霧裡爺さんの作品

恥罰学園 40



「ふふっ。公開立ちションの次は公開立ちオナニーですか。立ってするのがお好きなんですねー」
「そ、そんなことは……」
全裸開脚正座させられている香織のほぼ正面に麗美は座っていた。
直接床にでも椅子にでもない。
香織同様全裸のままでいる理沙の丸められた背中の上にである。
この麗美の元担任だったという美貌の女教師は、「椅子」の一声で意図を察し、
指された場所で素早く這いつくばり、身体を丸めたのだ。
その麗美の背後、香織から見て正面の壁に埋め込まれている巨大モニターは、
9分割されている全ての画面が楓の授業映像に戻されていた。
「で、最後までやったんですか? 立ちオナニー」
そうなっていてもおかしくなかった。
渡された紙には、最後にはパンツを下ろして足を開いてイクまでやれ、と書いてあったのだ。
「いえ……それが――」
思わぬところから救いが、いや妨害が入った。
――うるさい。うるさいっ! うるさーいっ!
徹底して無視をし続けていた中年の女性担任教師が、突然ヒステリックに怒鳴り出したのだ。
「ふうん。さすがにいじめを注意したんだ」
そうであったらどれほど良かったろう。
香織は力無く首を振る。
「違います……全然、違うんです」
驚くほど授業にも生徒指導にも無関心な人だった。
それどころか生徒の存在自体を邪魔だと感じているようであり、
型通りの授業以外は口を開くことさえしない。
目の前で香織がブタ子と罵られ、裸に剥かれ、ぶたれようと気にもしない。
ホームルームの時間は窓際に椅子を持って行って生徒たちに背を向けて座り、
耳栓をはめた上で読書に耽るのが常だった。
ただ、自分のこととなると些細なことでも怒りを爆発させていた。
このときも香織に対するいじめよりも、それで盛り上がるクラスの騒音が気に障っただけであり、
むしろ騒音の元と見なされた香織は激しく何度もぶたれたあげく廊下に出され、
結果として立ちオナニーは途中で中断されたのである。
「はー。クラスメイトだけでなく、教師にも恵まれなかったんですねー」
その年の秋に両親の都合で東京の学校に転校するまで香織はいじめられ続けたが、
転校先ではこれが同じ高校なのかと思うほど環境が激変した。
新しく綺麗な校舎、風通しの良い校風、優しく熱心な担任教師。
またいじめられるのではと怯えていた香織の心はゆっくりと解きほぐされ、
しだいに本来の健康的な明るさを取り戻し、過食気味だった食生活も改善され、クラブ活動にも参加するようになり、
暗い肥満状態にあった少女は周囲も驚くほどの美しい女性へと変貌を遂げたのである。
「それでどうして先生は教師になんかなったんです? 学校にいい思い出なんかないでしょ」
「それは――」
辛かった時期を思い出してみると、最も憎いのはいじめのリーダー格の女子でもなく、
処女を奪われ何度も性的奉仕を強要されたあの男子でもなく、途中から加担していった多くの生徒や見物して笑っていた
野次馬たちでもない。ましてや学校そのものでも。
何もしなかったあの担任教師を恨んだ。
彼女が見て見ぬ振りを続けたために、あそこまでエスカレートしたのだ。
止める力、未然に防ぐ手段を持っているのは教師だけかも知れない。
転校先の優しい生徒思いの教師に傷を癒された香織は、そんなふうに思うようになっていった。
だから、私は――。
「千鶴……ああ、理事長に言ってたそうね。いじめをこの世から無くしたいって」
理事長を下の名で呼び捨てにする麗美に、たまらなく嫌な予感がした。
「……どうして……それを」
麗美はそれに答えず、にっこりと微笑む。
「不思議ですよねー。過去にいじめられた経験を持つ先生が、いじめを無くすために教職に就いて――

麗美が床に置いてあるバイブのリモコンを拾う。
「それでどうしてそんなに濡らすんです? いじめられてる楓を見て」
「そ、それは……アゥ、アッ――」
香織の性器を貫いている淫具の振動が急に止まり、また動き出す。
それまでの単調な弱い振動にすら危うかったものが、麗美の嬲るようなオンオフの繰り返しに
一気に追い詰められてゆく。
「ゆるし……も、もう……クッ!」
「ガマンしないでイッたらいいじゃない。もちろんそうなったら楓に罰を与えるけどねー。
何がいいだろ。やっぱり集団レイプかな。見境無くガバガバになるまでやらせて。
あ、そうしたらデキちゃうかも。あははっ、想像したら笑えません? 楓のお腹が大きくなるとこ。ふはははっ」
何て恐ろしいことを。
香織は唇を噛んだまま、必死に首を振った。
「気に入りませんか? 楓には黙っておけばいいでしょ。先生がイッちゃったせいでってことは」
「わ、私だけ……私だけを、気の済むように……罰して下さい」
麗美の表情が不機嫌そうに曇る。
「そう。どうしても良い教師ぶりたいの」
1段低い声を発し、理沙の背中から腰を上げて麗美が近づいて来る。
「グッ!」
殴られるのを予想して身構えていた香織の中で、バイブの動きが急に変化した。
それまで全体が小さく身震いしていたものが、ゆっくりと大きくその身をくねらせ始めたのだ。
受け入れるだけでも苦しい巨大なバイブが、膣の内部をというより膣そのものを無慈悲にかきまわしてゆく。
「下を向いたらダメだって言ってるでしょ」
髪をつかまれ、顔を引き上げられる。
「痛い?」
小さく何度も頷いた。
「でも感じてるんでしょ?」
目をつぶって1度だけ頷くと涙がこぼれた。
それを見た麗美が小さく笑った。
「先生。あなた昔いじめられてたことを思い出してオナニーしたことあるんじゃないですか?」
「ううっ……」
「答えなさいっ!」
麗美がリモコンを操作して、バイブの動きと強弱を次々に切り替える。
「ヒッ! あっ……あり、ます」
「やっぱりね。何回くらいです」
「わ、分かりません……」
「それは多すぎて見当もつかないってことですか」
目を伏せて小さく頷いた。
「……はい……な、何回も。そのとおりです……」
麗美が勝ち誇ったように笑う。
「いじめを無くしたいなんて言っておきながら、自分がいじめられたのを思い出しては日々オナニーに
耽っていたわけ。どっちが本当のあなたなんでしょう」
「…………」
「教師の道を選んだのも、本当は学校で受けたいじめが忘れられなかったからじゃないんですか」
「そんなっ! それは違い、アッ!」
バイブの動きが激しさを増した。
「楓を見て簡単に発情していたくせに。えらそうなことを言える?」
「ヒゥッ……あっ、あっ、あっ――」
もう分からなくなった。
麗美の言うとおりなのかも知れない。
恐れて、憎んで、嫌悪しながらも逃れられない。
それは自分がどこかで求め、欲しているからなのだろうか。
あの泣きたくなるような惨めさを。
消えてしまいたくなるような辱めを。
どうにもならないイライラに呑まれそうな夜、無力感と自暴自棄に包まれた夜、
特に生理前には決まって酷い思い出を頭に浮かべて指を使っていた。
それでも物足りず、恥ずかしい妄想を加えては慰め続けていた。
「アグッ!」
左の乳首に激痛が走った。
いつの間にか麗美が膝が触れそうなほど近くにしゃがんでいて、
乳首を捻じりながら引っ張っているのが、自分の涙越しに霞んで見えた。
「可愛くて可哀想で恥ずかしい先生――」
麗美が耳元で囁く。
「私の言うとおりに言いなさい。大きな声ではっきりと」
優しく言い聞かせるような麗美の声が、深く染み入って来る。
自分が迷子に、泣きじゃくる幼子になった気がした。
こっちよ――と、差し出されたお姉さんの手に縋り付けばいい。考えることなんかないんだ。
乳首を甘く弄られながら、バイブで性器をえぐられながら、ウンウンと頷いて口を開く。
「わ、私は――」
「ダメ。もっと大きな声で。こう言うの」
乳首がつねられて悲しくなった。
でも、ちゃんとできなかったから悪いんだ。しかたがないんだ。
「私は……いじめられるのが好きっ! 好きです」
笑われた。でも頭を撫でてもらえた。
「フフッ。次はこうね」
そっと耳元に囁かれた恥ずかしい言葉を大きな声で繰り返す。
「か、楓がいじめられてるのを見ながら……オナニーしてしまいました! ごめんなさぁい」
そう。音を出せと言われただけだったのに、してしまった。感じてしまった。
「もう……ガマンできません。イカせて下さい。お願い、お願い――」
言わされているのか言っているのか、自分でも分からない。
「そのまえにすることがあるでしょ。自分で汚した床をきれいにしなさい。犬みたいに這ってペロペロ舐めてね」
「はい……麗美様」
両手を着いて四つん這いになって後ずさる。
挿入されたまま動きを止めているバイブが重い。
自分が座っていたところに恥ずかしい水たまりが、想像以上の大きさで床に広がっていた。
そこに顔を近づけて舌を伸ばす。
いやらしい臭いと惨めな味がするそれを、ピチャピチャと懸命に舐め取ってゆく。
「素直でいいわ。ご褒美をあげなくちゃね。お尻を高く上げなさい、香織」
内緒話のように囁かれた命令。
名前を呼び捨てにしてもらえたのが妙に嬉しかった。
「いい。1分間だけあげる。その間に手を使わずにお尻だけ振ってイキなさい。
時間内に上手にできたらあなたにも楓にも罰を与えないでおきましょうね」
かえで。そう、楓を守らなければ――。
「はい。始め!」
考える間もなくピシャッとお尻が叩かれた。
「くぅぅ……」
左右に小さく振った。
抜け落ちてしまいそうな心もとない感覚と、小さな肉の悦楽とが同時に起こる。
「そんなに上品な振り方でいいの? 時間切れになっても知らないわよ」
「うっ……くっ……ん、ん、ん――」
恥も外聞も無く、夢中で尻を揺すった。
尻だけでなく、両肘と両膝で踏ん張って身体全体をくねらせる。
ふるふると両の乳房が揺れ、先端の尖りきった乳首がでたらめに踊って甘い悦楽を生む。
だが肝心の女の部分は、皮肉にもバイブをきつく食い締め過ぎているため、
もどかしいような小さな刺激しか得られなかった。
「あははっ。みっともないですねー。可哀想だから手伝ってあげますよ」
停止していたバイブが震え始めた。
「フッ……うぅあ――」
突然の刺激に、頭の中で快楽の火花が弾け飛ぶ。
あと10秒よ――と、囁く麗美の声はもう届かない。
白一色に輝き始めた世界の中、香織は自身を性悦の坩堝へと放り投げた。
「――ッ! だ……いやっ――」
ビクッ、ビクッ――と、断末魔にも似た喜悦の痙攣が幾度も起こる。
「いっ、イキ……いっちゃう……イキますぅ、あっ、あぁっ!」
麗美が立ち上がり、愉悦に震え続けている香織の横顔を踏みにじった。
「どう? おもしろいでしょ。楓」
麗美が香織の尻の向こうに話しかける。
そこには2人の屈強な男に挟まれ、厳しく拘束をうけている全裸の立花楓が猿轡を噛まされて立たされていた。


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