どらごんさんの作品

性奴系図外伝(佐藤敬吾篇)

第13章   淫虐のヒロイン


噂を聞いたというビデオ制作会社の垣内一が瑠美に接触してきた。
瑠美は垣内の事務所を敬吾とともに訪れた。
都心に近い朽ち果てかけたビルの三階にあった事務所のドアもところどころ孔が開き、
簡単に蹴破れそうな代物である。
瑠美は垣内に山野家で敬吾が撮影してきたビデオを見せた。
圭子が山野邸にやってきてから今まで受けた恥辱の数々である。
垣内は興奮の色を隠せない。
「ぜひうちで扱わせてください」
高値での買い取りは間違いないであろう。
垣内の制作会社であるドンキービデオは大手出版社の系列に属さないインディーズと呼ばれる
独立系であるが、
アブノーマルな作品を多く手がけ、コアなファン層を確保している。
映倫と呼ばれる倫理機関の審査を通った正規の作品とは別に、いわゆる裏ルートで多くの
非合法ビデオも制作していた。
垣内は審査が通らないであろうことを予測し、最初から表ルートは使わずに、
裏ルートで荒稼ぎしようと考えている。
「今回の作品ですが、出演料として百万円を支払いましょう。どうでしょうか」
垣内にとっては大盤振る舞いである。通常の出演料はせいぜい50万円前後である。
「わかったわ。初回だからこれくらいでいいけど、反響があったら増額お願いね」
瑠美は尊大に答えた。
「ということなのよ、圭子。お願いね」
圭子は瑠美からビデオ出演の話しを聞いて、身体の震えを感じた。
この惨めに改造された性奴隷の肉体を全国に晒すことになるのである。
「仕方ないじゃない。あたしだって大学生になったのよ。
お小遣いをいつまでもお父様からもらっているわけにもいかないでしょう。圭子の肉体で稼がせてもらうわよ」
瑠美は鞭を圭子の肩に当てた。
「…………」
無言の圭子に、「圭子。性奴隷のくせに、『いや』とは言わないよね。
もしやらないなら、静江にうんとハードなビデオに出演させるからね」と瑠美は圭子の耳に囁くように言った。
「分かりました。お嬢様」
圭子は屈辱に顔を歪めながら、頷いた。
圭子はビデオ出演させられることになった。
様々なジャンルの作品がある垣内は、白人奴隷というリディアの出演も望んだが、
瑠美が首を縦に振らなかった。
リディアについては「お父様のお許しが必要だから」と瑠美は言った。
企画は順調に進み、撮影は山野邸で行われることとなった。
地下の調教室で撮影が始まった。
檻の中で静江も一郎も圭子を心配そうに見ている。
明美や雅代は残酷な視線を圭子に注いでいる。
「はい、アクション」
カメラが回っている。
圭子には特に演技指導など必要ない。
いつもの痴態を演じさせられるだけである。
「もっといやらしく腰を振って。指をもっと早くして。胸も刺激してよ」
監督の罵声が容赦なく飛んだ。
カメラが、圭子の股間が濡れていくさまをじっくりと捉えていく。
脇で見ている瑠美も声を上気させている。
傍らの敬吾の股間に手をやると、敬吾のズボンがテントを作っていた。
「奥様も今や女優さんですものね。ほんとにうらやましいですわ」
雅代が口に手を当てて笑い声を上げた。
圭子はSM界で著名な縄師によって縛られている。
さすがにプロの縄師の縛り技はカメラにぴったりとはまっている。
カメラの前に曝されてさすがの性奴隷圭子も緊張の色を隠せない。
このカメラの向こうに何万人の男たちのぎらついた目があるのである。
圭子はそう思うと股間が熱くなっていくのを感じている。
監督からの罵声も圭子を被虐の世界へといざなっているのだ。
男優が鞭を振るった。
圭子は四つん這いにさせられ、長大なオベリスクが圭子を貫いていく。
男優は発射寸前にオベリスクを引き抜くと、圭子の顔面に発射した。
立会いで来ている制作会社社長の垣内が檻の中の静江を見て、
「この女もつかえないかなあ、瑠美さん」と言った。
「あら、いいわよ。でも、その代わり出演料は倍額でもらうけどいいかしら」
垣内はしばらく監督を呼んで何やら相談していたが、
「それでは、予定を変更して、二本分撮ることにしましょう」と瑠美にもちかけた。
「じゃあ、最初の一本は企画通りで、二本目は母と娘のレズショーね」
瑠美がいたずらっぽく笑った。
「し、静江はビデオ出演させないという約束だったのに……」
圭子は弱々しく瑠美に抗議した。母としてのせめてもの抵抗であった。
「あらら。お嬢様に反抗なんかしちゃって……。どうなるか知らないわよ」
明美が笑った。
瑠美の笑みが嗜虐性を帯びた。
「圭子。反抗したらこうだよね」
瑠美は明美から渡されたスタンガンを持ち出すと、圭子の美尻に強く押し当てた。
圭子は悲鳴を上げて、崩れ落ちた。その様子もビデオに納められている。
「瑠美さんの顔はちゃんとモザイク処理しますからね」
監督が声をかけると、「じゃあ、あたしも出演することになるのね」と瑠美が微笑んだ。
静江は檻から出された。
四つん這いになって檻から出てくるところもビデオで撮られている。
「静江、今日はお昼抜きだったね。ちょっと遅いお昼ご飯だけど」
明美はそう言って、アルミ製のボールに入れられた山野家の残飯を静江の前に置いた。
静江は床に置かれたボールに顔を近づかせ、手を使わずに犬のように餌を食べている。
「この静江って奴隷もいいね。舞台度胸がいい。まだ18歳だから身体もきれいだし、
牝犬シリーズとして使えそうだね」
垣内は有望な新人女優を発掘できたことにうれしそうである。
「そうなれば、事務所ももっといい場所に引っ越すことができるな」
垣内はヒット作の予感に震えを覚えるかのようにつぶやいた。
テレビのゴールデンウィーク経済特番への出演を終わった藤田浩二は、
生放送の緊張から徐々に開放されている。
タクシーは山野邸に向かっていた。
わざわざ訪問すべき用事でもなかったが、浩二はむしろ夜のお楽しみを目的としていた。
「静江もかなり芸が上達したらしいな」
浩二は独り言を言ってにやけた。
浩二は慶蔵との用件を簡単に済ませると、暗に静江の淫芸を所望した。
「そういえば、静江の芸もだいぶ上達したと瑠美が誉めていたな」
慶蔵は雅代を呼んで、静江を座敷まで連れて来させた。
かつて瑠美たちの同級生であった静江は、性奴隷となるために、山野家により高校2年で退学させられていた。
今は、山野家で性奴としての生活を送っていた。ビデオにも出演させられている。
静江は全裸で過ごすことを強制され、牝犬として扱われているのである。
座敷で慶蔵と酒を酌み交わしていた浩二の耳にもう聞き慣れた鈴の音が大きくなってくる。
それにつれて、浩二の股間も大きく膨らんでいった。
「もう静江も18になったのか」
静江の肉体も成熟しつつあった。
胸も大きくなり、圭子のたわわな乳房を思い出させた。
性奴隷の生活がもう1年以上になるのに、まだ馴れきらないのか静江は慶蔵と浩二から
じろじろと裸体を見られて、恥ずかしさに顔を紅くしていた。
「静江。何を恥ずかしがっているのだ。もう18だろ。手で隠していないで、全てを見せなさい」と慶蔵が言う。
静江は泣きそうな顔になりながら言うとおりにした。
「ねえねえ。お父様。静江に芸をやらせているんだって」
突然、障子戸を開けて、瑠美が座敷に飛び込んできた。
「瑠美お嬢様は見事に名門慶安大学に合格したのに、同級生の静江は奴隷ですか。
世の中は不公平なものですな」
浩二の嫌味に静江は顔を歪めた。爬虫類のようなねっとりとした視線が静江を舐めている。
「静江はクラスでもトップクラスだったのに、どうして大学行かないの」
瑠美もからかう。
「静江。瑠美が聞いているんだぞ。答えなさい」
慶蔵が怒鳴りつけた。
「し、静江は奴隷でございます。いやらしい奴隷には大学は必要ありません」
静江は目に涙を溢れんばかりに溜めている。
「いやらしい奴隷だから、こんないかがわしいリングをこんな恥ずかしいところにつけているんだよね」
瑠美が静江の股間に光っているリングを指で弄んだ。
「確かにいやらしいですね、瑠美さん」浩二が笑う。
「最近、圭子と静江は女優業も忙しいからね。スケジュールが詰まっているんですよ」
瑠美が軽蔑するように静江を見た。
浩二がビデオ出演の話しを聞いて、静江を粘り着くような眼で見た。
静江の肩が微かに震えている。
「そろそろ静江に芸をさせようじゃないかね。静江、そこに硯と墨が用意してあるから、まず習字をしなさい」
「は、はい」
瑠美や浩二のあざ笑う様な視線の中で、低テーブルの上に置かれた硯の上で、静江は墨を摺っていく。
自分を辱めるために、静江は墨を摺っているのだ。
その静江の横顔は美しいと浩二は思った。
「失礼します」
障子戸を開けて、敬吾が入ってきた。
何事かを慶蔵に耳打ちしている。
慶蔵の顔がけわしくなった。
浩二は敬吾の彫りの深い横顔を見て、寒々とするような思いにかられていた。
敬吾はもう何度も浩二と会っているのに、打ち解けた様子を見せてくることはなかった。
感情をほとんど表さない不気味な横顔だと浩二は思った。
浩二は掌をじっと見た。
暗闇の中、屋上で藤川社長を突き落としたときの感触が蘇ってきた。
あのときも敬吾は浩二のすぐ近くで一部始終を監視するかのように見ていたのである。
どこからともなく現れて、全身の震えの止まらない浩二の背中に手を置いた敬吾は囁くように、
「大丈夫ですよ。すぐに慣れますから」と冷徹な声で言ったのであった。
そのときの敬吾の透き通るような冷酷な目付きが忘れられなかった。
「藤田君、ちょっと失礼するね。大丈夫・・・。一時間くらいで戻るから」
慶蔵と敬吾は座敷から出て行った。
しかたなく浩二は瑠美と静江の淫芸を楽しむことにした。
「静江!何してんのよ、バカ」
股間に太筆を咥え込んで習字をさせられた静江であったが、筆を和紙の上に何度も落としてしまっていた。
「もっと練習しないと、売り物にならないでしょ」
瑠美は静江を怒鳴りつけた。
「それにしても、静江のアソコも見事なものですね」
浩二は、太筆を咥え込んだ静江の股間を覗き込んでいる。
「藤田さんもお好きですね。こんないやらしい奴隷のアソコを見て悦ぶなんて」
瑠美はビールをコップに自分で入れて、口をつけた。
「圭子と同じだね。圭子もよく濡らしていたけど。やっぱり親子だね」
浩二は感心したように、静江の蜜壷からあふれ出る蜜を指ですくった。
浩二と瑠美はビールや日本酒を飲みながら、静江を嬲っている。
「瑠美さん、あの外人女も見たいんだが……」
浩二の上目使いの視線に、瑠美は呆れたような視線を返したが、すぐに家事をしているリディアを連れてきた。
「こいつ、今、便所掃除してたんだよね」
瑠美が笑いながらリディアを小突いた。
リディアはメイド服を押さえて体を固くしている。
浩二の指がメイド服のスカートの中に入るとリディアは抵抗した。
「バカか、お前は」
瑠美が一喝して、リディアの髪の毛を強く引っ張った。
瑠美の前に、リディアは屈服した。
「おお、よしよし……いい子だね」
浩二はうれしそうにリディアの尻を撫でた。
「このボケ、ストリップでもしてろ」
瑠美がいらだったように怒鳴り上げた。
浩二はリディアの首筋に息を吹きかけながら、静江の淫芸を見させた。
静江は習字の練習をしている。
「お前も静江のまねをしてごらん……」
浩二は泣きそうになりながらストリップを披露していたリディアに言った。
「この筆をアソコに入れて、字を書くんだよ」
瑠美が静江から取り出した太筆を立ち尽くしたリディアの股間にねじ込んだ。
リディアが小さな悲鳴を上げた。
「この紙の上にまたがって字を書くんだよ。え、『またがって』って意味わかんないの。
この紙の上に座って字を書くんだよ、バカ」
リディアの身体が震えた。嗚咽が漏れる。
瑠美は苛立ったようにリディアの白い背中を平手打ちした。
「お前、なんか漢字書いて見ろ。お前の頭でも少しは覚えているだろ」
リディアは泣きながら「山」という字を書いた。
「お前、小学一年生か。山なんて書きやがって」
その時、遠くから微かに足音がしてきた。
「あっ、お父様だわ。藤田さん、悪いけどせっかくのお楽しみもここまでね。あとは静江で楽しみましょうね……」
瑠美はリディアに服を着るように命じた。


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