R子さんの作品

告白5



 体育の先生が、生徒指導の先生からプラスチックの線引きを受け取るのが、視界の隅っこに見えました。
裸を見られている恥ずかしさと、頬の焼けるような痛みに、今はただ耐えるしかありません。
 バカかな、わたしって。
先生達に聞こえないように、わたしは小声でつぶやいていました。
生徒指導の先生から衣服を脱ぐように言われた時、頭の中が真っ白になりました。
まさかこんなことまでされるとは思ってませんでした。
怖いけれど、痛いことだけをガマンすればいいと思っていました。
わたしは、本当にバカです。
 それでも・・・母に殴られるよりはマシです。
学校だとこの場で終わります。
でも家だと、もしかしたらしばらく続くかもしれません。
実際に、母は反省が足りないからと言って、十日くらい続けてわたしの頬を打ったり、
風呂場のかたいタイルの上に正座させたりしました。
ああ、でも・・・やっぱりもう少し上手な切り抜け方なかったのかなって、今さら考えたりしていました。
 体育の先生が、プラスチックの線引きを持ってわたしの前に来ました。
そして、まずわたしの背後に回って・・・線引きでわたしの肩と背中めった打ちにしました。
バチッ、バチッと皮膚を打つ音が鳴るたびに、肩や背中が焼けるように痛みました。
 次に、先生はわたしの正面に回り・・・今度は二の腕、胸、わき腹、おなかと打ちました。
その間、私は両手を頭の後ろで組まされていました。
体をかばうことなんて、もちろん許されていません。
 初潮を迎えて、それにこの頃胸も少しふくらんできて、異性の先生に裸を見られるのは、
本当は叫びたいくらい恥ずかしいです。
でも・・・今ここで先生に逆らおうという気持ちにはなりませんでした。
素直に言うことを聞いていれば、そのうち終わる・・・何をしてもいいから、
とにかく早く終わらせて欲しい・・・そんな気持ちでした。
「まゆ子さん」
 体育の先生が線引きを一旦下ろした時、突然生徒指導の先生に名前を呼ばれてわたしはギクッとしました。
「はいっ」
 つい、媚びるような声になってしまいました。
「次は、下半身の方を打つわよ。だから・・・パンツも取りなさい」
 胸のあたりが、ずきっと痛みました。予想はしていたけれど・・・思わず、
消え入りそうな声で「いやっ」と小さく叫んでいました。
パンツまで脱がなきゃいけないなんて・・・アソコを見せなきゃいけないなんて・・・・・・。
 生徒指導の先生が、急かすように言いました。
「何してるの? 早くしなさい」
 わたしは、どうにか冷静になろうと思いました。
何をされても、今さら逃げることはできないんだから、最後まで耐えるしかない・・・
そんなふうに自分に言い聞かせました。
 わたしは・・・せめてすぐには見られないように、先生達に背中を向けました。
それから、パンツに指をかけて・・・ゆっくりと下ろしていきました。
 冷房で冷えた足から白いパンツを抜き取った時、まばたきをすると、涙が一粒こぼれ落ちました。
ガマンしていたけれど、とうとう泣いてしまったんだなって、なぜか他人事みたいに思いました。


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