こうさんの作品

えり と こう 〜見世物のふたり〜A 



 古く、寂れた旧市民プールの建物、その倉庫。取り壊しもまだ決まってなく、ほったらかしの場所だ。
そんな場所にたむろしている数人の女子高生。
「ねえ、準備できた?」
ひとみが掃除用具入れの中に声をかける。
「あっ、はい、もうちょっとです」
中からの女の子の声に、ひとみは思わず用具入れを蹴る。
「早くしろよ」
「はいっ」
中からの声が出るやいなや、他の女達の罵声も飛び交う。
少しすると、中から小さな声がこぼれた。
「準備できました…」
「はあぁっ、聞こえねーつんだよ」
そう言いながら、ちえが用具箱を揺らしだすと、はるかも一緒になって揺らしだす。
 激しく揺れる用具箱の中から、スクール水着姿のえりがはじき出され、倒れこんだ。
臀部の部分に丸く切りこみ穴をいれられた水着からえりのお尻が丸だしになっている。
一斉に笑い声がおこるのを、えりは床に顔をつけて聞いた。
「ほら、四つんばいは」
そう言いながらひとみは、えりの尻を蹴り上げた。
「はぅっ」
えりは思わず声をあげながら、言われるがままに四つんばいになる。
「そっち向いてちゃ、おケツのお口が見えないでしょ」
ギャラリーのみきがそう言うと、また、ひとみの蹴りが入った。
「あうっ」
声を漏らしながら、えりは、丸だしの尻を女たちの方へさらけ出した。
「ごあいさつは」
ギャラリーのえみが言うと、えりは、尻の割れ目の深い部分を手でパクパクとひろげながら言い始めた。
「みなさんの見世物のえりです」
どっと笑いがおこる。
「今日は、こんな素敵な衣装を用意してくださってありがとうございます」
「ばっかじゃねえの」
そう言いながら、ちえがホウキの先でえりの尻をつついた。
堅いホウキの毛がチクリとする。
「ほら、続けろよ。ウチらに謝ることあるんじゃないの?」
ちえは、なおもホウキで突つきつづける。チクチクしだす。
「着替えに…時間がかかって…すみませんでした」
「そうだよ」
そう言いながら、えみもホウキで突つきだした。
「見世物として…あるまじき失態です…」
「どうしてくれんの?」
みきもホウキでえりの足や手を突つきだした。
チクチクが痛さになっていく。
「このえりの体を…みなさんの…オモチャとして…」
いつのまにか全員がホウキでえりの体をいたぶりだした。
「ひいっ、ひいっ、ひいっ…」
もう、あいさつどころではない。
手、足、顔、髪…胸を弄り、アソコをつきまくり、尻の穴をいたぶり…
 次第にエスカレートしていく女達は、えりを囲みもみくちゃしだす。
よってたかっていたぶる。
誰から何をされているのか、えりにはわからない。
女達もまた、自分の手が、足が、えりになにをしているのか見当もつかない。
 いつのまにか、えりの乳房はむきだしになっていた。
スクール水着もあちこちビリビリなのに気付きだした。
だんだんと水着ではなくなってきているのが自分でもわかりだした。

 「ああっ、もうっ、コイツうざい」
ひとみが、えりを引きずり出し、押し倒した。
倒れこむえり。
そこには、女達の前で、生まれたまんまの姿にされてうずくまるえりがいた。   

(次に続く)


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