どらごんさんの作品

性奴系図外伝(佐藤敬吾篇)

第6章  堕ちた女弁護士


帰りの電車の中で、出井警視は、慶蔵を中心とした疑惑を頭の中で整理していた。

警視庁に戻った出井は捜査会議を開いた。
出井は当初、慶蔵を性奴隷に対する監禁及び強制わいせつ容疑で逮捕状を取り、身柄を拘束した上で、
人身売買容疑で一気に自白を取ろうという戦略を考えていた。
政財界に隠然たる影響力のある慶蔵の身柄を押さえるには、確固たる証拠が必要であった。
そのために、県警に協力を求めた上で、慶蔵に囲われている性奴隷の特定を進めていた。
その結果として、藤川圭子という名前が性奴隷として浮上してきていた。
ところが内偵を進めるうちに、圭子に対する監禁容疑で慶蔵の逮捕状を取るという戦略が
うまく働かない可能性があることが判明した。
圭子は法的には、山野グループ傘下の人材派遣会社から山野家に派遣されていると
いう形式になっていたのだ。
契約書もきちんと完備されているという。
「おそらく、顧問弁護士か誰かが書面を整えたんでしょうな」
地道な捜査を続けている葉山刑事が数ヶ月前に、大手法律事務所を辞めて
山野家の顧問弁護士に就任したという棚倉澄子の名を上げた。
「でも、どうして棚倉はあんないい職場を辞めて、山野家の顧問弁護士なんかになったんだろうね」
葉山の上司にあたる山科警部が首を傾げた。
「棚倉先生。いろいろとアドバイスいただき、ありがとう」
澄子は山野邸の書斎で、慶蔵に競走馬の購入に関する契約上のアドバイスを行っていた。
若手ながら敏腕弁護士の評判の高かった澄子を顧問弁護士にできたことは幸運なことだと、
慶蔵はうれしく思っていた。
慶蔵の書斎から出てきた澄子を瑠美が待ち構えていた。
「澄子先生。また勉強教えてください」
瑠美が澄子の手をとり、甘えたような声を出した。
「いいよ、瑠美ちゃん」
澄子もにこやかに微笑んだ。
「瑠美も本当にいい先生をみつけたな」
慶蔵がうれしそうな声を上げた。
瑠美の部屋で、澄子と瑠美が参考書や問題集を開いている。
澄子が瑠美の分からないところを熱心に教えていた。
瑠美が時計を見た。勉強を始めてから2時間くらい経っている。
「澄子先生。そろそろ別の勉強をしよっか。いつもみたいにね」
瑠美の目が淫靡な光を放った。
その視線に澄子の股間が熱くなった。
澄子は身体が熱くなってきているのを感じている。
「あら、いけない子ね。瑠美ちゃんは」
瑠美は澄子の唇を軽く吸った。
そのまま瑠美は澄子をベッドの上に押し倒した。
瑠美の部屋から出てきた澄子は階段の下で、性奴としての圭子に会った。
圭子は股間のリングに付けられたリード紐を家政婦の雅代に引かれている。
さすがに圭子の表情は苦しそうであった。
圭子はすでに身体中のあちこちにピアスを付けられていた。
股間からも淫核を中心に、花肉にも大き目のリングを通され、銀製の重量感のある鎖を垂らしている。
澄子は言葉もなく、圭子の股間に釘付けになった。
圭子の性奴ぶりは瑠美からさんざん聞かされているが、こうして目の前で見ると、
以前に山野邸でのパーティで初めて見てから
圭子の肉体に加えられた改造がだいぶ進んでいることが一目瞭然であった。
「圭子さん、ひ、久しぶりね」
澄子の顔はやや引きつっていた。
「あ……」
性奴になりきった圭子も全裸姿をかつてのスポーツジムの仲間に見られるのは恥ずかしいのか、
俯いたまま顔を赤らめている。
言葉が出てこない。
「圭子さん。あ、貴女は奴隷やっているんだってね。大変ね」
澄子は声をかけつつ、なんて馬鹿みたいなことを言っているのかと自分を恥じた。
瑠美が澄子の肩に手を置き寄り添う。
「圭子。いい話を聞かせてやるよ。澄子先生はね、事務所を辞めて今はお父様の顧問をしているのよ」
瑠美が傲然と言い放った。
「そ、そんな」
圭子の表情には、狼狽の色があった。
ますます孤立していくことに慄いていたのか。
「圭子、澄子先生にご挨拶しなさい」
瑠美が圭子のむっちりとした腰の辺りを平手で叩いた。
「奥様。なにぼやぼやしているのですか。早くして下さいな」
雅代が圭子をどなりつけた。
圭子がしつけられた通り、澄子に向かって土下座して挨拶する。
圭子の心の中で、また大きくはがれていくものがあった。
「性奴圭子と申します。これからもこのいやらしい肉体をご鑑賞下さい」
圭子は床に額をこすりつけている。
澄子はさすがにかつての友人の落魄れた姿に引いていた。立ちすくんでいる。
「先生。圭子のいやらしい肉体をこれから楽しみましょうか。圭子は私の言うことを何でも聞くんですよ。
例えばね」
瑠美はいたずらっぽい目を哀れな圭子に向けた。
「圭子。ここで、自分を慰めなさい。みだらにね」
雅代も圭子の美尻を蹴飛ばしながら、
「奥様。お友達に奥様の恥ずかしい姿をよく見てもらって下さいね。奥様は変態マゾなのですから」と言って、
からかった。
圭子は言われるままに、目を瞑りながら、指で自分の敏感な部分をまさぐっていく。
「圭子。恥ずかしがっていないで、足をもっと大きく開きなさい」
「そうですわ、奥様。足をもっと開かないと、お友達の方にもよく見えないでしょう」
股間に貫通しているいくつものリングが照明の下で、妖しく反射している。
リングの陰影が粘膜にかかっている。
瑠美はもっと蜜壷が見えやすくするようにと、リングから重く垂れ下がる鎖をはずした。
鎖をはずされるときに心地よい刺激を受けたのか、圭子は絹を裂くような可愛い声を漏らした。
「あらら、圭子。また、濡らしちゃってるわね、かわいいわ」
はずした鎖から圭子の愛液が恥ずかしい糸を引いている。
「あら、ほんとですわ。奥様はなんて恥ずかしいことをしているんでしょうね」
瑠美から鎖を受け取った雅代が笑う。
銀製の重い鎖をはずしたときに、瑠美はいたずらっぽく笑って、淫核を貫通しているリングを指で弾いた。
圭子が顔をしかめた。
圭子は蜜を吐き続けている。
蜜はすでに白くむっちりとした太腿を伝わって、階段にまで垂れてきていた。
「先生。圭子のココはね、ピアスを通してから大きさが倍近くに成長したんだよ」
澄子はなるべく視線を向けないようにと自制していたが、どうしても圭子の股間に釘付けになってしまう。
澄子は再び股間が熱くなっていくのを感じていた。
ついさっきまで瑠美と共有した淫らな時間が蘇ってくるような気がした。
「瑠美さん。悪いけど、今日はもう帰るね。明日、朝から忙しいからね」
さすがに、かつての貴婦人である圭子のみじめな様子は見るに耐えなかった。
それに、このまま見続けていたら、また恥ずかしい情念に身体が支配されてしまうことを恐れた。
澄子の鍛え上げられた理性は、劣情に身を委ねることを拒否していた。
だが、澄子の肉体がそれを受け入れてしまうのである。
瑠美との行為が終わるたびごとに、澄子は激しい後悔に襲われ、
自分よりはるかに年下の瑠美に心と身体が支配されていることに屈辱を覚えるのであるが、
澄子の女としての部分が悦びに酔ってしまうのである。
澄子は自慰に耽る圭子を無視して、玄関に向かって歩いていく。
「先生。ほんとに残念ね」
瑠美も圭子を放っておいて、澄子の後を追った。
玄関のところで、二人は軽く抱き合って唇を重ねた。
瑠美と澄子の二人に関係なく圭子は、階段にもたれかかったまま指で花核を狂ったようにいじり続けていた。
瑠美の命令で始めた以上、瑠美の命令がなければやめることができないのである。
圭子は元藤川家の家政婦でもあった雅代にじっくりと見られながら、自分を慰め続けたのであった。


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