どらごんさんの作品

性奴系図外伝(佐藤敬吾篇)

第10章  合格祝いの余興


瑠美の大学合格祝いパーティーが山野邸で開かれていた。
「瑠美ちゃん、おめでとう」
顧問弁護士で、瑠美にもよく勉強を教えていた澄子が瑠美を抱きしめた。
「ありがとう、澄子先生」
慶蔵に、美里、絵美らの同級生、山野建設社長の浩二に、常務の田沢、海外部長の相馬始に、
山野グループ幹部も呼ばれていた。
瑠美のクラスの男子生徒も何人か呼ばれていた。
「なんだ、お兄ちゃん来ないんだ、つまんないよ」
瑠美は山野建設役員となっていた川上悟が来ないことを残念に思った。
悟はまだ30代前半の若さであるが、管理部門担当の取締役に大抜擢されていた。
瑠美は、物静かだが、努力家で行動力のある悟に親しみとともに尊敬の念を抱いていた。
「川上君は出張中なんですよ。今、北海道に支社を作る話しが大詰めでして」
浩二が残念そうな口調で瑠美を慰める。
「でも、さすがはお嬢様ですね。あの難しい慶安大学に一発で合格するとは。すごい」
山野建設常務の田沢が卑屈な表情で瑠美を仰ぎ見た。
田沢は、藤川建設時代には、社長であった圭子の夫や圭子にも媚を売っていたが、
いまや山野一族に完全に迎合している。
「全く瑠美にははらはらし通しだったわい。
二年生の頃はそれほどいい成績でもないのに、最後の半年で成績が急に伸びたね」
慶蔵はさすがに娘が難関大学に合格したことがうれしくてたまらないと言った表情である。
「あと十年もしたら、お嬢様とテレビの経済番組で討論しているかもしれないですね」
最近、テレビ出演も増えてすっかり有名人めいてきた浩二が言った。
ネクタイやワイシャツより以前よりは派手になっている。
「さて、お祝いに圭子に余興でもやらせることにしようか」
慶蔵の口元が淫靡にゆがんだ。
「今、準備させますわ」
雅代が地下室へと降りていく。
圭子は檻の中で身体を丸めて寝息を立てていた。
日の光が差さない地下室では、時間の感覚というものがなくなっている。
雅代や明美が「朝」といえば朝であり、「夜」といえば夜なのである。
雅代が降りてくる音が聞こえた。これからどのような折檻をされるのであろうか。
圭子は側で横たわっている静江と目を見合わせた。
「奥様、出なさい」
檻の小さな出口から、圭子が這うように出てくる。
「今、瑠美お嬢様の大学合格パーティーをやっていますのよ。
それで、旦那様が奥様に芸をさせるようにと仰っておりますわ」
瑠美の合格祝いの余興として淫芸を見せるということであった。
おそらく瑠美の同級生達も大挙して押しかけているのであろう。
自分の娘のかつての同級生たちの好奇の視線の前で、女肉のすべてを晒すことになるであろう。
ただ、すでに性奴として振る舞っている圭子はあきらめたように、鏡台に向かった。
鏡台の前に座った圭子に雅代が香水を吹きかけた。
その栗毛色の艶やかな髪を圭子はブラシで整えている。
かつて藤川家に家政婦として仕えていた雅代は、初めて性奴としての圭子を見たときには、
あまりにの変貌ぶりに驚いたが、
自分が山野家に来てからの圭子の変貌ぶりにも、1年半という短い期間とはいえ驚かされた。
藤川家にいた頃は、自分と同年輩なのに華麗な生活を楽しんでいた圭子をうらやみ、
時には嫉妬を感じていた雅代は、
かつての麗夫人が性奴として惨めに肉体改造を施されていることを見ることに暗い喝采を感じていた。
「奥様も、旦那様にお体をこのようにされて……。それにしても、痛ましいというより惨めな肉体ですわね。
ほほほ」
雅代は口に手を当てて、圭子の凋落振りを嘲笑する。
「そうですわ。今日のパーティーには、澄子先生や春実先生も来ていますわ。
皆さん、奥様の淫らな芸を楽しみにされておりますのよ」
圭子の長い睫毛が動いた。
明らかに圭子は動揺している。その動揺振りを雅代は楽しんでいた。
女として恥ずかしい部分にも、ピアスが貫通し、美尻にも慶蔵のイニシャルの焼印を押されて、
すっかり慶蔵の所有物と化していた。
その惨めな肉体を雅代は蔑みの目付きで見ている。
雅代はさんざん圭子をからかいながらも、リングに紐を通していく。
「それでは、奥様。いきますわよ。惨めな肉体を見てもらいましょうね」
山野家専属のスポーツインストラクターとなったばかりの春実は、
圭子が芸を見せるために連れられてくると聞いて、胸の鼓動が高くなるのを覚えた。 
しばらくして、廊下の方から微かな鈴の音が聞こえてきた。
その音が大きくなり、圭子が雅代に引かれてきた。
圭子は全裸である。
赤い首輪が光る。
「圭子、瑠美の合格祝いに芸をして見せなさい」
慶蔵が命じた。
「分かりました、旦那様」
圭子は土下座しながら挨拶をした。
これから浩二や田沢らの山野建設幹部、澄子や春実の前で、
身を焦がすような淫芸を披露しなければならない。
澄子や春実の視線がつらかった。
「圭子、パラパラでも踊ってみせてよ」
瑠美の命令は絶対である。

圭子の大きくて柔らかい胸がたわわに揺れ、大きな腰がいやらしく動いた。
圭子の上品な顔立ちは恥辱にさらされ、紅潮していた。
圭子の身体につけられたピアスや鈴がシャンデリアからの光を反射している。
「あっははは」
踊りを見ながら、瑠美は大声で笑っている。
それにつられて澄子も声を立てて笑っていた。
もちろん浩二たち山野建設の連中も大笑いしている。
「あの清楚で上品な圭子さんがなんという淫らな踊りを踊っているのか」
そう思うと、おかしさがこみ上げてくるのであろうか。
明美が鞭で圭子の太腿を叩いた。
「圭子。濡らしているかどうかチェックするから、よく見えるように腰を突き出すようにして、足を開きなさい」
圭子が明美に言われるままに足を開くと、溢れんばかりの蜜壷をじっくりと見られ、蜜を溢れさせた。
「春実先生。見てみて。すごいよー」
春実から水泳や鉄棒の特訓を受けている中学2年生の美紀が圭子の股間をじっくりと見て笑っている。
美紀に手を引かれて、春実が圭子の秘部を覗きこんでいる。
春実の表情には軽蔑の色が浮かんだ。
圭子は、雅代が習字の用意を整えているのを見て、これからやらされる恥ずかしい芸のことを
考えて身が震える想いであった。
澄子も春実も圭子が書道師範の資格を持っていることを知っている。
それどころか、圭子は二人に頼まれて、掛け軸用に自筆の書を贈呈したこともあったぐらいである。
「旦那様。用意ができましたわ」
雅代が慶蔵に報告した。
瑠美がにこにこしている。
酔いで顔を紅くした浩二が「待ってました!」と大声を上げた。
「圭子。瑠美の合格祝いに何かお祝いの言葉を書いてあげなさい」
圭子はあまりの恥ずかしさに慄いたが、慶蔵の命令には絶対服従である。
床に敷かれた和紙の前に圭子が立つと、たっぷりと墨を入れた硯と太筆を持った雅代と明美が
二本の太筆を圭子の前後の穴に挿入していく。
女肉にはさんだ太筆で習字をするのである。
その淫らで惨めな様子に澄子も春実も声がなかった。
「圭子、早くしろよ」
浩二がやじを飛ばす。
圭子は股間に太筆を二本も咥え込んだまま、「大学合格 おめでとうございます」と腰を淫らに
動かして書いていく。
最後に、「性奴 圭子」と署名を小筆で書いた。
書き終わった圭子は、土下座したまま和紙を瑠美に捧げた。
「ふーん。圭子、あんたは書道師範っていう話だけど、下手な字だね。
でも、せっかくだからもらっておくよ。大学に行ったら、新しい友達に見せたいからね」
瑠美は傲然と圭子を見下ろしながら言った。
圭子が瑠美に祝いの言葉を書き終わると、浩二や田沢が次々と字のリクエストをして、
卑猥な習字を続けさせた。
不安定な中腰の姿勢を続けていた圭子は、息を切らしながらも、字を書いていく。
筆を挟み込んでいる股間を浩二や田沢は淫猥な視線で覗き込むのである。
「そろそろリディアを呼ぼうか」
慶蔵の言葉に明美が一階の隅にある奴隷部屋へ歩いていった。
すぐに、メイド服を着てはいるが、同じように首輪をした紅毛の白人女が現れた。
「リディア、ストリップをしなさい」
慶蔵の命令であったが、大勢の前で服を脱ぐことに慣れていないのかリディアは躊躇していた。
「ノー」
リディアは理知的な大きなその瞳で、哀願するかのような視線を慶蔵に向けた。
「ふざけるんじゃないわよ、奴隷のくせに」
明美の鞭が腰や背中に容赦なく打ち下ろされた。
リディアの顔は痛みと屈辱にゆがんだ。
リディアは足を開かされた。
浩二は初めて白人女を見たのか、すっかり鼻息が荒くなっている。
「日本人とはまた違った神秘的な美しさだね……」と浩二は言った。
浩二の股間は明らかに激しく怒張して、ズボンを突き破りそうになっていた。
「慶蔵さん。今晩、この外人いただいていいでしょうか・・」
浩二が上目使いで慶蔵に聞いたが、慶蔵は「リディアはまだまだ俺一人で楽しみたいので」と断った。
少々不服そうな顔をした浩二に対し、慶蔵は「圭子や静江でがまんせい」と慰める。
酒に酔っていた浩二は傍らで目をぎらつかせている田沢に、
「まあ、俺達は静江で楽しむことにしよう。今日の夜は長いぞ」と大声で喚くように言い、慶蔵が苦笑した。
圭子はそのやりとりを聞いていたが、自分の娘が浩二たちに陵辱されるというのに、奴隷である以上、
どうすることもできなかった。
圭子にできることといえば、自分が静江の身代わりとして、浩二か田沢のどちらかに抱かれるだけである。
大勢の前で肉体の隅々まで見られたリディアは屈辱のあまり涙を流して、
白い肌の身体を亀のように丸めて震えている。
「リディア。今度はお前が圭子を責めてみろ。試しにやってみなさい。手加減しなくていいからな」
慶蔵が声をかけた。と同時に、敬吾が素早く圭子を後ろ手に縛り上げた。
リディアが明美から鞭を受け取った。
先程まで涙を流していたリディアの目が妖しく光った。
鞭で狂ったように圭子を叩いた。
圭子の肌に紅い斑紋が幾重にも重なっていく。
「圭子、ダンスを踊りなさい」
リディアはおかしな抑揚の日本語で言った。
圭子はもう一度ダンスを踊らされ、ひどく淫靡な印象を与えている。
圭子の身体につけられた金属片や鈴がみだらに揺れ、かわいい音を立てているのだ。
「久しぶりに圭子を抱きたくなったな」と慶蔵がうれしそうに声をかけた。
山野家での夕食が終わった。
「リディア。また圭子を責めてみなさい」
慶蔵の横で粗末な食事をしていたリディアに、慶蔵が声をかけた。
慶蔵の片手はメイド服の上から、リディアの胸をまさぐっている。
慶蔵の足元で食べ物のおこぼれを待っていた圭子の身がびくんと震えた。
明美が鞭を笑いながら、リディアに渡した。
リディアは微かに笑みを浮かべながらも、足元で這いつくばっている圭子のわき腹を軽く蹴った。
鞭を圭子の豊満な尻に振り下ろした。さらに、各所を叩いた。
圭子は背中の薄い肉を痛打され、息が荒くなる。
リディアは昨日の瑠美の合格パーティーのときと同じように激しく圭子を折檻した。
同じ奴隷であるという連帯感は微塵もなかった。
むしろリディアは全裸で生活し、身体中にピアスを入れられるなどの肉体改造を受けた圭子を軽蔑していた。
人間だという感じがせず、家畜のように思っている。
そういう圭子を責めることに良心の呵責はなかった。
圭子が小さな悲鳴を上げるたびに、リディアの彫りの深い顔に悦楽の表情が浮かんだ。
「リディア、もっとやっていいぞ」
慶蔵がリディアを煽り立てると、リディアは圭子の尻を四つん這いのまま高く突き出させ、
圭子の美尻を激しく鞭で叩いた。
圭子が痛みで尻を落とすと、リディアはつま先を圭子の腹部の下に入れて、
再び圭子の尻を上げさせるのである。
叩かれた尻が紅潮し、焼印で入れられた慶蔵のイニシャルが映えた。
その様子を見て、慶蔵はワインを飲みながら悦に入っていた。
そのときから、リディアは圭子と静江の調教を明美から、ある程度は委託されるようになっていた。
おそらく慶蔵と明美はリディアに圭子と同じように完全な従順を求めることが不可能と考えたのであろう。
下手にリディアを追い込んで自殺されるより、高い金で購入したリディアをもっと時間をかけて
性奴隷へと転換させようとしていたのであろうか。
また、瑠美や美紀も、圭子や静江の場合とは異なり白人であるリディアを遠巻きにしてみているような
ところがあった。
瑠美は圭子や静江に対しては山野家に来た当初から性奴隷として激しい調教をしていたが、
リディアについては自ら手を下すことはなく、
時折、明美の行う調教に立ち会うだけであった。
もちろんリディアも金で買われた性奴隷である以上、慶蔵が望むときにはいつでも
抱かれなければならなかったし、
明美から鞭で激しく叩かれたり、敬吾に縄できつく身体を拘束されたりしていた。
リディアは、明美や雅代に対しては、媚びるような目付きで、おかしなアクセントの日本語を使っていたが、
家畜同然の圭子や静江を調教するときには、厳しい口調で英語を使うようになった。


メニューへ 妄想小説へ 次へ進む

動画 アダルト動画 ライブチャット