どらごんさんの作品

第四章新たな目覚め@



「はっ」
 ジャスティーナが手を伸ばすと、何かに触れた。
(え、どういうことなの……?)
目覚まし時計であった。いつものである。自分はベッドの中に横たわっている。
(あ、あれ。藤堂は……?鬼のようなヤクザたちはどうしたのかしら?パーティはもう終わったの?)
 眠け眼のまま、上を見上げると、自分の部屋の天井であった。
壁にはいつものカレンダーがかかっている。カーテンの変わりがなかった。
なんということはなかった。全ては夢だったのか?
身を翻して、目覚まし時計の針を見た。
(ご…六時?)
 窓からは柔らかい日の光が差し込んでいた。
(朝かしら…。それとも……)
 ジャスティーナは一瞬考えたが、すぐにそれが夕日であることに気づいた。
(あああ…。せっかくの週末なのに)
 ジャスティーナは思い出していた。
昨日の土曜日の晩に、仕事のストレスを発散すべく六本木のあるディスコで明け方まで騒いでいたのである。
 そのディスコは東京で働く外資系エリート達の溜まり場であった。
高給を得ている者がほとんどである。
それを目当てに、クスリの売人も暗躍していた。
ジャスティーナは何度か好奇心のままに、クスリに手を出していたのである。
(あああ…。頭が痛いわ。クスリを決めすぎたわね)
「それにしても恐い夢だったわ……」
 ジャスティーナは思わずつぶやいた。
 自分が会社をクビになって、日本人ヤクザたちの性奴隷にされるという夢である。
 奴隷として扱われて、いろいろな恥ずかしいことをやらされた。
 それにしても何という臨場感のある夢だったのであろうか。
自分がヤクザたちに鞭打たれたり、恥ずかしい姿を見せたり……。
まるで現実であるかのように感じられた。
(はっ……)
 下着に手を入れたジャスティーナは股間が濡れそぼっているのを
知って、顔を赤らめた。
(よ、よかった……)
 股間にはあるべきはずのリングがなかった。
ジャスティーナは、何ら肉体改造をされていなかったことに、心から安堵した。
ジャスティーナは思わず割れ目に指を這わせた。
指を這わせながら、ジャスティーナは夢の中で見た日本人ヤクザが自分の痴態を
見つめていることを想像して、欲情した。
 被虐の波に心が覆われていく。恥ずかしい。
夢での光景が再び鮮やかに蘇ってきた。
それとともに、ジャスティーナの美しい肉体も恥辱に打ち震えていく。
「あ、ああああ、あああ」
 ジャスティーナは思わず藤堂の姿を脳裏に描いていた。
そして、そのまま絶頂へと達したのである。


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