どらごんさんの作品

性奴系図外伝(佐藤敬吾篇)

第12章  花見の余興


広大な敷地を誇る山野邸の一角に大きな桜の木が三本ほど植えられている。
ソメイヨシノは例年より早く咲き始めている。
「どれ。今年も花見を楽しむとしようか」
慶蔵のつぶやきにも似た言葉はすぐに実行に移される。
数日後の週末。
すでに満開となっている桜の下で、盛大なお花見パーティーが催された。
花見の余興はもちろんあわれな性奴隷の圭子、静江、リディアである。
お花見には、慶蔵の関係者として、暴力団幹部の津島や顧問弁護士の澄子が来ていた。
山野建設からは社長の浩二と常務の田沢が来ている。
瑠美の関係では、大学進学を直近に控えた絵美や美里などの瑠美の同級生らが来ていた。
美紀の友人の亜里砂も来ている。
来客たちは桜の花の下にめいめいに座り、用意された豪華な弁当を広げ、会話に花を咲かせている。
もちろん会話の内容のほとんどはこれから始まる淫猥な見世物に対する期待であった。
前座として、一郎や薫のニューハーフショーが終わり、いよいよメインエベントである。
淫靡な音楽が鳴る中、リディアが恥ずかしげに扇情的なメイド服を着ながら現れた。
リディアはストリップに慣れていないのか立ち尽くしている。
「リディア、一人で服を脱いでみなさい。いやらしく脱ぐんだぞ」
慶蔵に命令されて、リディアはしかたなく服を脱ぎ始めた。
一枚ずつ脱ぐたびに、身体を回転させる。
浩二も田沢も眼をらんらんとさせて白人女性の大理石のような裸体を見ている。
下着姿になったリディアは白のブラジャーのホックに手をかけた。
ギャラリーの興奮が高まっていく。
白のパンツも片足ずつ脱ぎ捨て、顔を紅潮させたリディアは完全な全裸になった。
「こいつ、淫毛も赤毛なんだね」
瑠美が軽蔑するかのように友人の美里と絵美に語った。
美里や絵美も目を皿のようにして、リディアの股間を見つめる。
リディアはM字開脚を強制された。
「へえ、白人のあそこってこうなっているんだね」
「やっぱりピンク色なんだあ」
「でも、静江のと比べて色が薄いんじゃないの」
瑠美たちはリディアの性器をあれこれと批評している。
性器が湿り気を帯びているのが明らかであった。
「リディア、もうあっちへいきな。後が詰まっているからね」
明美がステージからリディアを追いやった。
瑠美たちが残念そうな顔をした。
いよいよ圭子と静江の登場となった。
重厚なクラシック音楽が奏でられる中、全裸の圭子と静江は股間のリングに通された紐で引かれてやってきた。
特に、圭子は肉体中にピアスを付けられ、ピアスに金属片を垂れ下げていた。
その様子を慶蔵は満足気に眺めている。
「二人で愛し合って見なさい」
母娘レズショーを命令された。
桜の花びらが舞い落ちる中、圭子と静江はお互いの肉体をむさぼった。
「静江……気持ちいいかい……」
「ママ……気持ちいいわ。ママも気持ちよくなって……好きよ」
母娘は傍らにいる明美に命じられるまま、お互いの秘所を舐め合い、愛撫し合った。
二人の愛の世界に、ギャラリーの眼は釘付けである。
圭子と静江の白い裸体の上に、次々と桜の花びらが落ちていく。
「それでは、そろそろ競馬をやろうか」
慶蔵の頬が淫猥な笑いに緩んだ。
明美が立ち上がって、参加者に向かってルールを説明する。
圭子、静江、リディアの三人に自慰を強制し、誰が早くイクのかを賭けるというものである。
人間性を全く無視した卑猥な賭け事であった。
一口1,000円ということで、参加者からお金が集められた。
「それでは、私は静江に50口賭けるとしよう」
すっかり有名人の雰囲気を持った浩二がブランド物の財布から5万円を取り出した。
「私は圭子にかけるね。とりあえず10口…」
澄子は飾り気のない財布から1万円を出した。
「あたしは静江にかけようかな…?」「あたしは圭子にするね。圭子が濡れやすいのはよく知っているからね」
瑠美の同級生であった美里と絵美が言い合う。
「わしは、圭子はんに賭けるとしよう」
当初はお忍びということで大人しくしていようと考えていた笹村も興に乗っていた。
参加者のほとんどが圭子か静江に賭けていた。
やはり女としての恥ずかしい部分に金属片を取り付けられている母娘の醸し出す淫猥な
雰囲気がそうさせるのか。
「ほう。それでは、わしはリディアに賭けることにしよう。100口賭けよう」
慶蔵はそう言って蛇皮の財布から10万円を無雑作に置いた。
哀れな奴隷達はM字開脚で芝生の上に座らされた。
各馬にはそれぞれ鞭を持ったジョッキーがつけられた。
圭子には明美がつき、静江には雅代が、リディアには敬吾がそれぞれ着いた。
「それでは、わしがスタートの合図をするとしよう」
慶蔵が立ち上がって、片手を天に向かって挙げた。
ギャラリーたちの視線は残酷に奴隷達に注がれている。
「位置に着いて。用意……ドン」
慶蔵の合図を受けて、圭子と静江が一斉に恥部をこすり始めた。
ところがリディア一人はまだ動きがない。どうやら明美の説明した内容がうまく理解できていなかったようである。
「リディア、一人でしてみなさい」
慶蔵の言葉のニュアンスが分からなかったリディアは一瞬呆然とした。
M字開脚した脚を閉じようとしている。
その様子をギャラリーがはやし立てる。
「ばかだねえ、こいつは。日本語わかんないんだよ」
瑠美は露骨に指差して笑っている。
リディアのジョッキー役である敬吾が鞭でリディアの背中を打ちつけ、英語で露骨な表現をした。
それを聞いて、リディアの表情が羞恥に歪み、耳まで真っ赤にした。
首を激しく左右に振って抵抗する。
自分の指で自分を辱めなければいけないのか。日本人達の目の前で。
あまりにもつらい恥辱である。
リディアは自分の目の前が暗転したように感じた。
なかなか始めないリディアにギャラリーは苛立ちの声を上げ始める。
「早くしないか、このボケ」
「馬鹿か、お前は」
特に、柄の悪い暴力団員たちは大声で叫んだ。
「リディア、早くしなさい」
慶蔵が威厳を含んだ眼でリディアを睨んだ。
リディアにはもはや逃げ場所はなかった。
慶蔵の命令を実行するよりほかにない。
リディアは足を開くと、指で敏感な箇所を刺激し始めた。
三人の女奴隷による「競馬」はいよいよ白熱している。
早くイカせようと、明美や雅代は鞭で圭子や静江を思い切り叩いている。
「圭子っ。まだイカないの?早くしなさいよ」
「お嬢様。何をのんびりしているのですか?私に恥をかかせないで下さい」
圭子や静江の肌は鞭で赤い波紋が次々と付けられていった。
圭子も静江も顔を真っ赤にして早くアクメに達しようと必死に指を動かしている。
勝負に勝とうと焦った明美や雅代は「女馬」を足蹴にもしていた。
一方、敬吾はただ、「みんな見てるよ」という言葉を英語と日本語でリディアの耳に囁くように繰り返していた。
それだけでリディアは羞恥に身を焦がされるように感じるのである。
このように人前で恥ずかしい行為をさせられるのは何年振りであろうかと、
リディアは指で股間に円を描きながら、思い出している。
あのときはトイレの中だった。ひんやりとした床の感触を尻が覚えている。
いじめっこたちに自分は囲まれていたのである。
今は、日本人達のつぶらな黒い瞳が自分の恥ずかしい行為を凝視している。
身体が根底から熱くなっているのを感じた。
それとともに、指があふれる粘液で濡れていく。
甘い吐息も漏れ出した。
審判を勤める小淵医師が性奴隷たちの股間をじっくりと観察している。
リディアが身体をのけぞらせて、ひときわ大きく喘ぎ声を上げた。
小淵が笛を吹いた。
リディアの勝ちを宣告した。
ほとんどの者ががっかりするのに引き換え、慶蔵はホクホク顔である。
「何かそういう予感がしたんだよ。リディアが勝つというね」
勝負に敗れた明美は怒り狂って、圭子の頬を平手打ちにしている。
圭子が腫らした頬を手で撫でていると、「それにしても圭子さんも頑張ったね」と
澄子が圭子の栗毛色の頭を撫でた。
「圭子さん。面白そうだから、触らせてね」
澄子は面白そうに圭子の肉体を貫いているリングを手に取っている。
時折、指で弾いたり、引っ張ったりしていた。
リングで女肉が引っ張られて、圭子は痛みに顔を歪めた。
圭子、静江、リディアともぐったりして桜の木の下に横たわっている。
花びらが健闘を称えるかのように三人の白い裸体の上にひらひらと舞い降りた。
「お花見の邪魔だから隅に寄っていなさい」
明美や雅代が性奴隷たちを端に追いやった。
楽しい花見は延々と続いた。
酔って気の大きくなった浩二は、リディアの下に歩み寄って耳に何事かを囁き続けた。
浩二は懸命にリディアを口説いていたのである。
浩二は欧米に海外旅行に行くことがあるが、英語がほとんどできないため、
欧米人たちを前にしてかなりの精神的な圧迫感を覚えていたのである。劣等感といってもいい。
浩二はその復讐ができることに心の中で快哉を叫んでいた。
リディアは顔を強張らせて、浩二から視線をそらせた。
浩二の手がリディアの小振りの乳房に触れた。
リディアは身をくねらせて、立ち上がった。
「藤田君。あんまりいたずらをしないようにな。リディアが嫌がっておるではないか。圭子でがまんしてくれよ」
慶蔵は鷹揚な口調で浩二に話しかけた。
場が爆笑に包まれた。
少しむっとした浩二ではあったが、山野財閥総帥である慶蔵に従うしかなかった。
浩二は圭子の首輪から垂れ下がったリード紐を持つと、怒ったような顔で圭子を引っ張っていった。
圭子は俯いたまま、浩二に引かれていく。
そのまま庭隅の一目につかない場所にまで連れて行くと、圭子を四つん這いにして、
浩二は猛り狂ったオベリスクを圭子の胎内に突っ込んだのである。
「あらら、圭子が藤田さんにやられちゃっているよ」
瑠美が美里や絵美と一緒に覗きに来ていた。
浩二が瑠美たちに気づいて、にやりとしながらVサインをした。
「い、いやだあ、もう、藤田さんったら」
「でも、圭子、感じちゃっているんじゃない……」
そのまま浩二の腰使いや圭子の喘ぎ具合を見て、いろいろと批判している。
浩二は獣のように咆哮すると、おびただしい白液を発射した。
浩二は白液で汚れた自分のモノを圭子の舌で清めさせた。
「よかったよ、圭子」
浩二は圭子の頭を撫でると、鼻唄交じりに花見の席へと戻っていった。
ショーを満喫した瑠美たちは思い思いにおしゃべりしている。
「ところで、あの外人もよく調教しているの? 」
美里が顔を上気させて瑠美に聞いた。
「あいつはお父様のものだから良く知らないけど」
瑠美はあいまいに答えながら、眼でリディアを追った。
リディアは宴会から離れたところで、白いタオルを裸体の上に羽織っている。
「競馬」をやらされたショックがまだ表情に現れていた。
美里はいたずらっぽい笑顔で瑠美に話しかけた。
「ねえねえ、あの外人で遊ぼうよ、瑠美」
瑠美は一瞬考えるような表情になって言った。
「そうね。お父様もお客様の相手で忙しそうだし、今だったら大丈夫ね」
瑠美たちはリディアを立たせると、リディアの首輪にリード紐をつけて屋敷の方へ連れて行った。
「ねえ、あたし、この外人があの椅子に座るところを見たいんだけど」
絵美が瑠美に懇願すると、瑠美が微笑んだ。
絵美は、圭子が性奴隷として山野家に連れられてきたばかりの頃に、
圭子が椅子に取り付けられた巨大な張り型を股間で呑み込むところを見て来ている。
「おい、バカ外人。地下室へ行くからね」
瑠美はリディアを地下室まで引いていく。地下室の陰惨な雰囲気にリディアも背筋が凍る。
その椅子は地下の調教室の端に鎮座していた。
椅子の前に立たせられたリディアの顔が恐怖にゆがんだ。
リディアの眼から涙が流れた。
リディアは瑠美たちになじられながら、なんとか胎内に巨大な張り型を飲み込んだ。
「わあっ、すごい。外人のアソコってがばがばなんだね」
絵美が感心したような声を出した。
瑠美が椅子の後ろのスイッチを押すと、リディアの胎内の張り型が大暴れした。
「ノー、ノー、ヘルプ」
白目を振り回してもだえるリディアは、もはや瑠美たちを楽しませる道具にしかすぎなかった。
リディアは何度もアクメに達し、ついには失禁して気絶してしまった。
「あー、面白かったね」
瑠美たちは地下室にリディアを放っておいたまま、楽しげにおしゃべりしながら、
花見の席まで戻ってきたのであった。


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