R子さんの作品

放課後の罰 1


 私が卒業した小学校は、とても厳しい学校でした。
 私は転校してきたので、その学校にいたのは六年生の一年間だけでした。
でも、毎日が辛くて、早く卒業したいと思っていました。
 私の学校では四年生以上になると、授業中や休み時間に先生から注意されると、
自動的に罰が与えられることになっていました。
それも、廊下を走ったとか、授業中によそ見をしたとか、忘れ物をしたとか、本当に些細なことで・・・。
 罰の内容も、本当に厳しいものでした。
注意された生徒は、放課後、服を脱いで外を走らされることになっていたのです。
 転校してきたばかりの時は、本当に驚きました。
ほぼ毎日のように、私のクラスメイトが二、三名は罰を受けていました。しかも、男女関係ありません。
 わりと真面目な子まで注意されて、罰を受けていたので、私はすごく怖かったです。
いつ自分の身に降りかかるか、いつもビクビクして過ごしていました。

 でも、転校して一ヶ月が過ぎたある日のこと、私は教科書を忘れてきてしまいました。
授業中、すぐに先生に見つかって、私は目の前が真っ暗になりました。
担任の先生は若い男の先生でしたが、当然のように「放課後残って罰を受けなさい」と、
クラスのみんなの前で言いました。
 転校生の私が罰を受けることになって、クラスは少しの間ざわつきましたが、
先生が「静かにしろ!」と怒鳴ったので、すぐに静まりました。
 動揺した私は、授業が終わるとすぐに教室を飛び出して、先生から「走るな!」と叱られました。
注意が重なると、罰が重くなります。
私は放課後までの時間を暗い気持ちで過ごしました。
クラスメイトは気まずかったせいか、誰も話しかけてきませんでした。

 放課後、私は担任の先生に「付いて来なさい」と言われました。
私の他にも女子が一人、男子が一人、罰を受けることになっていました。
 連れて来られたのは運動場でした。
すでに、他のクラスの子が走らされていました。
 先生は、まず男の子一人に服を脱ぐように言いました。
その間、私ともう一人の女の子は正座させられました。
 男の子がパンツ一枚になると、先生はいきなり、その子に十発くらい往復ビンタを浴びせました。
その後、今度は竹の物差しで、男の子の全身を打ちました。
 私たち女子二人は、びっくりして泣きました。
 男の子も涙ぐんでいましたが、先生に「走ってこい」と言われて、その場から立ち去りました。
 すると、先生は私たちの方を向いて、「後でお前達にも同じことをするからな」と冷たく言ったので、
私はぞっとしました。

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