R子さんの作品

告白2



 わたしは、両親にとても厳しく育てられました。
特に母は怖くて、少しでも成績が落ちたり、勉強をしてなかったりすると、すぐに手を上げました。
わたしは母に怯えていました。
学校で忘れ物をして、授業をさぼったなんて母に知られると、何をされるか分かりません。
 だから、必死になって訴えました。
「お願いします。母にだけは、言わないでください・・・」
 すると、生徒指導の先生はこう言いました。
「考えてあげてもいいわよ。でもその代わり・・・特別な罰を、受けてもらうことになるけど」
 ビクッとしました。
入学したばかりの時、部活の先輩から、この学校では、問題を起こした生徒に、
トラウマになるくらいひどい体罰を加えていると聞かされていたからです。
先輩の友達がその罰を受けて、ショックでしばらく立ち直れなかったそうです。
 わたしは泣きそうになりました。
どうしてあんなちょっとしたことで、こんなに辛い目にあわなきゃいけないんだろうって思いました。
 でも、やっぱりわたしも悪いのです。
厳しい学校だということは入る前に分かっていました。
罰を受けて全て許されるなら・・・それに、母に知られてしまうよりはマシと考えて、
わたしは涙をこらえながら、こう言いました。
「罰を・・・受けます」

 放課後、わたしは保健室に行きました。
生徒指導の先生から、授業が終わったらそこへ来るようにと指示されていました。
 保健室のドアの前まで来ると、心臓がばくばくして、口から飛び出そうな気がしました。
どんなことをされるのかと思うと、怖くて足がすくみました。
 でも、いつまでもためらっていることは今のわたしには許されていません。
「失礼します」
 ドアを開けて中に入ると、生徒指導の先生と体育の先生、養護の若い女の先生の3人がいました。
「よく来たわね」
 生徒指導の先生が言いました。
「もう、戻れないわよ」


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