見た目ナカムラ中身カトウさんの作品

生きてることは罪なこと・・・? 姉妹1


 この地獄のような家に住み始めてから1ヶ月。
 家事の仕事は、慣れずに、毎日殴る蹴るのお仕置きの日々・・・。
 今だ新しい学校に行けず、1日のほとんどが家の中での生活。
 家族の人に会えば、何か言われ、殴る蹴るの暴力。
 こんな生活に諦めを感じながら、押入れのへやで内職をしていると、サユリが入ってきた。

 サユリはここの家の長女。あたしより2つ上で、中学生である。

「こんなくらいとこでなにしてるの?」
「内職です・・・」
 質問だれたら答える。この1ヶ月で習得した知恵だ。
「大変ね、レイカと同い年でこうも生活がちがうなんて。本当にここの家之子でよかったぁ」
 サユリは物の上に座りあたしに足を出した。
「足、揉んで!!」
 軽く頭を蹴られたあたしは、即座に体制を整え、サユリの足を揉み始めた。
「まぁ、こうなったのもあんたのパパが悪いんだよね。
知ってる?あんたのパパのせいで、人一人死んで、女の子の顔がグチャグチャニなったらしいよ。
かわいそぅ!!
絶対あたしなら二人で5000万なんて安いと思う。一生つぎ込まれてもたりないわ」
 年頃の子らしく、白く柔らかい肌をうらやましく思いながら、よい、と言われるまで揉み続ける。

 両足で2時間。
 クドクドといわれ続けられる小言にあいづちをうっていると、レイカが入ってきた。
「おねぇちゃん!!何してるの?」
「こいつに足揉ませてあげてるの。下手なりに気持ちいいわよ」
 姉妹共々綺麗な顔つきをしていて、何も構えないあたしはどんどん惨めになってきた。

「ねぇ、ユミ、服脱ぎなよ」
 4畳ほどの押入れに物がギッシリ、正味1畳半の広さに3人は狭いが、サユリがあたしの後ろに
回り押さえてレイカが服を脱がす。
 人数的にも不利なあたしは、あっという間に丸裸にされた。
「あはは!!キッタねー体!!」
「ちゃんと風呂入んなよ!!」
 口々にいいたいことを言いながら蹴ってくる姉妹・・・。

 数分後あたしは裸のまま、リビングに連れてこられた。
 裸の姿で恥ずかしく俯いていると、サユリはサインペンであたしの身体に点数を書き始めた。
その近くでレイカは水風船を作っている。

 あたしを大きな絵の前に大の字で立たせる姉妹は、少し離れたところでニタニタ話し始めた。
「ママ、何でもしていいって言ってたよね〜?」
「ね〜!!」
「怒られるのはユミだからっ!!!ね!」
 サユリの手から風船が投げられると、あたしの左肩に当たり、風船の中に入っているインクが飛び散った。
「イヤぇーぃ!!20点!」
 このとき、あたしは事の重大さを知った。
「じゃあ次はレイカがっ!」
 右手に当たった瞬間インクが飛び散る。

「っいや・・・」
 あたしは慌てて後ろを向き、絵が赤と黄色に染まっているのを確認した。
「ユミ!!こっち向きな!」
「も、もうやめて・・・、これ、あた・・・」
 時既に遅し・・・。あたしの声は姉妹には届かず、瞬く間に絵は赤と黄色に染まった。

 満足げにしている姉妹は、途方に暮れて座り込んでいるあたしの髪を掴んだ。
「ユミ、早くしないとママ帰ってくるよ」
「この絵、ママすっごい気にって買ったんだよ。それにこの部屋・・・」
 涙を流し、絵を見つめても、もうどうにもなららい・・・。そんなのは分かっている、けど・・・。

「ただいま!!」
 おばさんはタイミングよく帰ってきた。
 異変は夕飯のに匂いがないのと、インクの独特の匂い。
「サユリ、レイカ?・・・ただい、マ・・・」
 扉の奥は裸にインクまみれのあたしが座り込んでいる前に、変わり果てた絵。
「な、なにこれ?」
「ママ、ユミがいきなり・・・」
 都合の悪いことはすべてあたしに押し付けられる。
 これはあたしが1人でしたこと・・・。止めようとしたがどんどんエスカレートした結果がこれ・・・。

 「ご、ごめんなさい・・・」
 これから始まろうとすることを予期しながら小声でつぶやいた。

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