Gさんの作品
妹の馬
母の髪は長くてさらさらしていた。
小さいころはよく遊んでくれた。ゆりも遊んでもらっていた・・・
私の名前はみき、高校3年、私には二人の妹がいる。2女のあおい、3女のゆり。
両親は共働きで家にはほとんど帰ってこない。
母の名前はかなえ、パートの仕事だが家庭の事情もあり夜遅くまで仕事をしていて実際の主婦は私だった。
ある夏までは・・・
夏休みになり、両親は父の仕事で海外に出張となり母のかなえも同行することになった。
家は私たち3姉妹だけになった。
それが悪夢の始まりだった。
私は2女のあおいが3女のゆりのまえで犬になる姿を目撃した。
あおいはその日からゆりのペットとなり餌を食べ、ゆりに飼育されていた。
その姿を見た私も欲望から飼育されたいという願望が高まり、
首輪を自分につけ妄想にふけったが妹ゆりにその姿をみられ私も妹の犬となった。
そして今、母かなえだけが先に家に帰ってきた。
「ママ見て見て♪見せたいものがあるの、んふふ♪」
母が帰ってきて出迎えたのは3女ゆりだけ、母は私たち姉のことを心配したがゆりの見せたいものと
いうのに心配はかき消されていた。
「なぁに?見せたいものって?」
「いいからいいから♪」
母がゆっくりとゆりの部屋に近づいてくる。
そうその部屋に私とあおいは首輪をし檻に入れられている。
その姿は犬・・・
ガチャ・・・ゆりと母が部屋に入ってきた。私の人生は終わった。
長女として頑張ってきたが今日ここで全て台無しになる。
ゆり「見て、ママ♪私のペットたちよ♪」
そこには私とあおいが檻の中にいた。
母は私たちを見て青ざめた。
無言のまま立ち尽くしている。
私とあおいは下を向いたまま何も出来ない。母になんていえば・・・
しかし、ゆりと母の会話を聞いていると妙に奇妙だった。
かなえ「ゆ、ゆりちゃん?まさか??」母がオドオドと話す。
とても恐がっているように。ゆり「そうよママ♪ママと一緒よ♪んふふ」
ママと一緒?私はその言葉に耳を疑った。ママも犬なの??
ゆり「ママァ、姿勢をまっすぐに・・・動かないの」
そういうと母が姿勢をまっすぐにし動かなくなった。母の顔は泣きそうだった。
ゆりに支配されていた。ゆりがあるものを見せると母は首を振っていた。
かなえ「ゆりちゃんやめましょ・・・やっぱりおかしいわ・・・」
ゆり「おかしいのかなぁ?んふふ ママが望んでるんじゃないの?」
母は黙り込んだままだったが、ゆっくりとゆりの前で着ていた服を脱ぎ始めた。
その姿に私は目を疑ったが母はゆりと私達の前で裸になった。
ゆりが見せたものは、生のニンジンだった。
それを見ただけで母はゆりに逆らうことはしなかった。
ゆりが母親の胸を愛撫すると母は人間としての全てを捨てたみたいだった。
ゆりがお尻をパシッと何回か叩くと母は感じていた。
そしてまたあのニンジンを見せると母は四つんばいになり、生のニンジンをむしゃむしゃと食べた。
今分かった。ゆりが最近母に甘えない理由が、それは母をペットにしていたから、しかもたぶん犬ではない。
妹の口からは馬だと説明された。
たしかによく母はゆりにお馬さんごっこと言って小さいゆりを背中に乗せて遊んで
やっていたがまさかこんなことになってるなんて。
ゆり「おいしい?久しぶりの餌は?んふふ ママ今日もいっぱい走らせてあげるね」
そういうと13歳のゆりが四つんばいの母の背中にどすんと座った。
母の長い髪の毛を二つに分けて両手で手綱のように握った。
母の顔は少し上に引っ張られていたが、妹が母のお尻を思いっきり引っぱたくと母は前に走り出した。
「ママ!走りなさい!」部屋を妹を乗せて走る母に私は失望した。
この家は3女ゆりに完全に支配されてしまった。
母の顔はいかれていた。もう人間ではなかった。
楽しそうに部屋を走るゆり。
そして檻に入れられ犬になった姉二人。もうもとには戻れなかった。