、学校で静江に今日のこと話すよ。
圭子がどんなに淫乱だってことを知ったら、静江、ショックで自殺しちゃうんじゃないか」と言って笑った。
「お願いします。静江には絶対内緒にして下さい。お願いします」
「お願いするなら、そこに土下座しろよ」
土下座してお願いする。
20歳も下の少女達に土下座ポーズを取るのは、元社長夫人の自分にとりなんという屈辱であろうか。
屈辱感が心底から膨れ上がって止まらなくなった。
土下座して少女達に哀願する圭子の目から大粒の涙がこぼれ始めた。
「わーい、泣いた泣いた」
「いい大人のくせに、情けないね」
美里たちのあざけりに、圭子はますます自分が惨めになり、涙がとまらなくなった。
その姿をみて、美里は心底満足した。


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