R子さんの作品

先輩からの体罰(2)


 私の側では、同じ一年生の子たちが、気まずそうに顔を伏せていました。
部室の奥の壁際では、二年生が同じような顔色でかたまって座っています。
 自分が罰を受けるところをこれから全員に見られるのだと思うと、私は胸が苦しくなりました。
 そして、私の目の前で椅子に腰かけている三年生が、私をいたぶるために、
カバンから物を取り出したりして準備をしていました。
 私はいつの間にか、体操服のシャツの裾を、右手でぎゅっと握りしめていました。
 最初に、部長が言いました。
「まずは服を脱ぎなさい。シャツも短パンも、靴下も下着も・・・全部!」
 私はごくんと唾を飲みました。同性とはいえ人前で全裸になるなんて、それだけでも嫌です。
でも、みんな経験していることだからと、私は自分を慰めました。
 全員の視線が集まる中で、私は衣服を脱ぎ始めました。
 なるべく恥ずかしいところは後回しにと、靴下、短パン、シャツと順に脱ぎ去っていきました。
 ブラジャーとパンティだけの格好になった時、副部長が念を押しました。
「ブラジャーもパンツもちゃんと脱ぐのよ!」
「お前の下着色気ないねぇ」
「もっと色っぽく脱ぎなよ!」
 こんな野次も飛びました。
 私は目をつぶって、ブラジャーとパンティを続けてぱっぱと脱ぎました。
あまり時間をかけると余計恥ずかしくなると思ったからです。
 でも目を開けると、人前で全身を無防備にさらしていることを実感して、恥ずかしさに全身が震えました。
 両手で胸と股間を隠そうとしたのですが、部長から「手は体の横!」と怒鳴られて、隠すことさえできませんでした。
 三年生が、またからかい始めました。
「お前背は低いくせに胸でかいねぇ。シリコンでも入れてるんじゃないの?」
「そのくせ毛はあんまり生えてないねえ・・・体どっかおかしいんじゃないのぉ」
「なんか乳首堅くなってない? 見られて感じてるとか?」
 言われ放題なのがとても悔しくて、私は少し涙ぐんでしまいました。
 その時、部長が突然立ち上がったので、私はドキッとしました。
 何だろうと思っていると、部長は私の背後に回って、いきなり私の両腕の手首を、ぐいっとつかんだのです。
「あっ!」
 私がびっくりして声を上げるのにもかまわず、部長は私の両手首をくっつけました。
そして、何か紐のようなものをぐるぐると巻きつけ始めたのです。
「あ・・・」
 あっという間に、私は全裸のまま、後ろ手に縛られた格好になってしまいました。
 今までは、体罰を加えるにしても縛ることはなかったので、私は戸惑いました。
 部長は、さっきのように自分の椅子に腰かけると、薄気味悪い笑みを浮かべて言いました。
「あんたはずっと罰を受けてないし、あたしらもそろそろ引退だから、特別に厳しくしてあげないとね。
あんた痛いのに弱そうだから、抵抗できないように縛らせてもらったよ。ゴメンね」
 部長の言葉に、私は目の前が真っ暗になったような気持ちになりました。
 その時私は、思わず叫んでしまいました。
「いやぁぁぁ・・・!」


 その後、部長は周りの三年生に目配せをして、こう言いました。
「手が痛くなるといけないから、一人・・・八発ずつね」 
 すると、四人の三年生が全員立ち上がって、私の前に立ちふさがりました。
 私は目を見開いて、部長の顔をじっと見つめました。
そうでもしないと、怖くて怖くてどうしようもなかったのです。
「まず、あたしからね」
 部長はそう言って、私の正面に立ちました。そして、いきなり右腕を振り上げました。
 一瞬、頬に鋭い痛みが走って、視界がグラリと揺れました。
「パチーン、パチーン、パチーン、パチーン!」
「あぐ・・・うっ・・・うぐ・・・」
 先輩達は、一人八発ずつ、ローテーションで私に往復ビンタを浴びせ続けました。
 私は、とにかくわけが分からなくなって、はじめは感じていた痛みも、そのうち麻痺してきました。
「バチーン!」
 最後の先輩のビンタが終わった時、私の左右の頬は腫れて、ヒリヒリ痛みました。
「うう・・・」
 さすがに泣いてしまいました。
親にもこんな殴られ方をした覚えはありません。
三十発以上のビンタを浴びせるなんて、ほとんどリンチです。
 でも、先輩達からの体罰は、これで終わったわけではありませんでした。 

メニューへ 妄想小説へ 次へ進む

動画 アダルト動画 ライブチャット