猫背さんの作品

「絶望の碑」 第3話


世の中にはいじめる人と、いじめられる人がいて、バランスがとれているんです。
私はいじめられっ子。不本意ながら、それでもいいというような感情が芽生えはじめました。
自分の存在は、誰かの役にたっているんだって。
そんな感情にすがるしかない自分自身の情けなさに猛烈に自己嫌悪して、さらに私を
苦しめました。
私の心はだんだんと腐っていきました。
何かをさせられるたびに、大切なものがひとつ、またひとつと無くなっていくような感覚でしょうか。
私…自宅のお風呂で切腹の練習までしました。彼女達を笑わせて喜んでもらうために。
裸でひざまずき、乳房を冷たい床に押しつぶして尻を高く上げました。
くりかえし何度も。こんな情けない行為まで家で練習しなければならない絶望感に打ちのめされながら…ね。
  
 
はい。
他にもいろいろとさせられました。
次はどんな恥ずかしい目にあわせてやろうかって計画して、それを休み時間や放課後に私に
ぶちまけるんです。
私は○美に交換日記を書くことも強制されていたんです。
自分でやられたいイジメを書きなって命令されて、よくそのリクエスト通りにやられましたね。
だから、以前させられた事とか、ちょっと軽めの事、そうですね…スカートの中に手を入れて
オナニーとか、トイレのドア開けたままでオシッコとか。
楽なのをわざと選んで書きました。
この交換日記を授業中に回したり、男子にも見せたりしてたから、よくその事でからかわれました。
「どんな想像でやるんだ?」とか「俺達の○○○を想像してやるんだろ?」みたいな
顔から火が出そうなくらい恥ずかしい言葉を毎日のように言われましたよ。
こんなの焼き捨てればよかったんですが、今もそのノート持っています。
そうです。このページの赤いのは私の血です。
生理のときにマン拓させられたんです。
マン拓って知っていますか?
    
  
私はいじめの中でバージンを失いました。
これでも最初の時は絶対に守り抜いてやるって心に誓っていたんですよ。
結局守れなかったけど…
裸なんて一度見せてしまえば何回見せても同じです。
自分のあそこなんて見たい人が居れば見せます、見てください。
拒みません。だからせめてバージンだけは…って。
 
マン拓はノートにしゃがめばいいだけだったけど、あの日、コーラのビンに無理やり
しゃがまされて失いました。
初体験が教室の汚い床に立ったコーラビンなんて笑い話ですよね。
これ以上深く入らないように必死で耐えてたんですが、みんな一斉に私の肩に乗りかかって
体重をかけたり、ひざカックンしたり…
 
忘れられないロストバージンの思い出。
私にはお似合いです。
 
つづく

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