えりさんの作品

えり断章4 えりの気持ち



  
「おい、虫2号、立てよ!今度は前のマトを使うから」
木村が怒鳴ると私はあわてて立ち上がる。
お腹にも赤い丸が書き込まれ、へそが中心になっていたから、そこも標的になるのは予想できたはず。
だけどいざそうなってみると、あらためて恐怖を感じる。
逃げ出したい!
と思った瞬間、私は自分の心に網をかけるように、自分を金縛りにする。
逃げることは、できない。
私は奴隷なのだから。

「おい、ダーツはやめろよ。こっちにしな」
と、三田村君がエアガンを木村君に差し出す。
私は正直ほっとした。
でも、エアガンの痛みは昔経験して知っている。
ペイント弾とはいえ近距離から当てられればかなり痛い。
木村君がなにか三田村君とやり取りしている。
「りょうか〜い」と軽く三田村君に答えると、木村君はエアガンを撃ち始めた。
私の激痛は、友達同士の気軽な会話の中で、暇な時間を埋めるためにあるのだ。
そのせつなさを、激痛が消してくれる。
オンナの私には、男の子同士のこういう仲間意識が、うらやましい。
私という存在は、そのついでがふさわしい。
もちろん、同じ時間を過ごさせていただくために、私は私のすべてを犠牲にする。
それが私の望んだこ・・・うっ・・・・思わず声を上げてしまいます。
木村君の目が笑っている。
「またえりちゃんの、ゾクゾクする悲鳴をきけるよ、たっぷりとね」
三田村君もそう言って笑った。

そして、いじめはどんどんエスカレートしていった。
中学時代とは違い、彼らにもう少年法による保護はない。
でも、私が訴えなければ、誰も介入してこない。
殴打の音や悲鳴が外に聞こえさえしなければ。
また身体的被害がひどすぎて病院に担ぎ込まれえうことさえなければ。
そのへんのコントロールは、三田村君がうまかった。
三田村君は、木村君が連れてきた人だった。
オトナの知恵を持ちながらも、私というおもちゃを手に入れてうれしそうだった。
三田村くんにとってえりをいじめるのは新鮮なようだった。
誰よりも長く、あごがしびれるまでおちんちんをしゃぶらせる。
おちんちんで顔中をぴたぴたとたたきのめす。
「風流だろ」といって、私にとって決して軽くない風鈴をクリや乳首に吊り下げたのも三田村くんのアイデアだ。
出っ張ったところには重石を付けられ、穴はなにかでふさがれる。
肛門にはバイブレータ、上と下の口は木村くんか三田くんのどちらかのおちんちんが出たり入ったり。
すべてを支配され、えりは涙をにじませて声を漏らした。


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