どらごんさんの作品

ジャスティーナ  第三章性奴@



「ジャスティーナ、今からお前を弟のところに戻すからね」
輝子は片手で鞭を持ちながら、宣言した。
「エッ、今カラ? 輝子様……」
ジャスティーナは不安げな表情をした。
「そうだよ、早く支度しなさい。といってもお前には支度なんて必要ないか」
 輝子はぴしゃりと言いきって笑った。
 輝子はジャスティーナの赤い首輪に鎖を付けて引っ張った。
ジャスティーナを迎えに来た柴田の運転する車の後部座席に押し込んだ。

柴田は、ハンドルを握りながら、バックミラー越しにジャスティーナをちらちらと見ている様子である。
久しぶりに見たジャスティーナが、輝子のマンションでの生活ですっかり従順な
牝奴隷へと大きく変貌していったさまに驚いているようである。
当初は反抗的態度を見せることが多かったジャスティーナの姿はそこにはなかった。
ジャスティーナは、牝奴隷に変貌を遂げていっただけではなく、妖艶な美しさをも増していた。
「あの生意気な白人がここまで変わったのか……」と柴田はつぶやいた。

 柴田は、輝子の依頼により、寄り道をした。
「私の代わりに、ユリアという女の子を剛君に推薦しておいたわ。
まだ二十代後半くらいの歳だけど、しっかりした仕事をする子よ。
同じ外人だし、ジャスティーナの調教師としてはぴったしよ」
輝子は柴田に語っている。ユリアを途中で拾っていくように依頼した。

 ユリアは物静かな性格なのか、輝子に軽く目礼すると、何も言わずに助手席に乗り込んできた。
(あれ……私と同じ白人だわ……)
ジャスティーナは、親しみの表情を表した。
だが、ユリアは冷たく光る灰色の瞳を蔑むように返しただけであった。
「このユリアはね、東欧からの留学生で、大学院で日本の古典文学を専攻しているのよ」
輝子がジャスティーナに聞かせるかのように語りだした。
ユリアは黙っていた。やせぎすの身体であり、ほとんど黒に近い濃いブラウンの髪を
腰の辺りにまで伸ばしている。
表情はほとんど表さない。
「ジャスティーナ。ユリアはね、私の知る中でもかなりサディスティックな性向を持った女の子だからね。
きっと楽しく遊んでもらえると思うよ」
 輝子の言葉に、ジャスティーナは身を固くした。
 輝子の言葉には自信がこもっていた。
あたかも、ユリアさえいれば、ジャスティーナを必ずや飼いならすことができると確信しているかのようであった。

「ジャスティーナ、久しぶりだな……。かわいい顔になってるじゃないか……」
藤堂は、ジャスティーナの顎を掴んで振り回した。金髪が揺れた。
輝子がユリアを藤堂に紹介する。
「ご主人様、お任せ下さい」
 ユリアは折れそうなほどほっそりとした体格に似合わない、自信に満ちた低い声で、藤堂に挨拶をした。
日本語にも外国人らしいアクセントがほとんど見受けられなかった。
注意して聞かないと、日本人が放しているかのような日本語である。
ユリアは早速、用意してきたロープで、ジャスティーナを後ろ手にして縛り上げた。
「ほう。姉さんが推薦するだけあって、手際がいいね」
藤堂はうれしそうに言って、ズボンのベルトをはずした。
「ジャスティーナが本当に服従したのかどうかを確かめたい……」と藤堂は残酷な笑みを浮かべた。
そういう藤堂を輝子が優しげな目で見ている。
「ジャスティーナ、そこに犬のように四つん這いになりなさい。お尻を高くしなさい」
輝子の命令にジャスティーナは言うとおりにした。
藤堂は嗜虐的な笑いをすると、ジャスティーナの美しい尻を激しく打ちつけた。
白い双丘がたちまちピンクに染まった。
 ジャスティーナは尻が打たれるごとに悲鳴を上げた。
かつて自分が損をさせた地上げ屋の仲間にこれから飼われることの不安もあるが、
同時に被虐の泉の水をもっと味わってみたいという思いも生まれていた。
「立てよ、お前の身体をじっくりと見てやるよ」
 藤堂の下卑た笑みがジャスティーナを深く傷つけた。
ジャスティーナはリビングの明るいシャンデリアの光の下で、全裸で藤堂の前に立たされた。
藤堂は片手にシャンパンの入ったグラスを持っている。
「足を開きなさい」
リング状のピアスが装着されたジャスティーナの乳首と股間を見て、藤堂の目が大きく見開かれた。
(ああ……私の肉体が完全に征服されたことに、この汚らわしいは魂が震えるような
悦びを味わっているんだわ……)
「これで、ジャスティーナは完全に俺の持ち物だ。
俺はとうとうジャスティーナに復讐したのだよ……」と藤堂は柴田に熱く語った。
柴田はしきりに相槌をうっている。


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