S・Pさんの作品

再会 その15(仮)

この小説はえりさんの再開をS.Pさんがリレー小説として引きついた作品です。



時計を見ると、深夜を過ぎていた。
馬場は手に持った小箱をカラカラと鳴らせながらリビングに入ってきた。
エリに口枷を噛ませると、
「もぅ夜も遅いだろぅ?虫2号。今からお前のために布団を敷いてやるよぅ。」
すると馬場は、手にした小箱の中身を、床にぶち撒けた。床が黄金色に染まる。
 画鋲であった。
初め、エリに対する馬場の言葉の意味が分からなかったが、これから何が起こるのか、
およその見当がついた。
「さぁ、今日は、もう疲れたろぅ?お前のために布団を敷いてあげたから、そこでお休みよぅ。」
エリの耳元で、馬場は呟いた。
 エリは、小刻みに首を横に振りながら、哀願の眼差しで俺を見つめていた。 
「いくら何でも可愛そうだ」
俺の言葉に、馬場がおどけた表情で振り向いた。
俺は立ち上がると、馬場に歩み寄り襟首を掴み立ち上げニィと笑った。
 次の瞬間、二人して小柄なエリの髪を掴みながら抱え上げると、画鋲の撒かれた床に放り投げた。
「あ゛っ」
エリは短い悲鳴を発しながらも、上手い具合に両手をつき、蟹股の爪先立ちで着地した。
まさに虫の様だった。エリのその姿に、フッと鼻先で笑った。
「ダメじゃん。ちゃんと寝なきゃ。折角、馬場がお前のために敷いてくれたんだからさ」
俺は笑顔でエリを見下ろしながら、見上げるエリに唾を吐き掛けると、
突き出したエリの両手を軽く足で払った。阿吽の呼吸で、馬場もエリの足を払う。
「う゛ふっ〜」
エリの叫びが、リビングに響き渡る。
 専用の床に就いたエリの背中に、すかさず馬場が腰掛ける。
「どっこいしょっと。どぉでぃ、専用の布団の寝心地はぁ、気に入ってくれたかなぁ?」
エリは画鋲の痛みに耐えながら、懸命に首を縦に振って答えている。
馬場は、エリの髪を掴み引き寄せ囁く。
「そぉかい。そいつぁ良かった。じゃぁ次は、お待ちかねのお仕置きといこうかぁ。虫2号」
目に涙を浮べ機械仕掛けの様に、エリの首は振られ続けていた。
 エリを立たせ、両腕を頭の後で組ませる。
上半身は黄金色のまだら模様に染まっていた。
四つん這いにさせた虫0号に腰掛けた馬場は、手に持った竹鞭を、虫1号に渡す。
「虫2号を、これで綺麗にしてやれ」
馬場の命令が分からなかったのか、両手で竹鞭を持った虫1号が躊躇していると、馬場の激が飛んだ。
「なぁにボサッとしてやがるぅ。レースに勝ったお前に褒美として、画鋲を掃えって言ってるんだよぉ。
それとも、お前が代わるかぁ?」
まくし立てられた虫1号は、頭を振って振り返ると、手にした鞭を振り下ろした。
「う゛ぅ〜」
エリの悲鳴が上がると、その足元に水溜りが形成され始めた。
「こいつ漏らしだしたぜ。そんなに嬉しかったのかよぅ虫2号?いずれ躾けてやらなきゃぁなぁ、
こいつら母娘みたいに」
馬場は腰掛けた虫0の髪を掴むと、ケラケラと哂いだした。
掴んでいた手を離し立ち上がると、顎をしゃくって虫0号の熟れた豊臀を軽く蹴飛ばした。
 虫0号がエリの後ろへ這って行く。
「虫2号、その汚れたケツを突き出しな」
エリが小振りな尻を突き出すと、虫0号はガッチリとエリの太腿に腕を回し顔を埋め、
ピチャピチャと音をたてながら舐め始めた。
エリは涙に濡れた頬を朱に染めながらも、恍惚の表情を浮かべていた。
俺はそこに牝の本性を垣間見た気がした。
 尚も鞭は打たれ続けた。バラバラと血の着いた画鋲が床に落ちる。
苦痛と快楽を同時に与えられたエリの悲鳴とも、
喘ぎとも区別のつかない叫び声が深夜のリビングを支配していた。
明け方近くにそれは終わり、俺とエリは、それぞれの帰路に着く。退屈な日常に戻るのだ。


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