イブさんの作品

第1章 プロジェクト始動 その2:アヤ

「そんなにユキが気にいらなかったの?」
 昼休みにお弁当を食べながら訪ねるユカリに、ハルは別に、と答えた。
「つまんなかったんだ。それだけ」
「私、ハルってもっと大人しいと思ってた」
「そういうふうに見せてたから。あのまんまでも良かったんだけど、つまんなかったし。
それにユキのああいう行動、エスカレートしたらウザイし」
 ユカリはそんなハルをちょっと怖いな、と思った。
これまで知っていた彼女はもっと穏やかで、物静かで、
そういうところが自分と似ていると思って側にいたのだ。
「でも私もユキって嫌いだったから、ちょっとザマーミロって思った」
 そう言ってユカリが屈託なく笑う。
「そういや、アヤとカナコを止めてくれてありがとね。
ユカリって意外と力あるんだね、アイツら二人とも止めるなんてさ」
「中学の時はバレー部だったからね。色々あってやめちゃったけど」
「色々?」
 うん、とうなずき、ユカリの表情が暗くなった。
「実はね、アヤにいじめられたの。
試合の日にトイレに閉じこめられて、それで結局出られなかったから先生達には
サボったって思われちゃって…」
「ふーん……最っ悪!じゃあさ、次はアイツいっとく?」
 ハルがいたずらっぽく笑った。
「え…でもアヤはこないだすぐに席に戻ってったじゃない。
何もしてこないのにいじめるのはちょっと…」
「何もしてなくないだろ。ユカリをいじめた分は罰を受けてもらわないとね」
 ユカリはそれでもまだ躊躇した様子だったが、中学の時のことを思い出し、しっかりと「うん」と言った。

「アヤ」
 授業が終わって部活のある生徒が活動を始めた頃、ユカリが優しく声をかけた。
今朝ユキにあんなことをしたハルと一緒にいるユカリだけにアヤは一瞬動揺したが、
それでも中学の時にいじめたこともある相手ということもあって、冷たい口調で「何よ」と返した。
「ちょっとね、話したいことがあるの。一緒に来てくれない?」
「面倒くさいわね、ここですればいいでしょ、何の話よ」
「ここじゃできないのよ」
 そう言ってユカリはお願い、と手を合わせた。
アヤがしぶしぶ立ち上がり、一緒についてくる。
ユカリは校舎内の色々な部活の部室がある方の棟に移動した。
いくつかの部活の部室が見え始めた頃、アヤは段々不安になってきた。
「ねえ、話って何?」
 立ち止まって動こうとしないアヤに、ユカリは満面の笑みで答えた。
「あのね!サッカー部の部長さんがね、アヤにお話だって」
 え、とアヤの表情が明るくなる。
ユカリはアヤがいつも放課後に校庭のサッカー部を見つめているのを知っていたのだ。
「へへ、話って何かな」
 嬉しそうにはにかんで、さっきより急ぎ足でサッカー部の部室に向かうアヤの背中を、
ユカリは冷めた目で見つめていた。
「じゃああとはお二人で」
 サッカー部の部室まで来て、ユカリは笑顔でアヤを見送った。
アヤが緊張しながらも嬉しそうにドアを開けて入った……その直後だった。
「きゃああっ!きゃっ…何?」
 アヤの悲痛な叫び声が響いた。
サッカー部の部室で待っていたのはもちろん部長ではなくハルだった。
アヤはハルに足をかけられ、つんのめったところを馬乗りにされてしまったのだ。
「ハマったね」
 ユカリが部屋に入ってきて、そのアヤを見下ろした。
「これ…どういうことよ!」
 体の自由を奪われても強い言葉で言うアヤに、ユカリはどこか怒りのまじった
淋しそうな目で「アヤは覚えてないんだ…」と呟いた。
「何のこと……きゃあっ!」
 ハルがアヤの尻を、それこそ馬を走らせる時のようにパシンと叩いた。
「忘れてんじゃねーよ。ユカリを試合の日にトイレに閉じこめただろ?」
 アヤがはっとする。
「そりゃ……だ、だけど、あんなの昔のことじゃない!今更……へっ!?」
 ゴチャゴチャと文句を言うアヤから降りて、ハルは今度はいきなりアヤを持ち上げるようにして
強引に立たせた。
「ユカリ、こいつ押さえてて」
 そう言ってアヤの両手を乱暴に後ろに回させ、ユカリに渡した。
アヤの脳裏に今朝の出来事が思い出される。
「やだ…ちょっ…待って、ごめん!謝るよユカリ!お願い許して!」
 慌てて叫ぶがハルは聞く耳を持たずにアヤのスカートのホックを外す。
「嫌ぁ…スカートは…ダメぇ!」
 涙目で懇願するアヤを一笑するとハルはスカートのチャックを下ろした。
ストン、とスカートが床に落ち、パンティがあらわになる。
「きゃああああああああ!!ダメ!やぁだ!戻してよお!!……ん…もご!」
 わめくアヤの口を左手で押さえ、右手で今度はブレザーのボタンを外し始めた。
「ん〜っ!!んん!」
 アヤが慌てて抵抗し始めるの見て、ユカリはそっとアヤのパンティの中に手を入れた。
ハルがそれを見て、笑いながらアヤの口を押さえていた手をはなした。
もう口を押さえていなくても叫び声は出ないと思ったのだ。
「ん…はぁ!やぁ…っ!」
 お尻の形をなぞるように手を動かす。
アヤが振り返って、悔しそうな、でも焦った表情を見せたが、
それはむしろユカリの中に眠っていた復讐心に火をつけるだけだった。ユカリは手を前に持っていった。
「きゃ……ひっ!!ん…やめ…やめてよっ!!」
 苦しそうな声を出しながらも強気に言ってアヤがユカリをにらみつける。
「立場…わかってないね」
 ユカリの指の動きが乱暴になった。
「あひゃああっ!痛い!痛い!いたぁいいぃ〜!!」
 その声にハルとユカリが満足そうに笑った。
ハルはブレザーのボタンを外し終えたので、ついでにYシャツのボタンも外し、
それらを脱がせて上半身もブラジャーだけにした。アヤがその場にペタンと座り込む。
「こんな……こんな……」
 涙を流すアヤの手を、ユカリが後ろから抱くようにそっと取った。
アヤがそれにようやくホッとした表情を見せた。
アヤの背中越しにユカリは優しい声でささやいた。
「これで終わりのわけないでしょ?」
「え?…きゃああっ!」
 ユカリは取っていた手を再び後ろに持っていった。
ハルがあらかじめ用意していた縄で、その手を縛った。
「何するの?もういいじゃない、許してよ!」
 二人は両足もしっかりと縛る。
ハルが無表情に、「お前、ユカリに何をしたんだっけ?」と尋ねた。
「トイレに閉じこめたんだろ?だったらお前も、だよな?」
 ハルの言葉に、アヤの表情が凍り付く。
「う…そ…まさか…こ、この格好で?」
「何だよ、下着も脱ぎたいか?」
 ハルが低い声で言ってにらみつけたので、アヤは慌てて首を振った。
「じゃあ大人しく来いよ」
 二人は抵抗するアヤを無理矢理トイレの前まで連れて行った。
「やっぱり嫌…!ユカリぃ、あの時のことは謝るよ!
そ、それに…あの時は服は脱がせなかったじゃない…」
 涙でうったえるアヤに、ハルは冷たく言った。
「利子だよ、バーカ」
 そして、ハルがトイレのドアに手をかける。
「え!ちょ、ちょっと待ってよそっちは…」
 ハルが開けたのは男子トイレのドアだった。
「ああそうだ」
 ポケットから黒のマジックを取り出し、ハルがユカリに目配せした。
ユカリがアヤをがっちりと後ろから押さえる。
「え?何?」
 ハルはアヤのお腹のあたりに大きく字を書いた。
「いやああああああああっ!!消して!消してえぇ!!」
 わめくアヤを、二人は男子トイレに連れ込み、掃除をした時にチェックを
つけるボードがあるところに、ボードをはずしてアヤの手を縛っている縄の一部を引っかけた。
こうすると足が浮いてしまい、アヤは身動きがとれない上に、場所がドアのすぐ近くなので、
男子が入ってきたらすぐにこんな姿を見られてしまう。
「部活が終わったら運動部のヤル気満々熱血ボーイたちがここに来るから、せいぜい遊んでもらいなさいよ」
 ハルがそう言い、ハルとユカリは出ていってしまった。
「ちょっと……嘘でしょ〜!?やだ!やぁだ!待ってよ!助けて!」
 アヤは必死に叫んだが、勿論聞いてもらえるはずがない。二人はさっさとトイレから去っていった。
 おなかに大きな文字で「犯してください♪」
と書かれた格好のアヤが男子に発見されたらどんな目に遭うか……。
そんなことを想像しながら、二人は廊下を歩きながら大笑いだった。

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