霧裡爺さんの作品

恥罰学園 5



「あ、あの……罰を……受け――」
「はっ。また天王寺麗美に何か余計なことを言ったのか」
這ったままの千鶴の横顔を靴底で軽くこする。
この奴隷理事長は、たまに飼い主である麗美に逆らうことがある。
自分への虐待ならともかく、自分以外に被害が及ぶとき、特に生徒に対するものには敏感に反応した。

逆らうといっても一言二言哀願するのが精一杯で、結局は従うことになるのだが。
それで麗美の機嫌を損なって、罰を受けることがあるのだ。
麗美が直接罰することもあるが、最近は忙しいせいか任されることが多い。
千鶴にとっては迷惑なことだろう。
「懲りないな。逆らっても無駄だと分かってるだろう。それともマゾ女らしく嬲られたくて、わざと罰
をもらいにいってるのか」
「そっ、そんなこと……ありません」
「どうだかな。生徒ごと学園を売り渡した罪悪感に耐え切れず、罰を求めてるんじゃないのか」
「…………」
なぜ、この誇り高い理事長が麗美の奴隷に成り下がったのか。
その経緯も事情も関心が無かった。と、いうより持ちたくない。
鎌木にとって大事なのは今だけだ。
無味乾燥とした自分の人生の中で、今が唯一訪れた至福の時である。
下手に探って壊したくない。
これは麗美の悪趣味な悪戯が、偶然にもたらしてくれた幸運に過ぎないのだから。
「ま、どうでもいいさ。今度は何をしろって言われたんだ?」
「ここで……放課後すぐに理事長室で……か、浣腸の刑だと言われ――」
千鶴にとっては最悪の行為を最悪の場所で最悪の相手に、ということだ。
「ふん。それだけかい?」
「あの……と、トイレなんか行かせず……そこで漏らさせろ。後は好きにしていい……とのことです」

口を閉じたまま鼻息と喉で笑った。離婚された妻に嫌がられていた癖だ。
「やれやれ。そんなものを嗅がされなきゃならんのかよ。ここでってことは……オマルか何か――」
千鶴の眉が苦渋に歪む。
「ゴミ袋に……させて下さい」
それが千鶴の考えた方法なのだろう。
確かにそれなら部屋も汚さずに、匂いも最小限に防げるかもしれない。
この理知的で美しい女が、浣腸を受けて排泄させられる方法をどんな顔で考えていたのか。
そう思うと笑えた。
準備いたします――抑揚の無い声で千鶴は立ち上がると、
自分を罰するための道具を取り出して床に並べた。
「……お願いします」
正座で三つ指をついた千鶴の頭が下がってゆく。
(その覚悟、天晴れ。とでも言って欲しいのかよ。気に入らねえ潔さだ)
後頭部を踏みにじる。が、声も出ない。
崩れぬように声を殺し、乱れぬように感情を止めて、自分を守ろうとしているのが分かる。
「ここじゃやりづらいな……そこのテーブルに上がって自分でケツの穴を出しな」
「……は、い」
思ったとおりの高さだった。
応接セットのテーブルの上で這わせて自分はソファーに座ると、真正面に千鶴の尻が来た。
まだ赤い尻だ。さっき握った指の後がついている。
さすがに恥ずかしいのか縮こまっている。
その尻をぶった。
「もっと高く上げろ。突き出せ。股を広げろ。して欲しいってのを姿勢で表せ。
嫌なら止めたっていいんだぞ。
こっちは嫌々おまえの臭い罰に付き合ってやってるんだからな」
もちろん止める気なぞ、さらさら無い。
「くっ……こ、こう、でしょうか――」
後ろの窄まった穴と無毛の秘肉が、目と鼻の先で縦に並んだ。
「うわっ! ひどいなー。発情期のメス犬でもこうは……」
わざと大げさに驚き、両手で陰裂を思い切り広げて眺めた。
愛液にまみれた陰唇の中からサーモンピンクの粘膜が現れ、恥ずかしげに物欲しげにヒクついている。

そこに息を吹きかけ、鼻を鳴らして匂いを嗅ぎ嬲る。
「ひっ……あ、あ――」
「ずいぶんな濡らしぶりだ。そんなに浣腸が嬉しいのか。
それとも家でオモチャにされるよりこの場所でってことで興奮してんのかな?」
独り言のように呟いて、勃起している陰核を弄る。
「あっ! ゆるし――」
ヒクッとアナルが窄まり、新たな愛液が溢れ、粘膜がざわめく。
「も、もう……いじめないで……か、浣腸を……して下さい」
「そんなにして欲しけりゃ両手でケツを広げろ。自分でケツの穴を晒してねだれ」
プルッと一瞬震えた千鶴の首が下がってゆく。
両手が後ろに伸びて、細い指が左右の尻たぶを捉えた。
「い、いやっ……見ないで――」
食い込んだ指が谷間を広げ、アナルの形状と色を晒してゆく。
「もっとだ!」
2本の指を膣に入れてねじりながら命じた。
「うっ……うぁっ――」
これ以上は不可能というところまで広げられた。
鎌木は熱く濡れた粘膜に指を絞めつけられ、
それと連動してヒクつくアナルを眺めて喉の奥で笑った。

恥辱に歪み、羞恥に紅潮する千鶴の表情が見える気がした。


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