えりさんの作品

えりは十五歳


えりは十五歳のとき、自殺しようと思ったことがある。
限界を超えるいじめに「これ以上は、もうダメだ」と思った。
理科室で週末に一晩中監禁されて行われる「オール責め」に、
また生贄として差し出されなければならないことを考えると、目の前が真っ暗になった。
乳首を針で十字に貫通させられるのは、もう嫌だった。
死んでしまうほうが、ましだと思った。
学校で性処理肉奴隷にさせられていた仲間の真里が死を選んだことで、
はじめて、「死ぬという方法があったか」と思ったということも、ある。
だがそれ以上に、自分がこれ以上なんのためにがんばるのか、わからなくなっていた。

あのおぞましい、弟との公開セックス。
えりはもともと、弟へのいじめがこれ以上ひどくならないよう、
いじめっ子たちに抗議に行ったことから目を付けられ、だんだん自分自身がいじめられるようになり、
「虫2号」という呼び名が似合うまでに無抵抗で従順な奴隷へと改造されていったのだ。
えりのいた学校はピラミッド社会のように序列が出来ていた。
強いものに逆らうことは許されず、いじめは黙認されていた。
その「ルール」を破ろうとした、身の程知らずのえりは、罰せられたのだ。
 だが、いじめっ子たちは、弟にこれ以上手を出さないことを約束してくれた。
だから自分は身の毛もよだつ屈辱にも耐えられた。
 もちろんそんな約束は守られていなかった。
それどころか、弟へのいじめは姉の見えないところでますますエスカレートしていた。
弟は鼓膜を破られ、十数万単位のお金を取られていた。
それに気づいたとき、しかしもうえりはそのことに抗議する気力のすべてを奪われていた。
えりはそのとき気づいたのだ。
自分はもう、兄弟であれ、自分以外を救うどころか、自分がもう人としての権利の何も
持っていないのだということを。
命令されたらすばやく脱ぐ。
授業中でも命じられたらオナニーをする。
そんな奴隷としての日々は、もう取り返しがつかなかった。

弟はいじめっ子たちの命令でホームレスを襲撃したのがバレて、停学になった。
停学中に理科室に呼び出されて、姉弟の公開セックスとなった。
えりには、もう後戻りは出来なかった。
弟に、男子から舐められ、抱きすくめられ、まさぐられる自分を見せた。
それを見ながら強制オナニーさせられている弟のペニスを含まさせられた。
これまでの調教で慣れたえりの舌使いで弟のペニスは威勢良く起き上がった。
でもえりはそのペニスから口を離して、自分のアソコに誘わなくてはならなかった。
はじめは正常位だったが、ろくに腰の動きも知らない弟を見かねて、
えりは自分がリードしながらいったん座位になった。
「おお〜っ」と理科室に集まった生徒たちがざわめいたのを、えりは今でも覚えている。
そしてえりは騎乗位になって、腰を振った。
もうその頃のえりは、自分から腰を振って男子から喜ばれるまでに奴隷としての成長を見せていた。
あっけなく果てた弟のペニスだが、「もう一回元気にしてやれよ」
「愛する弟が物足りないってよ」と頬をはたかれると、すぐにまたえりはフェラチオを始めた。
そして姉と弟の交わりはその晩二、三回くりかえさせられた。

いじめっ子たちは、ちゃんと覚えていた。
えりがいじめられるようになったきっかけが、弟を救おうとしたということだったことを。
「弟を助けようとして俺たちにさからったお前が、なんで今日は弟とこんなことやってんだよ、俺たちの前で」
えりは用意された言葉をそのまま喋った。
「はい、えりは人間としてのすべてのプライドを捨てたから、弟とのセックスもぜんぜん平気です。
気持ちいいんです」
男子の上履きのつま先が、えりの顎をしゃくりあげる。
「そういうお前は、なんなんだ?」
顎をあげながら、えりは名乗る。
「はい、性処理肉奴隷、虫2号えりです」

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