霧裡爺さんの作品

恥罰学園 42



 楽しそうに大声で笑っている麗美以外の5人は、誰も今夜の集まりを知らされていなかったようで、
開けられた地下室のドアを挟んでそれぞれの反応を示した。
小さく身じろぐものの隷従の姿勢を崩さず、裸身を晒し続ける理沙。
細い悲鳴を上げて両手で身体を覆い、しゃがみこむ香織。
鼻を吊られたままの動けない身体を揺らし、驚きに目を見開く楓。
その並んでいる3人を、呼吸すら忘れたように硬直して見つめる鎌木。
鎌木の足元で小さく身体を丸めて震えている全裸の女。
「何してるの、先生!」
そう言ってから麗美が口に手を当てる。
「あっ、これじゃあ先生がたくさんいて誰のことか分からないか。
……香織、あなたよ。誰がしゃがんでいいなんて言ったの。立ちなさい!」
でも、あの――と、呟きながら香織はおずおずと立ち上がった。
(どうして? ……教頭先生がどうしてここに……?)
苦手な上司だった。
他人に対する優しさや寛容さが感じられず、特に生徒たちには厳しく、
ミスを犯したり規則を破った者たちを嬉々として罰するところがあった。
しかも自分を見る眼に、教師のそれではなく明らかに性の対象としての値踏みが含まれているのを感じていた。
「ヒッ! アァッ!」
麗美が乗馬鞭で、すでに真っ赤になっている香織の尻を左右1発ずつ打ち、
「クッ……」
連帯責任と言わんばかりに楓の尻も打った。
「だらしないわねー。理沙と同じようにしっかりと……いや、勝手にしゃがんだ罰よ。
おまえだけ足を広げてオマンコ突き出して立ってなさい!」
「は、はい……麗美様……」
逆らっても無意味なことと思い知らされている。
香織は舐めるような鎌木の熱い視線をできるだけ無視し、
羞恥に焙られながらもゆっくりと足を開いて前方に腰を突き出した。恥部を晒すように。
(み、見ないで……)
「なに甘えてるの、おまえ。分かってるでしょ。ちゃんとやりなさい」
鞭で腫れ上がってる香織の尻が、今度は麗美の指で抓られた。
「つぅ! ……はい」
さらに膝をガニ股に離して腰を突き出す香織の姿は、
まるで酔っ払いの男の立ちションのように無残な眺めになった。
しかも羞恥の部分は長いこと極太のバイブを挿入されていたせいで、今もポッカリと開いている。
あさましく濡れ乱れている状態の女の肉を自ら晒さねばならない恥辱に、
香織の肉と心は被虐の炎に犯されてゆく。
「黙って出してないで挨拶ぐらいしなさい。教頭先生に見せるのは初めてなんだから」
麗美が香織の耳に口上を囁く。
こんなものね。始めなさい――と、軽く頭を叩かれ、香織は口を開く。
「……きょ、教頭先生。御無沙汰しております。田村香織です――」
何か、もごもごと不明瞭な返事を鎌木は返した。
「私は現在ここで……天王寺麗美様に所有して頂いて一人前の奴隷となれるよう調教を受けております
……どうぞ、この恥ずかしい身体を……お、オマンコをご覧になって下さい。
ついさっきイッたばかりでこんな有様で……べ、ベチョベチョに……」
「フフフッ。どうです、教頭先生。こいつのは?」
前にまわった麗美が乗馬鞭の先で、香織の突き出されている秘部を下からこすり上げる。
「これって男性から見ると魅力的なんですか? うちの人間に入れさせたところ、
けっこう評判いいんですよ。あっ、よかったら教頭先生も試してみます?」
反応したのは楓だった。
「なっ! 何言って……だいたい何で教頭がここに、グッ!」
麗美が鞭で黙らせた。ついでに香織も打たれる。
「あなたになんか聞いてないでしょ、楓」
すでに香織は諦めていた。
しょせんは奴隷にされてしまった身である。
命じられれば誰が相手でも受け入れさせられるのだ。
「しゃぶれ」と言われれば口を使い、「這え」と言われれば犯されやすいように
尻を上げて性器を差し出さねばならない。
上に乗って自分から迎え入れ、相手が放出するまで腰を振らされることもある。
だが、今までは顔も名前も知らないボディーガードたちが相手だった。
彼らは香織たち奴隷とは口を利かない。声すら滅多に出さない。
道具としての存在が強い彼らと、以前の自分を知っている教頭とでは屈辱の度合いが全く違う。
しかも――と、香織は横目で楓を盗み見た。
彼女の目の前で牝犬のように這わされ、犯されながらも腰を使い、歓びの声を上げてしまったら。
もし、我を忘れてアクメに陥ってしまったら。
地下室に響く麗美の笑い声が、香織の想像を破った。
「じょうだんですよ、教頭先生。何まじめに考えてるんです。アハハハッ」
「い、いや。俺は……」
うろたえ、言い繕う鎌木の前に麗美は歩いて行く。
「で……おまえは何してるの?」
それまでの楽しげな声と打って変わり、麗美は低い声で鎌木の足元で小さくうずくまっている
全裸の女に話しかけると、
「立ちなさい! 千鶴!」
白い背中と尻を交互に鞭打った。
香織の目の前で、白い肉塊が呻きを漏らして立ち上がる。
強引に上げさせられたその顔は、紛れもなく明光学園理事長の神埼千鶴その人であった。
(まさか……そんな……)
あまりのことに香織は声も出ない。
彼女こそが希望だったのだ。
この地下室を出ることができたら、すぐに相談して助けを求めようと思っていた人である。
彼女なら、きっとなんとかしてくれると。それが――。
「……そんなのって……信じられない……」
その楓の呟きも当然だろう。
普段の理事長は強く美しく優しい正義の人というイメージを誰もが持っていて、
裸で這いつくばり鞭打たれる姿など想像もできないのだ。
麗美はその全裸の理事長千鶴と教頭の鎌木とを引き連れ、香織たち3人のすぐ前に立たせた。
「ええと、紹介の必要は……なさそうね。でも一応やっときますか」
両手で股間を押さえてうな垂れている千鶴の手の甲を、麗美が鞭打って外させる。
「何そのかっこう。ちゃんとしなさい! 香織先生を見習っておまえもオマンコ突き出し……。
そうだ! どうせなら全員で。理沙、楓、おまえたちもよ」
理沙は素直に従い、楓は逆らったが数発鞭打たれ、それ以上に香織が打たれるのを
見せられると屈服せざるを得なかった。
麗美たち側から見て右から理沙・香織・楓と横に並んだ3人が足を開いて腰を突き出し、
それぞれの秘部を晒す哀れな格好になった。
それと見合わせられるように香織の真正面から2メートル程離れた位置に、
千鶴が同じ姿勢で立たされた。
奴隷たちによる性器の見せ合い。千鶴1人だけが完全な無毛状態である。
「へー。えらい、えらい。そこはきれいにしてたんだね」
麗美が覗き込んで笑い、相対する3人の女たちは一瞬目を向けたものの、
すぐに気まずそうに逸らした。
「はい。紹介しますよー。全員注目。ちゅうーもーくっ!」
麗美の乗馬鞭が90センチはありそうな豊かな千鶴の乳房を左右とも叩き、
柔らかそうな無毛の恥丘も叩く。逆三角を描くように何度も。
それはまるで黒板を支持棒で叩く教師のようだった。
その打擲は千鶴自身の口から「お願いします。見て下さい」と言わせ、
全員の視線が集まるまで続いた。
「この恥ずかしいツルツルマンコの持ち主が我らが学園理事長、神崎千鶴でーす。
歳は……えっと36だっけ」
麗美は香織たちによく見せるように、千鶴の斜め後ろにまわって髪をつかんで顔を上げさせ、
さらには尻を鞭打って腰をより突き出させた。
「り、理事長……」
これだけ近くでみても香織には信じられなかった。信じたくなかった。
「見てのとおり私の奴隷。
理沙ほど古くはないけど香織先生よりは先輩ね。
香織先生や楓がここで監禁
されてるのもこいつは知っていたのよ。ひどいでしょー。
自分とこの教師や生徒を見捨てちゃうんだから。フフッ」
「嘘……」
香織の気持ちを代弁するように楓が呟いた。
「本当よ。ここにいる女はあなたたちの知ってる心優しく誇り高い理事長様じゃないの。
あの学園の全てを、教師も生徒も自分も含めて売り渡したバカ女のなれの果て。
あなたたち2人が今現在こうなっているのも、こいつが原因ってわけ。
恨み言の1つでも言ってやれば?」
そうでしょ、千鶴――と、麗美の乗馬鞭の先が開かれている千鶴の脚の間に入り、
真下から柔らかな秘部をペチペチ叩いた。
「ウッ……はい……私が、私が愚かだったんです。……全て私が悪いの。
だから香織さん、楓ちゃん。
私を恨んで……憎んでちょうだい。ごめんなさい、ごめんなさい……」
その間も麗美は秘部を叩き続ける。
「フンッ。同情を引くようなことを言ってもダメ。おまえがどれだけ淫乱なマゾ牝かってことを私が1
番よく分かってるんだから。
今だってこんなシチュエーションに興奮してるんじゃない? 
あんたみたいなド変態マゾを預かってる教頭先生のほうがたいへんよ」
「えっ――」
思わず声を漏らした香織は教頭を、ぽつんと立っている貧相な男を見た。
まったく想像がつかなかった。
たとえ裸に剥かれて奴隷に堕とされたとしても、香織の中で千鶴はやはり千鶴である。
自分もこんな女性になりたいと崇拝に近い感情を覚えた人である。
天王寺グループという国家レベルの影響力をもつ財閥を背景にしている麗美になら、
いやそれでも認めたくはないが、ましてや卑しい小男の教頭なんかに隷属している姿が思い浮かべないのだ。
それは自分が穢されるよりも、なお深い冒とくに思えた。
「しばらく見ないうちに何か――」
麗美が鞭で千鶴の全身を、乳房を、乳首を、腰を、尻を、恥丘を、腿を舐めるようになぞる。
「ますますエロい身体つきになってない? 胸も張って、前より大きくなってるよね、
これ。……ふーん。女って不思議。男に揉まれて咥え込んで変わるんだねー」
その変化は千鶴自身も感じている恥ずかしいものだった。
見た目だけでなく、連日嬲られることによって感度が上がっている気がしている。
我を忘れて上げた自分の嬌声に気づき、顔を赤らめることもしばしばだった。
その後は決まって惨めな思いに陥るのだが。


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