keikoさんの作品


母娘 残菊物語 70



「老廃物がすべて排出され、お腹の中はきれいになりますわよ。
あとで、浣腸前の腸内の様子と比べるために内視鏡でごらんいただきますわ」
エステの講師を務める女は、そう言って排泄を続けている志乃の下の簡易便器を覗きこむ。
ハンカチを鼻に押し当てて、表情をゆがめながら志乃の排泄物を確認するのだ。
司会者の男も同じように簡易便器の中を覗き込み、
「これはたくさんでましたな。志乃さんのお腹の中は空っぽになったことでしょう。」
「いえ、まだですわよ。浣腸ダイエットの熟練者になると、これを三回から四回繰り返すのです。
そして排泄するものが注入した浣腸液だけになるまで洗浄するのです。
志乃さんの場合、まだ溜まっていたウンチが出ただけで、宿便といわれる便は排出されていないのです」
司会者の男性は、エステ講師と会話を続けながら志乃の生汗で濡れた裸体を見る。
そのズボンは明らかに勃起の兆候を示している。
「終わったようですわ」
エステの女が志乃の様子を見て排泄の終了を確認し、後ろにまわって濡れタオルで清めにかかる。
「・・・恥ずかしい・・・」
志乃は小さな声でそうつぶやいた。
後ろを清められ、再度、内視鏡が挿入された。浣腸前と後の腸内の様子が、大型のディスプレイに映し出されていく。

 スポーツ紙をはじめマスコミは川上志乃の衝劇的な芸能界復帰を取り上げた。
深夜番組とはいえ、視聴率は跳ね上がり、二十パーセントを超えた。
初回の放映では、元女優が浣腸ダイエットに挑戦した。
しかもスタジオ内で排泄までしてみせた。
とうぜん放送に耐えられないシーンにはぼかしが入ったが、志乃の裸体も切なげに悶える表情も、すべて放映された。
二回目の番組出演では、SMプレイのあれこれが紹介され、志乃は極小水着のまま、亀甲縛りにされた。
初老の縄師によって真っ赤な縄で志乃はほとんど裸体に近い体を緊縛されたのだ。
亀甲縛りは、プロの縄師の手で完全に志乃の体に絡みつき、ゆるむ気配のない見事なのもである。
乳首だけを小さな三角の布地でようやく隠している乳房は搾り出されており、真っ赤な縄は、股間にも通されていた。
股縄縛りである。亀の甲羅の形に綺麗な文様で上体を緊縛した縄は、志乃の股間に通され、背中の縄に編みこまれていく。
そうすることでさらに股間の縄が食い込む寸法である。
志乃の着用している水着は極小のもので、かろうじて中心部をおおっているに過ぎない。
そこに縄が食い込んだため、水着の布地は縄と共に割れ目にもぐりこみ、陰唇が露出していた。
それは番組のはじめの企画であり、志乃はその後もずっと緊縛されたまま出演した。志乃は緊縛された感想を求められ、
「気持ちいいですわ。縄が食い込んで、男の人に抱きしめられているようですわ。
それにまたに通された縄が私の大事なところに食い込んで少し身体を動かしただけで感じちゃうんです。
私、マゾだから、このままでいさせてください」
と答えたのだ。それは今井達郎に強制された言葉であったが、
志乃は女優時代につちかった演技力で本心からの言葉であると印象付けた。


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