S・Pさんの作品

再会 その13(仮)

この小説はえりさんの再開をS.Pさんがリレー小説として引きついた作品です。



 「何か退屈だなぁ・・」
虫達の痴態に飽きたのか、馬場が呟く。
 次の瞬間、パチッと指を鳴らすと、何か面白い事でも思いついたのか、
その顔に不敵な笑みが浮かび、怒号が走る。
「お前達ぃぃ、何だかつまらねぇんだよ。そこに並べぇい」
エリの肉感を貪っていた母娘や、それに耐えていたエリが、弾かれた様に横一列に整列した。
 すると馬場は、近くにあった箱の中から、黒い張型を三つ取り出し、虫達の前に放り投げた。
「これからレースを始める。最後にいった奴ぁ、御仕置きだぁ。」
馬場は、虫達の後に回りこむと、並ぶ三つの尻目掛け、掬い上げる様に蹴りを放った。
 三匹は前のめりに倒れこむと、すぐさま張形を拾い上げ、蜜が滴る淫唇で咥えこみ、快楽を貪りだした。
 「さっきと変わらねえんじゃねえの?」
然程さっきと変わらないので、疑問を馬場にぶつけると、馬場は、
「こんなものは余興よぉ。楽しいのはこれからよぅ」
と、不気味に吼えた。
 虫達の三連奏が夜のリビングに鳴り響く。
意外にも、虫1号がよく鳴いていた。
普段は感情一つ変わらない人形の様な奴なのに、自身で快楽を得ると豹変する。不思議に思った。
「イグっ、イキます。友治様、いく事をお許し下さい・・・」
虫1号が請うてきた。馬場が足をすっと前に出すと、
「ありがとうございます。虫1号ルリ、絶頂しますっ」
叫ぶやいなや、馬場の足に這い蹲りながら吸い付くと、張型を持った手の動きが早まる。
刹那、体を小刻みに痙攣させ、その場に蹲った。
虫達の鳴き声の中に、荒い息遣いが目立つ。
「いつまでも纏わり着いてんじゃねぇ」
馬場は虫1号を振り払う。床には、息を切らせた虫が仰向けで転がっていた。
 このオナニーのスピードレースは、土台エリには勝ち目は無かった
案の定、エリは最後にゴールした。
馬場は、うつ伏せに倒れていたエリの髪を引っ掴み顔を寄せると、
「残念でちゅねぇ、エリちゃぁん。これから疲れた貴女に御褒美でちゅよ」
と、気色の悪い笑みと言葉を吐きかけていた。
 キモっと思いながら友人をみていると、一瞬エリと目が合った気がした。
その目は、嬉々としている様に感じた。


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