かとうこういちさんの作品
県教育委員会いじめ実態調査報告
市立A中学校 2年生斉藤麻衣子(仮名)の場合−2
第5限の音楽の時間。同校では別棟にある音楽教室で授業を行うが、
音楽担当教師の急病により音楽教室で自習となった。
代理の教師がつかなかったことは同校の落ち度であると言わざるをえない。
別棟での騒ぎでは声も届かず、結果問題を助長した。
斉藤麻衣子に対して自慰が強要された。
指揮台に使われる踏み台の上に上げられ、生徒たちが周りを取り囲む。
「今度はおまえの番なんだよ。昨日三田村がオナニーするの、おまえも楽しんで見てただろう。」
「さっさと、服脱げよ。」
「それとも、三田村みたいにボコボコにされてからやるのか。」
そんなこと出来ない、と小声で反発していた斉藤麻衣子だったが、
男子生徒の一人が斉藤麻衣子を平手打ちにした。
彼女自身の証言によれば、これですくんでしまったらしい。
反抗する気持ちが急激に萎えていったようだ。
殴られるのは怖かったという。
やむを得ず彼女は指揮台の上で制服を脱ぎ出した。
同クラスの男子生徒によれば、まるでストリップのようだったという。
この男子生徒がストリップを見たことがあるとは思えないが。
斉藤麻衣子はブラジャーとパンツの下着姿になった。
この辺で許してもらえるかとの期待があったとのこと。
しかし、もはやトランス状態の集団に抑制は働かなかった。
恥ずかしそうに両腕を前に組む斉藤麻衣子に業を煮やした一人の女生徒が彼女のブラジャーを
無理矢理剥ぎ取ったのである。
まだ先端の尖った膨らみかけた乳房を晒したまま立ちつくし斉藤麻衣子は羞恥に耐えた。
手で覆うことは許されなかったようだ。
彼女の証言によれば、この時まともに皆の顔が見られなかった。
そして、この羞恥に耐えれば許してもらえるという気持ちがまだあったとも証言した。
しかし、期待は裏切られた。
男子生徒から腹部に拳でパンチを受け、彼女は最後の一枚を脱がなければならないことを思い知る。
震える手足を押さえながら、斉藤麻衣子は下着を脱いで台上に直立した。
当時彼女の陰毛はほぼ生えそろっており、膨らみかけの乳房とのアンバランスな思春期だった。
「よし、まず皆にまんこ見せろ。」
「しゃがめよ。」
斉藤麻衣子は指揮台の上でしゃがみ込む。
両足を大きく開くように命じられ、皆がさらに前に出た。
男子生徒たちの目が自分の股間に釘付けとなっているのを、後から考えて
激しい羞恥におそわれたと言っている。その時は羞恥より恐怖の方が勝っていた。
「広げて見せな。」
「皆さん、斉藤麻衣子のまんこをご覧ください。」
彼女はそう言わされて、自分の手で秘唇を広げて見せたのである。
そして、そのままの姿勢で自慰を強要された。
広げた陰部をこすりながら彼女は自慰をしたそうである。
「行かないと、許してやらないからな。」
「嘘ついたって、調べるから。」
女生徒からも厳しい命令を受け、彼女はオーガズムに達するまで続けたとのこと。
最後に翌日は陰毛を剃ってくることを命じられ、当日は解放された。
こうして、その翌日から無毛の陰部に対するいじめが始まったのである。