霧裡爺さんの作品

恥罰学園 2



奴隷。
神崎千鶴を知る者たちは、誰一人としてそれを信じないだろう。
あまりにもイメージがかけ離れている。むしろ対極と言ってもいい。
その彼女が今、目の前で自分に対して全裸の土下座をしている。
「お、お願いです……私を……預かって――」
麗美は自分の所有物である奴隷の千鶴を貸す、言ってきたのだ。
「細かい条件は多少あるけど、基本的にはどう使ってもいいわ。
精液用便所として使うも良し、ストレス発散にいじめるも良し、ペットとして可愛がるも良し。ご自由にどうぞ」
その代わりに――と、学園を思うように動かすのに協力することを要求してきた。
「学生のままじゃあ傀儡でもつくらなきゃ難しいでしょ」
「なんで……あ、あんたの一族の力ならこんな小さな私立校の1つや2つ。買収できるだろう?」
「買収? そんなふうに手に入れたい訳じゃないわ。ただ私は……楽しみたいの」
「人間ほど――」
と、麗美は乗馬鞭を取り出し、
「おもしろいオモチャは他に無いもの」
鞭の先端の小さなヘラのような部分で、土下座したままでいる千鶴の女性器を下からこすった。
「詳しくは言えませんが」
麗美の鞭が動き続けている。千鶴を挟んで相対している鎌木には、そこの状態が見えない。
「教頭先生に拾ってもらえないと、相当辛い目に遭うことになるの」
鞭の動きに命じられ、千鶴の尻がより高く上がり、両膝が大きく離れてゆく。
「だからこんな恥ずかしいことでも従ってるんだけど……まだまだね。先生の靴にでもキスして媚びた
らどう?」
平伏していた顔が上がり、膝でにじり寄って来る。
唇が触れる寸前で反射的に後じさりした。
「あら、逃げることないのに。キスが気に入らないなら顔でも頭でも踏んづけてやったら?」
「あ! もしかして……こいつのことまだ好きなんですか? 告ったんでしょ、このメスブタに」
「!」
凍りついた鎌木の足に千鶴が唇をつける。
「50男の愛の告白。いいですねー。こいつは気持ち悪がってましたが。
あはははっ。そうそう。レイプしようとして失敗したんですって」
「ち、ちがっ――」
「隠してもダメです。こいつに全部白状させましたから。フラれたとき押し倒して犯そうと――」
「あ、あれは……事故……わざとじゃないんだ」
怯えて逃げようとした千鶴に最後まで聞いて欲しかった。
追いかけて肩をつかんだら足がもつれて倒してしまっていた。
「こいつにビンタされたんでしょ。見たかったなー。ドラマみたいじゃないですか」
「…………」
近寄らないで。気持ち悪い。彼女に投げつけられた言葉が甦る。
今度こんな真似をしたら警察を呼びますからね、とも言われた。
それ以後、給料は大幅にカットされている。新人教師並みだ。
会話は必要最小限の仕事のことのみ。
二人きりで会うことは避けられ、あのときの弁明さえできない。
人前であっても近づくと距離をとられる始末。
害虫のように疎まれ、生ゴミのように嫌われる日々の中で、
彼女に対する思いに憎しみが混じってゆくのを感じていた。
「だから教頭先生に預かってもらおうと思ったんです。
おもしろいでしょ。自分をフった女を好きに嬲れるだなんて。
しかも自分の上司。私が男だったらたまらないシチュエーションですよ」
足元の千鶴は懸命に唇と舌で奉仕している。
「こいつの望みでもあるしね」
千鶴の動きが硬直し、小さく嫌々をするように首を震わした。
「何度も自分でしてたんですって。先生にレイプされそうになった、その続きを思い描いてね。
恥知らずな妄想まで付け加えて楽しんでたのよ」
「……ゆる…して……」
「大嫌いな教頭先生が、大好物だったんです。おもしろいでしょ」
乗馬鞭でいじられ続けている千鶴の股間から、湿った肉音が聞こえた。
「分かりません? こいつの正体」
「や、やめ……ヒッ!」
ピシャッと高い鞭の音が上がった。
「やめろ?……おまえ、何様のつもり?」
麗美の声が低く恐いものになっていた。
乗馬鞭の先端が床から股間へと勢い良く跳ね上がる。
「ち、ちがうんです……あの……やめてくださいと……お願いを……ごめんなさい…ヒァッ!」
千鶴がおろおろと弁解している間も鞭は止まらず、女性器を打ち続ける。
「誰が靴舐めを止めていいって言ったの?」
「は、はいっ…すぐに…アッ!」
一段と激しく靴への奉仕が再開された。
(本当に……理事長は……ど、奴隷に……)
そう思わせる、信じざるを得ない淫猥な眺めである。
36歳の女理事長が犬の首輪をはめられて全裸で這いつくばり靴を舐めさせられ、
首輪のリードを握った女子高生に後ろから無毛の女性器を鞭打たれ叱られているのだ。
ピシピシャ、ピシピシャ――と、上下する鞭の先端が乾いた床と濡れた肉とを
交互に規則的に鳴らし続ける。
ふと、思いついて靴のつま先を上げてみた。
躊躇なく千鶴の舌が靴底を舐めまわす。
「ふふっ。ヌルヌルのグチョグチョでピンピン。ひどいものね」
麗美が背後から見た千鶴の状態を、そう表現した。


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