のっぽさんの作品

嫌悪感1


塾の帰り道、近道をしようと家の近くの大きな公園を横切ろうとしていると
同じ中学の男子が数人ベンチの周りに集まっているのが見えました。
私は関わりあいたくなかったので足早に立ち去ろうとしたとき、
「あれ?、真由美じゃん」「おいっ無視かよ」という男子の声が聞えてきたと同時に、
あっという間に囲まれてしまいました。
「何?なんか用」クラスは同じでも一言も話した事がない彼らに精一杯の勇気を振り絞っていいました。
タバコは吸うし、いつも学校で問題ばかり起こしている彼らには関わりたくなかったのが本音です。
「なんか偉そうじゃね?」
「俺ら頭わりぃから勉強教えてくれよ」
そう言うと強く手を引っ張られ公園の奥の雑木林の方に向かって歩きだしました。
私は怖くて顔から血の気がひくのがわかりました。
途中何度も立ち止まりましたが、その度背中をドンと押され雑木林の近くの公衆トイレの裏に
連れて行かれました。
薄暗いトイレの裏は公園の入口からも遠く人影もありません。
私は下を向いてただ黙って立って
いました。「俺らも勉強したいんだよね」ニヤニヤしながらリーダー格の勇が私のカバンを
奪い取り草むらに放り投げました。
男子達がコソコソと耳打ちをすると男子の一人に後ろから羽交い締めされました。
私は怖いのと何が起こったのかわからず声も出せずにいました。


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