どらごんさんの作品

性奴系図外伝(佐藤敬吾篇)

第11章 砂漠からの訪問者


「圭子さんもここにいられるのもあとわずかだろうな」
庭隅での排泄が終わって、引き立てられている圭子の後姿を見ながら、敬吾は思った。
圭子の白い尻が揺れながら、遠ざかっていく。
それを見て、敬吾は圭子のことを少し哀れに思った。
敬吾は腕時計を見た。
そろそろ外国からの客をホテルまで迎えに行かなければいけない時間が迫っている。
敬吾は準備をするために、部屋に戻った。
慶蔵は自邸のリビングで中東某国の王族の代理人と名乗っている男と相対していた。
山野邸の庭では梅が咲き誇っている。
梅の花をちらりと眺めながら、慶蔵は目の前の代理人の顔を見た。
代理人は浅黒い肌に高い鼻を持った、典型的な中近東系の顔立ちであった。
慶蔵は飽きた性奴隷を何人も海外へ輸出してきたが、海外の買主がたとえ代理人とはいえ、
直接、品物を見に来るのは珍しいことである。
通常は、ブローカーを通じて写真やプロフィールだけを見て決めることが多かった。
徹底的に血の一滴まで嬲りつくすつもりであった圭子であるが、
さすがに山野邸で飼い始めてから二年近くも経つと、飽きていた。
さらに、圭子をより過酷な場所に売り払ってしまうという行為自体に、強い性的興奮を感じていた。
代理人は、雄ロバの交尾の相手を務める日本女性を探していると言った。
中東ではまだまだ神秘化されている日本女性のブランド価値は高い。
慶蔵は話しを一通り聞くと、高額な売買になりそうだと思ってほくそえんだ。
慶蔵はすぐに代理人を地下の調教室にいる圭子に引き合わせた。
代理人は圭子の美しさを褒め上げた。
全裸の圭子は異国人の前で肌を晒すことに、わずかに残っていた羞恥を覚えた。
「どうぞ。圭子をご存分に味見してください」
慶蔵はそう言って、圭子の背中を突き飛ばして、代理人まで押しやった。
代理人は無遠慮な視線を向けて、圭子の肉体を隅々までチェックした。
圭子はあくまで商品にしかすぎない。
圭子の意思などは完全に無視され、代理人はただ圭子が自分の主人の要望する内容を
満たせる奴隷なのかどうかという基準で、圭子の身体を触って確かめている。
全身のいたるところを刺し貫かれたピアスには興味を引かれたのか、代理人はいちいち手にとって触った。
特に、圭子の秘所にある前後の穴は念入りに見られた。
代理人は指を入れ、中をかき回すようにして、圭子の反応を見た。
圭子のとろりとした蜜も指で掬って舐めていた。
「よく濡れますね」
代理人はしきりに感心していた。
調教室には椅子があり、その上には少女の腕ほどもある巨大な張り型が載っていた。
かつてはリビングに置いてあったのであるが、圭子が地下室の住人になるとともに、
椅子も地下に移されたのである。
「圭子はこんな大きいのも平気で飲み込みます」
慶蔵が示すと、代理人は信じられないという顔をした。
ただ、もし本当ならば、巨大な雄ロバの性器を飲み込むのも支障はないということになり、
大きなセールスポイントである。
「おお、これはすごいですね」
代理人が巨大な張り型を手に取って触った。
慶蔵はリード紐を引っ張って圭子を椅子の前に立たせた。
圭子の長い睫毛が屈辱で微かに震えている。
「おや?圭子、はずかしいのかい」
慶蔵も完全に性奴と化したはずの圭子の最近はめったに見せない羞恥の表情を拝むことができ、
喜悦を感じた。
慶蔵はどちらかというと近頃は白人奴隷のリディアの方に夢中になっており、
圭子のことはリディアが用をトイレで足したときに後始末をする「リディアのトイレ」
ぐらいの認識しかなくなっていた。
「圭子、どうした?早くこの張り型を飲み込むところを見せなさい」
慶蔵は首輪に付けられたリード紐を強く引っ張って催促した。
促されるままに、圭子が無毛の秘裂を張り型にかぶせていく。
圭子は股間に填められたピアスを張り型に引っ掛けないように細心の注意を払いながら、
張り型を胎内へといざなっていった。
代理人は、大きな張り型を圭子がいやらしく秘裂に飲み込んでいくところをねっとりとした視線で観察している。
やがて、圭子が全て飲み込むと、代理人は驚きでその大き目をさらに丸くした。
「この椅子は面白いしかけがあるんですよ」
慶蔵は笑って、椅子の後ろにあるスイッチを押した。
圭子の胎内の張り型がものすごい振動で揺れた。
圭子は動物のような唸り声を上げ続けた。
圭子が腰を上げようとすると、慶蔵が肩を押さえつける。
圭子は何度も絶頂に達し続けた。
「こ、これは面白い。どこで作ってもらいましたか。同じものがあれば、主人は喜ぶと思います」
代理人は興奮している。
「圭子を買っていただいたら、新品の同じような椅子を別途お送りしますよ」
圭子が快感地獄に狂い惑っている姿に、代理人はかなりのインパクトを受けたようである。
「圭子はダンスも踊るんですよ」
代理人が興味を示すと、圭子は慶蔵の命令でいやらしく腰を振って卑猥な踊りを踊った。
身体中につけたピアスが揺れ、大きな尻が淫靡な動きをする。
「主人も歓ぶと思いますよ。主人はうちの奴隷に踊りをやらせるのですが、
この女奴隷はとてもいやらしい臭いがします。
思わずいやらしい気分になりますね」
代理人はビデオで圭子の痴態を撮影している。
買主となる王族の検討用に撮影しているのであろう。
慶蔵に勧められて、代理人は持参してきた鞭を四つん這いにさせられた圭子に振るった。
山野家での皮製の鞭と異なり、特注の鉄製の鞭である。
衝撃が違う。明美の鞭打ちよりも数段痛みが激しいのか、圭子の悶え方が違っていた。
一鞭打たれるごとに肉がえぐられるような痛みがあるようにみえた。
それを代理人は肉の薄い背中、腰、尻へと遠慮なく打ち込んでいくのである。
代理人は鞭打ちに慣れているのか、打ち方が的確で満遍なく紅い斑紋が圭子の白い肌に付けられていく。
「ご主人様は奴隷を鞭で打つのが大好きだからね」
代理人はひどくなまりのある日本語で言った。
「ご主人はときどきやりすぎて奴隷を殺してしまうんですよ」
代理人は愉快そうに痛みに耐える圭子を見た。
「ほう。とすると、圭子はあまり長生きできそうにないね」
慶蔵は豪快に笑った。
この代理人の暮らしている中東某国では人権という概念自体が薄く、
奴隷制度が非公式とはいえ残滓を留めており、
特に王族は奴隷達の生殺与奪の権利を握っていると言ってよかった。
代理人自身も王族の命を受けて世界中に性奴隷の買い付けに飛び回っているのであるが、
買い付けてきた性奴隷がどのような運命をたどったかと言うことも見てきていた。
不幸な性奴隷だと、主人である王族の逆鱗に触れて、容赦なく首を斬られることもあった。
日本とは違い、気候風土の厳しい中東では性奴隷の待遇もはるかに過酷といってよかった。
5年以上五体満足で生き残れる奴隷はわずかであった。
ごく少数の幸運な性奴隷の中には妾としての地位を得て豪勢な暮らしを手に入れる者もいたが、
大部分の性奴隷は飽きられて、屋敷から放り出されて乞食としての生活を余儀なくされたり、
砂漠のテントのようなもっと過酷な場所に転売されたり、
最悪の場合には、臓器売買業者に売られてしまうということもあった。
圭子自身も代理人の主人に売られた場合には、長生きが難しいことをうすうす感じ取っているのであろうか。
それが哀しげな陰影となって、圭子の表情の片隅に現れた。
代理人は鉄鞭で圭子を責めながら、圭子の我慢強さを誉めた。
「この奴隷はとても身体が強い。とてもいい。
前に買った奴隷はすぐに動かなくなった。この奴隷はとてもいい買い物だ」
代理人が多少おかしな日本語を言い、圭子の栗毛色の髪を撫でた。
圭子の肌に鳥肌がたっている。
王族が前に買った性奴隷は、東欧から人身売買ブローカーを通じて購入した25歳前後の女であったが、
見た目のプロポーションの良さと反比例して、拷問に対する耐性はひどく弱かった。
王族は購入した当初から、奴隷の両手足を鎖で縛り付けて、
朝から晩まで毎日のように鞭打ちを楽しんでいたが、
10日ほどで衰弱しきってとうとう意識不明状態に陥ってしまったのだと言う。
怒った王族は、砂漠の真ん中にその奴隷を捨てて来ることを命じた。
「運がよければ、誰かに拾われたのかもしれないが。でも、たぶんハゲタカの餌食になったと思うよ」
と代理人が笑顔で語った。
「圭子。お前の買主になるかもしれない人だから、肉体を使って奉仕してあげなさい」
鞭打ちが終わると慶蔵は圭子をリード紐で一階の座敷に隣にある和室まで引いていく。
慶蔵の後をついて、圭子は全裸のまま背中や尻一面に鞭打ちの残滓を刻みつけながら、階段を登っていく。
股間から垂れ下がる鎖やピアスが淫猥な刺激を与え、圭子は蜜をあふれさせていた。
代理人は圭子の後に続きながら、圭子の美しくて大きな尻に焼きいれられた慶蔵のイニシャルや
股間から垂れ下がる銀製のピアスや鎖が歩くたびに振り子のように触れる様を見て、股間を硬くしていた。
階段から1階に上がると、日の光が差し込んでくる廊下を通って座敷まで歩いていく。
今まで買い付けにいった性奴隷の中でも、圭子ほど完全に主人に支配されているのは珍しかった。
やや年齢が高いのが難点だが、圭子をぜひ買い付けたいという気持ちに代理人はなってきていた。
必ず主人に悦ばれるはずであろう。
和室ではすでに布団の準備が整えられていた。
「圭子、しっかり奉仕するんだぞ」
慶蔵は圭子の栗毛色の頭を撫でると、リード紐を代理人に渡した。
圭子は自分を買おうとしている代理人の歓心を買うために、懸命に奉仕することを求められている。
そして新しい環境はここよりもはるかに苛酷なところであることは間違いなかった。
「ご主人様のものはもっと大きいよ」
代理人はそう言って、ズボンから出した黒光りする自分のオベリスクを圭子に口で奉仕させた。


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