丸岡 凛。さんの作品

【イジメ、カッコイイ】《えりさんへの手紙:3通目》(3)


【※作品の中で、いじめ、暴力、差別等を肯定する表現がありますが、あくまでフィクションと捉えてお読みください。
えりさん同意の上、送られてきたメール文面を引用しています。尚、個人情報に関わる部分は加工修正した上で投稿しています。】



【※メール続き】

【凛。さんが言うように淘汰される存在として、印をつけられたという過去は、決して拭いされるものではありません。
たとえ何年後であろうと、いじめっ子たちがその健全な嗅覚で探し当てた狙いの正しさは自然界の摂理として、必ず証明されると思います。】

【いじめられている最中に自殺した子は、腹を括ってそれを受け入れたのだと私も思います。
その意味では、おっしゃるように、おめおめと生きている私などが「弱い」と言う資格なんかありません。
小説のモデルとなった、自殺した私の友人も、決して抗議の自殺ではなかったと思っています。
いじめっ子に対して決して恨み事は書きたくないのは、彼女のことがあるからです。】

【チャットで「調教」モードになる自称Sさんには、
そういう心理がなかなかわかってもらえず「後ろ向きになるな」とか「生きてればよいことがあるよ」などと言われます。】

【私も個室で、凛。さんとお話したいです。今日は一日大丈夫です。
凛さんはお仕事ですか?お時間ご指定のメールいただければ、闇の個室に参ります。
私の方が先に入っていれば、私が待機メッセージ残してお待ちしています。
凛。さんが先に入っておられれば、そちらの部屋に参ります。よろしくおねがいいたします。】

【えり】


わたしは早く返信がしたくて、仕事が手に着かないほど昼休みを待ちわびた。
帰宅すればえりさんに逢える…直接会って質問したいことは山ほどあった。

えりさん曰く【>“いじめっ子に無条件で服従してしまう”とハッキリ書かれていることに、自分の正体がガッと掴まれてしまった】という。

…わたしは“作品の登場人物【虫2号えり】”と、“メールでやりとりしている【えりさん】”とを分けて書いたつもりだったのだが、
同一人物である本人の心にはグサリと刺さったのかもしれない。

『奴隷階級えり』という彼女の作品がある。えりさんは“奴隷同士は仲間ではなく同じ階級にいるだけだ”と教えてくれた。
そして彼女とチャットで逢うようになった現在…光栄にも、わたしはえりさんより【虫3号】なる称号をいただいた。
彼女自身が思い入れのある…自殺した“虫3号真里”と同じ奴隷記号だった…


服従することを覚え込まされた体は、2度と元には戻らない。
【>“淘汰される存在”として印をつけられた過去】は決して消えるものではないのだ。


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