霧裡爺さんの作品

恥罰学園 29



 夜、天王寺邸の地下室。
壁面に埋め込まれている巨大な画面を3人の女が見つめている。
部屋の主は、場違いに豪華なソファーに腰掛けている女子高生。
天王寺麗美、17歳。
「いかがです、先生。久しぶりに見る御自分のクラス。フフッ」
先生と呼ばれた全裸の女は、ソファーのすぐ横で直接床に正座している。
田村香織、25歳。
麗美や楓のいる2年A組の担任教師である。
夏休み直後に拉致監禁され、2ヶ月が過ぎていた。
その間、担任代理として学園に送り込まれている女は、これも全裸でソファーの後ろにひっそりと立っていた。
外園理沙、29歳。
麗美が以前通っていた高校のクラス担任で、今は絶対服従のマゾ奴隷として飼われている。
「理沙。おまえはそこに――」
と、麗美は手にしている特製の鞭で香織の斜め後ろを指した。
「そう。もっと近づいて。先生が画面から目を逸らしたり閉じたりしたら……うん、足の指でも踏んであげなさい。
遠慮いらないから。強くね」
「はい」
「回数を憶えておきなさい。後でまとめてお仕置きするから」
「はい」
「香織先生。ここを出て楓がどうしているか心配してたでしょう。じっくり見せてあげる」
「……はい」
  
 画面ではクラス委員長である楓が、この地下室にも何度か来たことのある生徒たちに責め立てられて、
パンティーを下ろし始めたところだった。
おずおずと片足を上げて抜いたところで『もったいぶんな!』と怒鳴って、和美が蹴り倒す。
小さな悲鳴を上げて、不恰好に倒れた楓の姿に笑いが起こった。
そこへ数人の女子が群がり、楓の片足を大きく持ち上げてノーパンの股間を割り開かせた。
『はい。おっぴろげーっと。キャハハハッ』
『こいつ。隠してんじゃねーよ!』
蹴られた楓の両手が股間から離れてゆく。
幾つもの生徒の後頭部が隠しカメラとの間に集まり、肝心の部分は撮れてなかった。
その覗き込んでいる後頭部が揺れ、笑いと歓声とどよめきが上がる。
『うわー! 出た出た。キャハハハッ』
『はっずかしいヤツ』
『見て見て。なんか濡れてない?』
『すっげえ! マンコ丸出しだ。やっりってぇー』
『何してんの楓。信じらんない』
『こいつ変態じゃない』
ざわざわと複数の蔑む声が混じり合っていた。男子のものもある。
  
(ひどい……やめて……お願い――)
香織は自分がそうされているような心境で、たまらず目をつむり顔を背けた。
「ングッ!」
とたんに正座している足の指を理沙に踏まれ、想像以上の痛みに呻く。
「ちゃんと見てあげなさい。楓は先生を守ろうとして耐えてるんだから」
麗美のその言葉の意味を香織は痛いほど分かっている。
課せられた連帯責任。
それが楓を縛り付けている。
楓が命令に逆らうと楓自身だけでなく、香織にもお仕置きが下されるのだ。
もちろん、逆の場合もある。
我慢強い楓も自分のせいで香織が痛めつけられるのには耐えられずに屈服した。
互いを思いあう気持ちが仇となり枷となった。
『んー。そこだと見づらいわね――』
麗美の声が画面から流れた。
自分の姿を画面上に見つけた麗美は、小首をかしげて微笑んだ。
  
『机を並べて、その上で寝てみたら?』
やんわりとした麗美の物言いだが、楓にとってそれは絶対の命令である。
『……はい……そ、そうします』
楓は、らしくない小さな声で答え、自分を晒すための舞台を作り始めた。
やがてみんなに言われるがまま、短すぎるスカートをまくって下半身だけを露出して、並べた机に仰向
けに寝ると両膝を鋭角に立てた。
『はいー。そのままガバッと開く!』
『まだ見てない人は集まれー。立花楓のノーパンM字開脚が始まるよー』
多くの嘲笑と好奇の視線を浴びながら楓の膝が離れてゆく。
『アァッ……いやっ――』
泣き声のような呻きとともに、ついに楓の膝は限界まで開かれた。
そこを明るい陽光が無慈悲に照らして、わずかに綻んでいる秘唇の様子や、
奥から湧き出している愛液を輝かせ、肉体が恥ずかしい状態であることを露見させた。
『こいつ、やっぱり濡らしてるよー。アハハハッ!』
その恥ずかしい指摘に、楓はたまらず顔を覆った。
  
 そこで映像がピタリと止まった。
「桃子がね――」と麗美は画面を見ながら口を開いた。
「どうせ皆に見せるならカワイクしようよって言うの」
桃子と和美と文恵の3人は、最初に香織が拉致されたときから関わっている生徒たちだ。
「桃子の言うには、濡れてるおまんこの方がカワイイんだってさ。フフッ。
あの娘って少し変わってて楽しいよね」
「だからね――」と香織に顔を向けた。
「塗ってあげたの。先生も好きでしょ。うちの催淫剤。
3時間目の授業が始まる前にトイレに呼び出してね。
おもしろかったわよー。ちょっとしか塗ってないのに楓ったら、
授業中にもじもじくねくねお尻揺すって。哀れっぽい目で私のことチラチラ見るもんだから、
もう可笑しくって。吹き出しそうになって――」
(なんて……なんてことを……私さえ……許して)
「しかも桃子が『楓ちゃん、だいじょうぶー? 無理しないでねー』なんて言うもんだから。
アハハハハッ。
文恵と見合って大笑い。私、教師になんか怒られたの久し振りよ。フフッ」
その催淫剤がもたらす辛さを、耐えられない痒みと半強制的に与えられる快楽を、
香織は身を持って思い知らされていた。
意志も尊厳も理性も慎みも誇りも、まとめて叩き潰されて悦楽の泥沼にズブズブと沈んでゆく。
(いけない……だめ!)
香織はそれを思い出して身体が反応してしまわぬように、全裸の正座姿のまま足の指を強く折り曲げ、
後ろで組んでいる両手を固く握った。
肩幅と同程度広げられている両膝。空いている股間を舐める空気を意識してしまう。
「あれー。せんせぇー……」
見透かしたように麗美が笑い、手にしている鞭の先端で香織の乳房を横から突つく。
(あ、あ、あ……)
ひょい、と鞭の先端にある小さなヘラのような部分が、香織の乳首を跳ね上げた。
「ンンッ!」
漏れる声に甘いものが混じる。
「淫乱なメス豚の香織先生」
「は、はい……」
答えねばならない。
「ひどいものねー。楓は先生のためにがんばってるっていうのに。それをいじめられてるのを見て……
しかも先生の生徒たちによ。あきれたわ」
そう言いながらも麗美は手を止めず、鞭先で香織の乳首を弄り続ける。
「も、申し訳――」
「私に謝っても意味無いでしょ! バカね。まあ、いいわ。理沙」
「はい。麗美様」
「おまえ、このメス豚先生の乳首をつまんで弄ってあげなさい。VTRが終わるまで、ずっとよ」
「はい」と理沙が香織の背後に密着して正座する。
「ちゃんと自分でお願いしなさいよ。メス豚先生」
「……はい……あの――」
奴隷に相応しい言葉を考えて吐かねばならない。
「り、理沙さん。メス豚にも劣る……い、淫乱な私の乳首を……あの、つまんで……
い、弄ってもらえないでしょうか……お願いします」
薄笑いを浮かべた麗美が頷き、理沙の細い指が香織の乳首をつまんだ。
「じゃあ続きを見ましょうか」


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