サトミさんの作品

お約束どおり 2


少し時間を経てから襲い掛かる痛み。
(サトミなんかに、この私が・・?)
「テメーっ!なんのつも・・」上手く立てないまみに今度はサトミの膝が飛ぶ。
華奢な足からは想像できない力、しかも正確にスピーディーに急所の肝臓に膝が刺さる。
「ぐ・・・ググ・・」思わず前のめりに倒れこむまみ。
目の前には自分が落書きした上履きを履くサトミの脚。
( 私がいたずらした上履きだ・・これ・・・)
苦痛に歪む顔でサトミの顔を見上げようとした瞬間、まみの頭部が後ろに弾かれる。
今度は音もまみの耳には聞こえない。
なにをされたかも分からない。
ただ口の中を溢れる血の感覚だけはある。
床にカチッと音を立て奥歯がこぼれる。
(いったいなに・・?いつもどうりこいつをいじめるだけなのにどうして?)
 朦朧とする意識。ゆっくりとサトミの顔を見上げると、いつものサトミはいない。
少し上気し顔を赤らめながら口を半分開き、眼を輝かせているサトミの姿。
頭のいいまみはすぐに気づく。
(あっ、この眼はいつもの聡子達の眼だ・・)
 銃という圧倒的な武器を持ち、しかも多人数で小さなウサギを袋小路に追い詰めた
ハンターのような眼・・。
ほんの数分前と一気に逆転した二人の関係。
まみの脳裏に瞬時に過去サトミに対して行ったいじめが次々と蘇る。
(ストリップにみんなの前での公開オナニー、後輩の教室に無理やりレンタルしてオナニーさせたこと、
小さな手鏡を持たせて無理やりやらせた毛剃りショー。もっともっとひどい事たくさんさせたな・・)
「今日からは私がウサギだな・・」
すべてを理解したまみは小さくつぶやく。
(でも・・)まみの心の中で抑えていた感情が解き放たれる。
「まってたんでしょ、この日を・・」サトミがはじめて口を開く。
その眼は、ほんの数分前のまみの眼、ハンターの眼だ。
心の箍が外れたまみは少し顔を赤らめながら答える。
「はい・・サトミ・・様・・。」
屈辱と期待が織り交じった奇妙な感情がまみの心を支配する。
(私、この日を ずっと 待ってたの・・かな?)

廊下の外では聡子達の声が聞こえる。
こちらに向かってるらしい。
物怖じもせず聡子達を待つサトミ。
堂々としてまるで別人まみは思う
(早く来て・・聡子。私一人じゃ寂しいよ・・はやくあんたもウサギになって・・)

 いつも見下していたサトミの背中をはじめて見上げる。
廊下からの聡子達の靴音がまみの耳に届く。
ショーはまだ始まったばかり・・。
  
                   <続く・・かな?>

 この程度の事しか書けません(笑)
 妄想と実体験を含めて書きました

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