けみさんの作品

お昼


ある人から聞いた話しの続きです。

彼女がいじめグループから入れ墨を入れられた次の日、いじめグループの人たちはすごい上機嫌だったそうです。
彼女はあいかわらずおとなしくしてます、というか、無表情だったそうです。
その顔を見てると、いじめたくなってくるそうですが。
お昼休みになりました。
「今日は、お昼食べさせてあげるね」
いじめグループのリーダーは、名前は礼子というのですが、やさしく彼女に語りかけました。
礼子は、机の中から、弁当箱を二つ取り出しました。
実は、いじめグループに命令されて、彼女は、毎朝登校すると、自分の弁当をいじめグループに
差し出していたのです。
たいていその弁当はごみ箱に捨てられてしまうんですが、今日は様子がちがうようです。
「こっちおいで」
礼子は彼女を手招きしました。
彼女は、この頃では、いじめグループの命令で、学校では、犬の首輪をつけることを命令されていたんですが、
礼子が呼んだことで、彼女の隣の子がすぐに、鎖をつけて礼子のところまで、引いていきます。
彼女は礼子の前で土下座させられます。
礼子は、鎖を受け取りながら、言いました。
「今日は、ごはんを食べさせてあげる」
礼子のやさしい言葉にクラス中があっけにとられました。
そして、礼子は弁当箱をひっくり返して、自分の足元の床の上にあけました。
「食べなさいよ」
いじめグループの一人に言われて、彼女は犬のように、床の上の食べ物を食べ始めました。
彼女には選択の余地はありません。
礼子は、四つんばいになっている彼女の下半身を裸にさせます。
いじめグループの一人が足で彼女のおなかを浮かせて、お尻が突き出るようにしました。
昨日いれたばかりの礼子のイニシャルです。
クラスのみんなはおどろきました。
「みんな、今度、こいつを借りるときは、わたしに言ってからにして。わたしのものなんだからさ」
と礼子は言いました。
彼女が食べ物を飲み込むたびに、お尻のイニシャルがゆれます。
面白がって、彼女の周りにみんな集まります。
彼女のお尻を上履きの先でつついたりする人もいます。
「ねぇ、おいしい?」礼子がたずねます。
「うん、おいしい」と彼女は、口の周りをごはんつぶでいっぱいにして答えました。
「人のことばをしゃべる犬がいるの?」
いじめグループの一人がそういって、彼女の頭を上履きはいたまま、踏みつけました。

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