どらごんさんの作品

ジャスティーナ  第三章性奴H


「黒川さん。あんたの表情の変化を見ていると、ジャスティーナに対する恨みの念が、
まるで雪が溶けていくように無くなっていったみたいだね……。
これからは、うちにちょくちょく遊びに来ていいよ。ジャスティーナをオモチャにしていいからね」
 黒川の顔が喜色満面となった。
 藤堂の言葉に、ジャスティーナは戦慄した。
「罰として、顔に塗るよ」
 ユリアが笑い転げながら、ジャスティーナの顔に絵筆を入れた。
そのまま無雑作に筆を顔に走らされ、ジャスティーナは、あまりの惨めさに声も出せない
「どれ、俺も参加していいのかな……」
 黒川も絵筆を取った。
黒川は絵心が多少あるのかパレット上で絵の具を混ぜ合わせる手付きが、様になっていた。
「よし。ジャスティーナ、お前の顔にひげを書いてやる。あとアイシャドーも引いてやらなきゃな……」と
黒川が言った。
 黒川が吐く酒臭い息にジャスティーナは顔を背けようとしたが、
すぐに無駄な抵抗であると知らされることとなった。
「あははははははは」
 黒川は大喜びである。その目は淫虐に満ちていた。
爛々とした眼光が容赦なくジャスティーナの肉体を貫いた。

 黒川はさんざんにジャスティーナを慰み者にした。
その執拗さには、藤堂もあきれるほどであった。
ユリアは、ジャスティーナが黒川に責められて悦楽の声を上げているのを見て、嗜虐的な笑いを浮かべていた。

 黒川が帰宅して、ぐったり横たわったままのジャスティーナの白い背中が、
ユリアの心に新たな嗜虐的な炎を呼び起こしたのであろうか。
「電流責めをやるよ。起きなさい」
ユリアは、倒れこんでいるジャスティーナの尻を蹴飛ばした。
よろよろと立ち上がったジャスティーナの首輪のリングに鎖をつけて、物置部屋まで引いていった。
(で、でんりゅう…)
 ジャスティーナは「電流」という単語が脳裏に思い浮かばず、
恐ろしい責め苦が待っていることに気づいていなかった。
ユリアが、抵抗できないように、ジャスティーナの後ろ手に手錠をかけたときも
恐怖をそれほど感じていなかった。
(いったい何をしようというのかしら……)
ジャスティーナは両腕に電気コードを通された。
電気学方面の知識に欠けているジャスティーナには、ユリアの意図をはかりかねていた。
「いくよ、ジャスティーナ」
ユリアの口元は嗜虐の悦楽に浸るかのように不自然に歪んでいる。
ユリアがスイッチらしきものを操作した。
「ノォォオ」
ジャスティーナは身体が跳ね上がるほどの痛みに襲われた。
ユリアはそのまま電流を強くしていく。
「ノォォオオオオオ」
「あははは。面白いわね、これ」
ユリアは、電流を強くしたり、弱くしたりして、ジャスティーナの苦悶の表情を明らかに楽しんでいるようである。
ついには、ジャスティーナは気絶してしまったのである。

この電気責めはユリアの気に入っている拷問らしく、ジャスティーナは何度も体験させられた。
二度目にやられたときは、ジャスティーナは恐怖のあまりユリアの足元に土下座して、
ユリアのつま先をキスして哀れみを請うことさえしたが、ユリアに冷たく鼻であしらわれただけであった。
「いつかはお前を電気椅子に座らせたいよ」と気絶から覚めたばかりのジャスティーナに、
ユリアが言ったことがあった。ユリアが透き通るような灰色の瞳に、ジャスティーナは心から恐怖した。


メニューへ 妄想小説へ 次へ進む

動画 アダルト動画 ライブチャット