丸岡 凛。さんの作品

【イジメ、カッコイイ】《えりさんへの手紙:5通目》(1)


【※作品の中で、いじめ、暴力、差別等を肯定する表現がありますが、あくまでフィクションと捉えてお読みください。
えりさん同意の上、送られてきたメール文面を引用しています。尚、個人情報に関わる部分は加工修正した上で投稿しています。】


【題名:】『金田恵利さんへ』

【本文:】『えりさんとチャットしながらいじめられた記憶が次から次へと甦りました。』

『裸にされたり犯されたりは一度もなく、ただただ屈辱と痛みだけでした。
フェラどころか胸を触られたことすらなかったです。
命じられてスカートを捲ったくらいかな…可愛いもんです。
なのに今になって思い起こすと、すっごい甘美な過去に思えるのが不思議です。
実際はいつも怯えて、泣いて、不安で、愛想笑いして…時間が過ぎるのを待つ日々だったのに…』

『チャットで少しお話しした【机を舐めさせられた】【親友を巻き添えにしてしまった】経験を詳しく書きたいと思います。
親友の名前は金森優希(※仮名…メールでは実名)さんといいます。親しみを込めて『優さん』と呼んでました。』

『優さんとは小学生時代、学校は違いましたが通っている塾が一緒でした。
同じ中学校に入学し別のクラスになりました…確かわたしが“1-A”、彼女が“1-D”だったと思います。
無垢な顔立ちで、赤いフレームの眼鏡を掛けていて、イラストを描くのが好きで、マニアックなお笑い芸人とビジュアル系のバンドが大好きな女の子でした。
テスト勉強と称してはいつも家にお泊まりし、2人で好きな絵を描いたり、カッコいい男子の話しをしたり、悩み事を相談しあったり。何でも相談しあえる仲でした…』

『でもわたしはクラスでいじめに遭っていることだけは言えなかった…。
彼女に幻滅されたくなかったのかもしれません。
今思うと彼女は、当然その事実を伝え聞いていたと思います。
でも優さんが気遣ってくれたのか、一言も2人きりの時にイジメの話題に触れたことはなかったです。』

『絢音さんはクラスで孤立しているわたしにお友達がいることが赦せなかったようです。
彼女は、駅で優さんと親しくお喋りしているわたしを見たらしく、それ以来しきりに【ブス同士が明るく喋ってるとムカつく】と言い出しました。
わたしは、優さんが巻き込まれていじめられたり、わたしが“クラスの犬”だという事実がバレたりするのが嫌で、
いつも人目を気にしながら一緒に帰っていました…』


【※メール続く】


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