紀子さんの作品

生意気な後輩に

所いろいろあった私達も2年生になりました。
この年の1年生にはとんでもない後輩が3人入学してきました。
見るからにヤンキーでした。
私のいた高校はそんなレベルが低い訳でもなくヤンキーみたいのが
入学するような事はなかったのですが、この3人は以外にも頭が良く
受験をトップクラスで通過していた様でした。
この子達が入学してきて2か月が過ぎた頃でした。

1年生の間ではもう敵なしといったところで、歩く姿は堂々
としていて回りがよける、見た目は膝下20センチはありそうな
ロングスカートを引きずるような、といった感じで遠くから見ても、
後ろ姿を見ても誰だかはっきりわかる1年生3人でした。

ただ私達2年生にとっては何も危害を加える訳ではなかったので
そのままにしていたのですが、この3人はいつしか私達2年生にまで
チョッカイを掛けてきたのです。
最初に掛けられたのは他のクラスの子でしたが、だんだん
私と仲の良いバレー部の子にまでチョッカイを掛けて来たのです。
だから1年生の時から同じクラスで親友の裕美なんかと
6人で1年生の例のあの3人は誰なのか調べ出しました。
その子達の名前は麻衣、摩耶、南美という3人でした。
でも偶然にも摩耶という子は裕美の中学の後輩だったのです。

私達6人はこの3人を捕まえ説得したのです。
摩耶も裕美の言う事に従い、南美も従いました。
でも麻衣が納得しなかったのです。
こんな状況でも
「ちょっと早く生まれたからって先輩面するな。」
と、まで言う始末。
でもその場は摩耶が
「すいません。」
と、言って麻衣を連れて私達の前から姿を消しました。
この日以来3人の仲が悪くなっていったようです。
いつも3人が並んで歩いていたのに、麻衣が1人で少し先を歩き、
2人は後ろからついていくような感じでした。
麻衣の無軌道ぶりは止まりませんでした。
裕美と私の同じクラスの子にまでチョッカイを掛けてきて、
私も裕美も完全にキレました。
私がその子に
「あの3人なの?」
と、聞くと
「麻衣という子一人よ。」
と、言いました。

私達6人は休み時間に摩耶を捕まえる事が出来ました。
そして事情を聞きました。
摩耶と南美も麻衣には見切りをつけていたようで最近では
話しもしていないようでした。
裕美も後輩に手を掛けるのは気が引けていたようでしたが
この言葉を聞いて安心したのか摩耶に
「麻衣を放課後私達が来るまで教室に残らせるようにしておきな。」
と、命令しました。
そして放課後私達6人は麻衣のいる教室に向かったのです。
摩耶達は裕美の命令を忠実に守り他の子達を返して麻衣一人だけ
教室に残してくれていました。
裕美が
「おまえ達ももう帰りな。」
と、言って摩耶達を返しました。

そして本題へ。
私が「ここじゃなんだからトイレに来な。」
と、言って麻衣を無理矢理連れて行きました。
麻衣は
「私をどうしようってんだよ。」
と、言うので私達も
「あんたの態度しだいだよ。」
と、言いました。
裕美が
「同じクラスの私の友達にまで手を出しやがって。」
「だから何だよ。」
「その子に土下座したら許してやるよ。」
と、いった会話が続きました。
でも麻衣は素直に聞き入れませんでした。
さらに麻衣は
「6人でフクロにする気か? 卑怯だぞ。」
と、悪態を突いてきました。
私は
「卑怯? 今まで摩耶達3人でいろいろやってきただろうが。」
と、言うと麻衣は何も言えなくなりました。
「摩耶達もおまえに見切りをつけたんだよ。」
「今までやってきた事後悔するんだな。」
と、脅しておきました。
麻衣は開き直ったのか1人に手を出して来たのです。
完全にキレた私達はみんなで麻衣を押さえつけました。
それでも往生際が悪い麻衣は暴れまくります。
麻衣の手が私達の顔の前を通ります。
ウザッたいので
「おとなしくしろ。」
と、言ってもまだ暴れます。
私は中学の時を思い出し、
「こいつ茶巾にしちゃおうぜ。」
と、言いました。
そしたら麻衣は
「茶巾? なんだそれ?やれるもんならやってみろ。」
と、言うのです。
麻衣は茶巾を知らなかったようです。
麻衣のスカートは超が付くほどのロング、簡単に茶巾が
完成して裾を何重にもかた結びをして転がしました。
麻衣は手が使えなくなったのですが、足はいまだにバタ
つかせていました。
私は
「こんな汚いパンツも脱がしちゃえ。」
と、言うと麻衣が
「やめろー。 やめてー。 やめて下さい。」
と、まで言い出しました。
少し大人しくなり今度は個室に放り込みました。
そしてパンツを下げた時、ガラガラという音が聞こえてきました。
トイレのドアが開いたのです。
そのドアを開けたのは1年生でした。
私達がいる事を知らなくてただトイレに来ただけだったのです。
私達2年生がいる事に驚いたのかこの子達は
「すいませんでした。」
と、言ってドアを閉めようとするのです。
裕美が1年生を呼び止めました。
この1年生達は麻衣がここにいる事をまだ知らなかったのです。
「君たち1年生でしょ?」
「は、はい」
「麻衣がここにいるんだよ。」
「エッ?」
「麻衣にはずいぶんひどい目にあってないの?」
「え、まー」
等の会話が続きました。

個室の中で茶巾にされうずくまっている麻衣の姿を1年生に見せました。 麻衣も同級生が来たのがわかったようでし。麻衣は
「誰?誰なの? 助けて。」
と、情けない声を出していました。
当然1年生は助ける事なんてしません。
裕美が
「後はあなた達にまかせるよ。」
と、言いました。
みんなもそれに賛成して私は
「これからどうしようかあなたの勝手だよ。」
「痛めつけるも、助けるも。」
「いいチャンスだから。」
と、あおっておきました。
そして私達は
「じゃー。」
と、言ってその場を後にしてトイレのドアを閉めました。
そしてその子達は
「どうしようか?」
等の話し合いをしてました。
でも次の瞬間
「この野郎」
「ずいぶんなめたことしてくれたじゃねーか」
「タップリお返ししてやるよ。」
等の叫び声が聞こえてきました。
そしてドタドタと物音まで響きました。
私達6人は目を見合わせニンマリ、そしてその場を後にして帰宅しました。
この日以来麻衣の姿を見掛けなくなりました。
というよりは気付かなかったのです。
今までは凄く目立っていた麻衣も次の日からきちんと学校には来ていたのですが、
あまりにも変わり果てた姿、そしてコソコソ端を歩く、といった
無惨なものになっていたのです。
今までたくさん無茶をしてきて幅を利かせてきた彼女も
全くニラミが利かなくなり、もうニ度と元には戻れなくなった彼女の運命は・・・・
みなさんの御想像にお任せします。

女子高編 第1部 おわり

メニューヘ 妄想小説へ

動画 アダルト動画 ライブチャット