霧裡爺さんの作品

めぐの淫夢 7



「何、ボーッとしてんだ。着いたぞ」
その祐子の声でめぐは自分が野外にいることに気がついた。
以前に連れてこられたことのある祐子の家が目の前にある。
あの地下鉄からどうやってここまで来たのかまったく覚えがないが、
そのことをあまり不自然にも感じずに立ち尽くしている。
入れよ――と、玄関を開けて振り返りもせずに中に入ってゆく祐子の後に続いた。
あいかわらず全裸のままだったが、身体には排泄の痕跡も付いていない。
玄関で靴を脱ぎ、全裸なのにそれだけは履いていたのかと妙におかしく思った。
「そのへんに、てきとうに座んな」
ぺたりと部屋の床に座っためぐの前で、祐子はてきぱきと服を脱いでゆき、
淡いブルーのパンティー1枚になった。
「ンッ!」
素早く近づいた祐子が両手でめぐの頭を押さえ、有無を言わせず唇を押し付けてきた。
それだけで頭の芯が霞んでゆく。
さらに舌を入れられてかきまわされ、逆に舌をきつく吸われて、
乳房を乳首とともに揉みしだかれて、何もかもが頼りなく切ない状態にさせられてゆく。
やっと唇を離した祐子が、息を荒げて上気しているめぐの顔を見て妖しく微笑んだ。
そのまま祐子だけが立ち上がり、座っているめぐの目と鼻の先にパンティーに包まれた
祐子の股間が現れた。
「汚い?」
直視してはいけないような気がして顔を逸らしためぐに、軽く足を開いた祐子が尋ねる。
「そ、そんなこと……ないです」
慌てて答えて正面に戻しためぐの顔に、股間が近づいてくる。ほとんど触れそうなほどに。
そこは明らかに、そしてしとどに濡れていて、プンと鼻をくすぐる濃密な臭いは
愛液であることをはっきり示していた。
大量の蜜を吸ったせいか、変色している面積は大きく、その向こう側にある
女の溝の形が判別できるほどである。
「ホントに?」
「はい……あっ!」
答えると同時にぐいと腰が突き出されて、そのパンティーが顔に触れた。
そのまま、すりすりとこすりつけられてゆく。
「これでも?」
「んっ、は、はい……」
「でも本当は嫌なんだろ」
さらに大胆に腰は突き出され、逃げないように両手で頭を押さえられた。
「いえ……す、好きです……」
だいじょうぶです――とか、平気です――とかでは失礼な気がして、考えてからそう答えた。
「じゃあ、舐めて」
「えっ……」
「好きだって言ったろ。汚れてるとこを舌出して舐めなよ」
「……はい」
意地悪く腰が少し引かれた。それを追いかけてめぐは舌を伸ばす。
触れた舌を、おずおずと下から上へ動かして舐め上げる。
だんだんと、その舌使いが大胆に力強くなってゆく。
「ふふっ。めぐって美味しそうにするのね。どう、味は?」
「あの……わ、分かりません」
「ふーん。それじゃあ分かるように直に舐めてもらおうかなー。脱がしてちょうだい」
祐子は腰に両手を当て、仁王立ちのまま見下ろして命じた。
はい――と、めぐがその腰に手を伸ばすと、
「だめっ! 口で咥えて脱がして」
と、祐子が笑った。
「舐めてたとこを咥えなよ。でも、気をつけて。もし、噛んだりしたらタダで済まさないからね」
「は、はい……」
まるで自分が犬になった気がした。
見下ろす飼い主の股間に鼻面を押し当てて甘えるペットである。それでも――。
湿ったパンティーを慎重に咥えて、ゆっくり下げていった。
苦労して手を一切使わずに膝下まで咥えて下ろすと、後は祐子が足を交互に抜いて
部屋の隅に蹴り飛ばした。
「どう? めぐ。あんたのと比べて」
まるで羞恥を感じていないように、祐子は大きく足を開く。
陰毛に縁取られた性器が、べっとりと濡れているのがはっきり見えた。
同性のものだというのに、めぐはどぎまぎしながら見つめた。
「……あの……祐子さんの方が……す、素敵です……」
そんな部分を人と比べたことなんか無い。
どういう言い方をしたらいいのかも分からない。
悩んだ末に選んだ言葉がそれだった。
「私、私のは……全然ダメです、から……」
祐子がくすりと鼻で笑う。
「舐めたい? 私の、ここ」
その部分を強調するように、めぐの顔のまえに股間が突き出された。
無意識にコクリとのどを鳴らし、目を離さずに小さく頷いた。
「じゃあ言って。私のマンコが舐めたいって」
わずかしか迷わなかった。
のどがカラカラに乾いている。
「……祐子さん、祐子さんのマ……お、オマンコが舐めたい、です」
実際に口にすると、凄く恥ずかしかった。
でも、それが自分の本心のように思えてくる。言葉が刷り込まれてゆく。
「聞こえない。もう1度」
「ゆ、祐子さんのオマンコを……舐めたいです」
「だめ。もう1度」
「祐子さんのオマンコを舐めたい……お願い」
「もう1度!」
「舐めたい。祐子さんのオマンコ。オマンコ舐めさせて下さい! お願いします――」
おあずけをさせられている犬のようだった。
欲しくてたまらないのに、惨めで悲しかった。
「お願い! お願いですから――」
そっと指で拭われて、自分が泣いていることに気づく。
くすくすと笑われながら頭を撫でられ、
「いいよ。丁寧にね」
そう言われて嬉しかった。
飛びついて舌を伸ばし、ピチャピチャと音を立てて舐めまわす。
嫌悪感はみじんもなく、むしろ舐めるほどに歓びが増してゆく。
女の縦溝に沿って下から上へと、蜜汁をきれいに舐めとってゆく。
濡れて固まっている黒毛の束にも舌を伸ばし、秘肉をより晒すようにと放射線状に撫で付け、
完全に露出した秘肉に突き出した唇を何度も押しつけてゆく。
フゥ――と、頭上から聞こえる彼女の鼻息が荒くなってゆくのが、
また嬉しく褒められている気持ちになるのだ。
(もっと……祐子さん……祐子さん)
細く突き出した舌先で、隠れている秘芯を探り当てる。
「アッ」
普段は少し恐い感じで、同年齢なのにさん付けで呼んでいる彼女が発した意外なほど
可愛らしいその呻きに、より興奮してゆく。
すでに硬くなっているそこを周辺も含めて丹念に舐めまわし、
もっと突き出して下さいと言わんばかりに下から上へと掘り起こすように舌を使う。
「め、めぐ……」
(はい、裕子さん)
呼びかけに応えるように、秘裂の上端を指で広げ、狙いを定めて可憐な肉粒に唇を被せた。
「フウッ!」
プルプルと震える彼女のお尻に両手をまわして、逃げようとする腰をしっかりつかんだ。
そのままで自然に突起に吸い付いていた。
赤子が母親の乳首にそうするように、強く何度も音が出るほど激しく咥えたクリトリスを吸った。
「アッ、アッ、アァッ――」
吸えば吸うほどに、より硬く尖らせてくれる感触に夢中になっていた。
きつく吸ったまま離さずに、首を左右に前後にも振る。
さらに食べるかのように、モグモグと唇で甘く挟み込む。
そしてそのままチロチロと舌先で頂点を撫でる。
「ヒァッ!」
そこまでが祐子の、いや祐子の膝の限界だった。
崩れるように2、3歩後じさり、後ろのベッドへと倒れた。
その彼女をなおもめぐは追いかける。
自分はベッドに上がらず床に膝をついたまま、彼女の膝頭に手を当ててM字になるよう
大きく股間を開かせた。
「祐子さん」
一旦はきれいに舐め取ったはずの愛液が、大量に溢れているのが見える。
ピンとそそり立つクリトリスまでもが見えていた。
なんだか凄く嬉しくなった。
「祐子さん」
もう1度名を呼び、彼女の上気している顔を見つめてから、再度股間に顔をうずめて行った。
技巧も何もなく、気持ちだけをぶつけてゆく。
奉仕を受け入れてもらい、反応を示してくれる彼女の存在がありがたかった。
そこには同性であることの忌避や、美醜や、道徳さえも立ち入れない。
ただ、互いに溶け合い、愉悦する2つの肉体があるのみだった。
(祐子さん、祐子さん、祐子さん――)
片手で肉裂を開き、そこに細く尖らせた舌を挿入してゆく。
「フクッ、あっ――」
彼女の内部が歓迎の動きを示す。
もっともっと長い舌が欲しい。深く入りたい。
思いは同じなのか、彼女の腰が跳ね上がる。
頭を両手で押さえつけられ、ぐいと引き寄せられた。
口も鼻も彼女の肉で塞がれて呼吸ができない。それでもいいと思った。
「あああっ!」
熱い愛液をほとばしらせ、めぐの舌を締め付け、浮き上がった腰を震わせ、
祐子は頂点へと昇りつめていった。


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