えりさんの作品

えりの人間サンドバッグ2


 えりは「性処理肉奴隷」と呼ばれていた。
 だがそれだけではない。
 殴られることもある。蹴られることもある。
 実体はいじめっ子のオモチャだった。
 奴隷は、何をされても、耐えるしかない。
 お金を取られることもそうだ。おこづかいの全額はもちろん、親からも盗んで上納していた。
 オナニーショーのお金は全部いじめっこのもの。上納金とは別だった。
 自分を虐める道具も、自分で買わされる。いつもある程度のお金を持っていなければならなかった。
 お金を差し出すことも、殴られ血を流すことも、レイプされることも、えりにとっては、同じこと。
奴隷として、すべてをいじめっ子に捧げることがあたりまえ。

 最初はいじめっ子の男子たちも女奴隷をサンドバッグのように殴ることはしなかった。
 だが、それだけはしないというタブーを破るのがいじめの楽しみなのだ。

 シャドーボクシングみたいにえりの目の前で、こぶしを振るいじめっこ。
 頬に当たりそうで当たらない、この感覚。
 何度か、えりの顔にパンチを当てる振りをして、急にひざでお腹を蹴る。
 「どうした、ちゃんと立てよ。倒れたらお仕置きだぞ」
 つづけて、何度もケリをいれる。
 「うう・・・・」
 うづくまりながらがんばって立ったら、蹴りが入ってえりは思わずうめく。
 吐き気をこらえる。
 「ううううううう・・・・・」
 「まだだぞ、ほ〜ら」
 つま先で股間にケリをいれる。
 そしていじめっ子は仲間に言う。
 「なんだか、オレちんこがかたくなってきた」
 笑いあう男子。
 「今度は、こっちだ!」
 顔面にパンチ!
 「ちゃんと顔をあげろ!」
 往復ビンタが炸裂する。
 「うぐうっ!」
 唇が切れたまま、必死に顔上げるえり。
 「鼻血でてるじゃん。ふいてやるよ。」
 また、鼻を狙ってパンチ 。
 「あうっううううううう」
 「じゃあ、これでトドメな」
 回し蹴りで、えりが吹っ飛ぶくらい、強烈に蹴る。
 小柄なえりは教室のはじまで、吹っ飛ぶ。

 動けないでひくひくいっているえり。
 「あ〜〜〜あ、倒れちゃったなあ、えり。これはお仕置きだな」
 裸のえりの胸を足でふみにじる。
 「あり・・・・・・・・・がとう・・・・ごさいまっ・・・・」
 「きこえねえよ、なんか言ったか?」
 さらに、えりのからだを、ぐりぐり踏む。
 「ありがとうございますううう!」
 一気に言うとまた倒れる。
 「う・・・・・うううう」

 いじめっ子は倒れているえりのスカートをまさぐる。
 命令でいつもパンツははいていない。
 股の間に指を差し入れた。
 「やっぱり・・・・」
 男子同士、笑みを交わす。

 いつまでも続くかのように思われる毎日の責め苦は、えりの身体を暴力だけで濡れる身体に
作り変えてしまったのだ。
 それはえりにとって当り前のことだった。
 えりにとってのセックスは快楽ではなく、奉仕だったからだ。
 だからえりが濡れるのは、暴力に対してだった。
 いじめっ子たちがむき出しの暴力を解禁したとき、えりも奴隷としてその悲しい現実を思い知らされた。

 「なあ、えり、お前殴ってたら、こんなになっちゃったんだ」
 おちんちんをとりだして、えりの顔に近づけるいじめっ子。
 頬をびたびたされる。
 「ど思う?」

 えりには、答えようがなかった。
 だってえりはまだ、なんの知識もない中学生なのだ。
 
 「責任とらなくちゃなあ」
 「は、はい・・・せ、せきにんとらせていただきます」

 えりは口の端の血を拭った。
 えりのせいで目の前の男子は大きくなったのだから・・・・・。
 先ほどまでくぐもった悲鳴と共に、肉と骨がぶつかり合う音が響いていた寒々とした教室で、
えりの身体の芯だけは、なにも感じなくなった心と裏腹に、奴隷として作り変えられた
自分を受け入れる準備に熱く潤っていた。

 それはいじめっ子にとっては、勝利のプレゼントだった。
 これからは、相手がか弱い女子でも、自分を抑える必要はない。
 支配者だけが手に入れることの出来る自由を満喫する。
 その自由の代償は、犠牲者の方だけが自分の人生で支払っていくのだろうか。

 「あれから、大人になるまでに、何人かの男性とお付き合いしました。
でも優しい人を求めているのに、優しいだけじゃ、物足りないんです。
つまらないんです。私は気づきました。
もう、恋愛もできない身体に作りかえられてしまったことを。
人並みの幸せを求めてはいけないのだということを」

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