みちさんの作品

日常的快感1


きっかけは、修学旅行だった。
「もうやぁだー!何で雨なんか降るのよっ」
歩美が言う。
「仕方ないですよ、6月ですし」
冷静な口調なのは麻紀である。
「ほら、そこで雨宿りしよう」
的確な判断をする、唯子。
「うんっ」
3人はカフェに入る。
しかしそのとき3人は張り紙を見るのを忘れていた。

カランカラーン

「いらっしゃいませ」
そのとき3人は同じ事を考えたに違いない。
「ここ・・・出よう!」
「そうですね・・・」
そのカフェは店員、そして客もが全員裸だったのだ。
「3名様ですね」
「ちがっ・・・歩美達は客じゃないっ」
「びしょぬれじゃないですか。ほら、其処に更衣室がありますから裸に・・・」
「いやっ・・・!」
そうして3人は無理やり更衣室に入れられた。
「どうする・・・?」
「どうするといわれましても」
「早くしてください」
「えっ・・・」
「どうしても脱がないのなら無理やり・・・ですよ」
「こうなったら脱ぐしかありませんわ」
「そうだね・・・」

そうして3人は裸になった。
「恥ずかしい」
3人とも胸と股間を隠している。
「お好きな席へどうぞ」
歩美は異変に気付いた。
「椅子から変なものが出てる・・・っ」
「えっ・・・」
椅子にはペニスの形をした何か、がついている。
「早く座りなさい!」
「ひゃああ」
ズッ・・・ぐちゅっ
「入っちゃった・・・」
「じゃあ私達も」
「ええ」
3人ともその何か、を自分の中に入れて席に着いた。
「お呼びでしたらそちらのボタンを押してください」
「はい・・・」

「ん・・・はぁ・・・」
「歩美・・・感じてる・・・の?」
「ぅ・・・」
「唯子さん、メニュー決めて早く出ましょう」
「うん」
そういってメニューを取り出す。
「なにこれ!」
其処に並んでいるのはとても口に出せないものだった。
「とりあえず適当に頼みましょう」
「わかった」
そしてボタンを押す。
「ひぁあぁああ」
「んんんぁぁぁ」
「ひぃぃ・・・っ」
3人の中でその何か、が動いているのだ。
「なななに・・・こここれっ・・・」
「バイ・・・ブ・・・?」
「お呼びですね。何にしましょう」
「えっと・・・これで・・・」
唯子は一番上に書いてあるものを指した。
「かしこまりました」
そのとたん、バイブが振動を止めた。
「はぁっ・・・何を頼んだんですの?」
「えっと・・・これ・・・」
「なになに?」
「れ・・・ず?」
「なにそれ」
「なんでしょう?」
「私も分からない」

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