えりさんの作品

えり 断章〜16〜 上(2)



  私は今度こそ何も考えないようにして、四つんばいのまま歩きます。
全身にこびりついた精液と血は洗い流しましたが、傷で赤くなったところや
青黒い内出血の痣はすぐには拭い去ることが出来ません。
さっきシャワーを浴びているとき鏡に映った自分はとてもみじめでした。

でも、男の人たちからするとそれがまたいいらしいのです。
首輪を引っ張られ、ふたたびさっきの部屋の中央に引き立てられた私は、
四つんばいのままで早速群がってくる男子たちを受け入れます。
河本くんや江田くんがまとわりついて、まるで自分の持ち物のように、
痣や傷跡をさすりながら、おっぱいを?んで股の間を嬲ってくるのです。
「ああ……」
私の肉体はすぐに反応してしまいます。

先ほど、ドアの前で五分間四つんばいのまま待っていたときから、もう濡れていました。
それがたちまちバレてしまうのが恥ずかしくて、私はため息をもらしました。

姉ヶ崎さんが心底軽蔑しきった顔で見下ろします。
「どう? もう二時半になるけど、まだ続けるの?」
姉ヶ崎さんがわざとそう言うと、島くんはねだるように言います。
「もう少し楽しませてくださいよ」

私は身体をまさぐられたまま、奴隷のご挨拶をします。
「に…肉奴隷反省会の第三部も、全身全霊で勤めさせていただきます。
どんな罰でもお受けしますので、どうか、この性処理肉奴隷に、反省の、機会を、お与えください。
よろしくおねがいいたします」

どんなあいさつをしても、やることは同じだとばかり、
江田くんがぐいぐい押し付けてくるトランクスを私は口で下げ、おちんちんをくわえました。

「さて、じゃあ始めるか」という小笠原くんの声がします。
 私のご奉仕で大きくなるのは光栄な気持ちがあります。
江田くんは今度は後ろに回ってバックで私を貫きます。
でも声を出す暇もなく、口に河本くんのおちんちんが突っ込まれます。
私はたちまち串刺しになってしまいました。
 後はもう、何も考えずにのめりこむだけ……。

 奴隷としての充実に浸っていた私に、小笠原くんの声が聞こえてきます。
「ハイ、夜分遅くもうしわけありません」
 小笠原君は携帯電話を持っているようです。
でも自分の名前でない名前を名乗っています。
 次の瞬間、すべてを悟りました。
「えりさんはご在宅ではないでしょうか?」
 小笠原くんが電話している相手は、私の母でした。


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