えりさんの作品

奴隷階級えり・8

「今日もよろしくお願いします」 
 3号が死んで一ヶ月。
1号と2号は並ばされて、生れたままの姿で一緒にいびられています。
 いえ、生れたままの姿に、あんなにもアザや傷跡、煙草を押しつけた跡があるはずないですよね。
 奴隷の制服は裸だって、いじめっ子は言っていました。
 そのユニフォームで、色んなアイデアを試されました。

  洗濯バサミをつけられ、お互いに鞭ではたき落としたり。
 全部外れないと終わらせてもらえないので、打ち合っている時は地獄でしたよ。
 奴隷は二人だけになって、いじめっ子たちは直接責めたりすることが少なくなって、
ペアでお互いにいじめ合うのを見物するアイデアが考えられました。

  洗濯バサミを使ったいじめは他には、クリどうしを洗濯バサミと糸で結んで綱引きさせられたり。
 っていうか、はじめは糸でしたけど途中から糸じゃなくってゴムになりました。
もし途中で切れたらお互いクリに輪ゴムがばちーーーーん。
「ぎゃああ!!」って2匹とも転がり回ります。
ゴムでつながったおまんこで引っ張り合い。

このゲームに勝者はいません。どんな結果になっても痛い。
引っ張り合いに勝っても、反動で自分の股間にゴムが飛んできます。
ばちーーーん!!ひいいいーーー!!!
いじめっ子たちは大笑いしながら、自分たちのアイデアに満足の顔でした。

私は激痛にのた打ち回りながら、彼らのアイデアに感心していました。
弱者は強者に従うだけ。当り前です。でも優れた人たちは、弱者をどこまで利用しつくすことができるのか、
知恵を絞って考えてくれるのです。
自分たちは手を汚さなくても、ちゃんと私たちを使って、楽しむことを知っています。
「俺たちもうなにもしなくても、お前ら毎日一生懸命だなあ。ハハ」
そう笑って手をたたいてくれました。

 「私の青春を返してください」
 この、ずっと心にためていた言葉を、卒業してから私はノートに書きました。
 言葉にしてみると、なんだかすっとして、ノートをゴミ箱に捨てました。
  
 「皆さんの青春の踏み台にしていただいたのだとしたら、私、奴隷2号は光栄です。
心の底から感謝してます。ただの一度も恨んだことはありません」

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