見た目ナカムラ中身カトウさんの作品

生きてることは罪なこと・・・? おばさん2


「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
 あたしはおばさんが話す前に謝った。

 おばさんは、メチャクチャになった絵に近づくと、その下でしゃがみこんでいるあたしを見た。
「お前、何だその姿?」
「え・・・?」
「汚いわね。恥ずかしくないの?」
 怒られる!!と思っていたあたしは、いつもの冷たい口調のおばさんを見上げた。
「今からお風呂入れてあげる」
 おばさんはそう言うと、あたしの腕を掴み風呂場に連れて行く。

 期待はずれのサユリとレイカは、あたしの後をついて様子を伺っている。
「風呂の中に入りなさい!!」
「はい・・・」
 あたしは素直に湯船に足を入れた。
「っめたい・・・」
 おもわず口に出したのを飲み込み、昨日の残り湯に浸かった。
「どぉ?気持ちいい?」
「は、はい・・・。とても、きもち・・・いいです」
「そぉ、もう少ししたら体洗ってあげるね」
 いつもと違うおばさんの優しさの怖さと、水風呂の寒さに震えながら、姉妹のほうを見た。
 姉妹は、これから始まる事にワクワクした表情でみていた。

「ユミちゃん?体洗いましょうね。外に出て!!」
 オレンジ色の湯船から出たら、おばさんは風呂荒い用のスポンジを手にしてあたしの身体を洗い始めた。
「まー汚い!!ユミ、毎日お風呂入ってる?」
 懇親の力を込めて洗うおばさんに、痛いという表情を見せないよう俯いていると、
 なにか違う痛みが走った。
 オソルオソル見ると、サユリが濡れタオルで叩いていていて、いずれ殴る蹴るの暴力に変わっていた。
 
 気が失いそうになっていると、おばさんは力の入らないあたしをひきづりながら、庭に連れてきた。
 裸のあたしは、冬の寒さが刺すように痛い。
 おばさんは、姉妹二人と一緒に洗濯竿に、あたしの両手を縛った。
 
 両腕大の字、中腰の体勢に縛られたあたしを、目の前でおばさん、姉妹の3人が見ている中、
 あたしはこの状況に涙した。
「どうするの?この子?」
「洗濯したんだから干さなきゃ乾かないでしょ?」
「あははは」
「ユミ!?」
 あたしはうつろな目で声のするほうを見ると、左の胸に痛みが走った。
「ここで反省しなさい!今日のこと、生きていること」
 おばさんは、あたしの乳首をつねりながら言うと、姉妹二人と家の中に入っていった。

 家の灯りは羨ましさと、絶望の光を放ち、あたしを照らし続けるのだ。

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