どらごんさんの作品

ジャスティーナ  第一章オークションC



「おい、着いたぞ」
 車が藤堂邸の門扉を超えて、敷地内に入っている。
 先に車を降りた藤堂が鎖を無理に引っ張って、咳き込んでいるジャスティーナを引きずり出した。
 ジャスティーナは全裸に白いガウンだけを羽織っている。
春の風がやさしくジャスティーナの頬に吹き当たるが、ジャスティーナには楽しむ余裕はなかった。
 藤堂邸は二百坪ほどの敷地に、門扉から玄関まで五メートルほどコンクリートの車道が続いていた。
四方を高さ二メートルほどの白壁で囲まれている。
そして、壁際には杉、栗や梅などが植えられて、外からの視界を遮っている。
住居部分は、和洋折衷の建築であり、元々は和風建築に洋風部分を増築したことが
分かる造りになっている。
和洋折衷というと独特のエキゾチックな雰囲気を感じるものだが、
その点、藤堂邸はあまりにもアンバランスであり、グロテスクであった。
庭にも南国の植物である蘇鉄が生えているかと思うと、寒冷地に多い杉がすぐ横に偉容を誇っていた。
 
 すでに藤堂からの連絡を受けて、知り合いのチンピラが数人ほど集まっていた。
ジャスティーナが手こずりそうだと思って、藤堂が車から携帯電話で呼び集めたのである。
「ノー、ノー。レッミーゴー、ヘルプ――」
 ジャスティーナは大声で喚き散らし、鎖を持っている藤堂が引きずられるほどの力で、
玄関に入ることを拒んでいた。かつて自分が損をさせた地上げ屋の一味である藤堂の手に落ちることで、
どのような恐ろしい目に遭うかどうかわからないという思いが、ジャスティーナを暴れさせていた。
 藤堂が力任せに鎖を引っ張り上げると、ジャスティーナは首を強く締められ、
まるで首を吊られたかのような感じを味わった。
チンピラたちに、ジャスティーナは蹴られたりしながら、無理やりに玄関から家へと押しやられた。
ジャスティーナが声を枯らしながら、喚き散らすのを見て、ボス格のチンピラが
「藤堂さん、こんな気の強い性奴隷なんて初めてですよ」と黄色い歯を見せて笑った。
「けっ。日本人とは違って、気が強いな」と藤堂が舌打ちした。
業を煮やした藤堂はチンピラたちにジャスティーナをリビングで輪姦するように言った。
「まあ、最初は俺が味見したかったんだが、この外人女が歯をむき出すような抵抗ぶりを見せるんでね。
懲罰を加えないといかんだろうよ……」と藤堂が吐き捨てた。
チンピラたちは目をぎらぎらさせてジャスティーナを取り囲んだ。
(いや、いやよ……。助けて……)
 ジャスティーナは大きく目を見開き、唇を震わせながら、哀願するような目付きを藤堂に向けた。
「この外人をホントにやっちゃっていいんスか」
チンピラのにやにや笑いに、ジャスティーナは恐怖に震え、足がすくんで動けない。
男の一人がジャスティーナの白いガウンに手を伸ばした。
ジャスティーナは腰を引いたが、背中や腰を押さえられ、豊満な胸も鷲づかみにされた。
匂い立つようなうなじも舐められている。懸命に暴れたが、腹に拳を数発入れられ、力が抜けた。
藤堂が、ジャスティーナが陵辱されるさまを凝視している。
「もっと好きなようにしていいぞ」と藤堂がはやしたてた。
 チンピラたちに、ガウンを剥ぎ取られ、ジャスティーナは白い裸体に剥かれてしまった。
(ああ……いやだ、いやだ)
顔を左右に振り、手足をばたばたさせたジャスティーナも体力を使い果たしていき、抵抗は弱くなっていった。
すっかり脱がされ、頬に涙が流れた。
(ひどい……)
 チンピラたちの舌や指がジャスティーナの白い裸体のあちこちに這い回るのに、
ジャスティーナは戦慄を覚えていた。
女肉や乳房もチンピラたちに、時間をかけて陵辱された。
チンピラたちの肉棒が林のように屹立しているのを、ジャスティーナは見た。
それらは、次々とジャスティーナの口内や胎内に欲望を爆発させていった。

ジャスティーナはチンピラたちに身を汚された後、藤堂たちに非難するような目付きを向けた。
「こんなに手間取るのは初めてだぜ……」と藤堂がぼやいた。
(絶対に許せないわ……)
チンピラに前後の穴を犯され、身体中を殴りつけられても、反抗の炎はジャスティーナの青い瞳の奥で
燃えている。藤堂をぐっとにらみ付けた。
「こんなうるさい女はこうしてやる」
 ジャスティーナは食堂の椅子に縛り付けられた。
「こりゃ、この女の裸体を気楽に鑑賞できるまでに、相当な手間がかかるだろうな」と藤堂が言い放った。


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