S・Pさんの作品

再会 その11(仮)

この小説はえりさんの再開をS.Pさんがリレー小説として引きついた作品です。



院を出てからの数年間、懺悔に費やした退屈な日々。
それが今、終わろうとしている。先は分からない・・・
 旧友の手を取った俺は、グッと引き上げられる。耳元で囁かれる旧友の声。
「おかえりぃ。ユウぅ。」
目の前には、ニヤリと笑った馬場。
その足元には、這い蹲り懸命に足を舐めている虫が二匹。ふと、俺は振り返り、えりを見た。
両手で口元を押さえ、震えながら動けずにいる。俺の背後から馬場の声がする。
「よぉう、虫2号よぉ、お前はどうするよぅぅ?戻りたかったんだろぅ?あの頃にぃ。」
何かを言おうとするえりを、馬場の声が遮る。
「虫に選ぶ権利はねぇ。ユウよ、復帰第一戦だぁ。えりを、虫に相応しい姿にしてやれよぅ。」
言われるまでも無く、自然と体が動く。
俺は、えりの頭をわし掴むと、その場に引きずり上げ、もう片方の手を服の襟口にかけようとした。
えりは、着ている物を脱がされまいと、僅かな抵抗をする。
また一つ、俺の中で何かが切れる音がした。
間髪入れずに腹に拳をえぐりこむと、
「うぐっ。」
えりは、呻きと共に腹を押さえ、その場にしゃがみ込もうとした。
すかさず服を剥ぎ取り、床に突き倒す。
突き倒したえりの上半身に蹴りを振り下ろすと、えりは蹴られた箇所を庇う様に蹲る。
俺は、えりが穿いていたスカートを脱がし終えると、えりの頭を踏み付けながら大声でえりに訪ねた。
「えり、お前、虫2号に戻りたいって言ったよな?どうする?自分の意思で戻るか、
ボコされて嫌々戻るか、好きな方を選びなよ。ま、どっちみち奴隷には代わらないんだけどな。」
言い終わると、俺はえりの顔に唾を吐き掛け、数歩下がった。
 下着姿のえりは、起き上がると溢れ出る涙を拭いながら、残り二枚の下着を脱ぎ始めた。
全裸になると、腰を前に突き出す。陰唇を両手で開閉しながら口を開いた。
「私、虫2号のえりは、再び木村様並びに馬場様の奴隷になる事を誓います。
一生懸命御仕え致します。何でも致しますので、どうか捨てないで下さい。お願いします。」
そこには、泣いているのに、生き生きとした感じの虫2号がいた。
意外だった。
普通なら逃げ出すと思っていた。
だが、えりは違っていた。
むしろ、自ら望んでいると感じた。
今朝のあの言葉は、やはり本当だったのだと思った。
でも、そんなことは、どうでもよかった。
懐かしい場所に戻った気分だ。
お気に入りの玩具もある。
この時俺は、何か満たされる思いがしていた。
馬場が、俺の肩に半分もたれる様に腕を掛けてきて叫ぶ。
「さぁぁ、ユウの凱旋を祝して、楽しいショーの始まりだぁぁぁ。」
声でけーよと思いながらも、失われた過去を取り戻したいと思った。


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