タカさんの作品

班長には逆らえない


<12>

 この後、皆、福村さんを除いて、個々の営業に出掛けて行きました。
いつもこの時が、福村さんにとって自由な時間でもあり、一番仕事をこなしておかなければいけない時でもあります。
佑子さんや由香里ちゃんが居る時は、雑用を謂いつけられ、こき使われて自分の仕事が出来ないからです。
仕事に追われながらも一段落ついた頃に、佑子が帰ってきました。
 「御帰りなさい。」と郁子は起立をし頭を深く下げお辞儀をして挨拶をした。
「ただいま。 最近見習らしくチャンと挨拶も出来るようになったじゃない。
由香里の指導が良いのかな〜? ねーえ?」
「・・・」郁子が黙っていると「ドウなのよ?」と答えを催促してきました。
郁子の心の中は『仕方なしにやらされてるだけよ。
私より五つも年下の小娘に心よりする訳ないでしょう。』と
思いながら「ハイ、由香里さんの指導が良いからです。」と心のこもってない
決まった台詞を言う自分自身が情け無く感じ、屈辱が込み上げてくるのです。
それを見越しているように、佑子は「一生懸命頑張って、早く見習いを卒業しなきゃネ。
チャンと出来なかったら何時まで経っても見習いよ。 分かってた?」と言って、
郁子の下半身に目をやり
「それともそのスカートの長さが気に入って見習いでいたいんだったらそれでも良いけど。」と言って
「パンツ見えてんじゃん。
見せたいんだったら、そんなチョダサのパンツじゃなくもっと色っぽい見せパン穿いて来る事。
それともノーパンの方が良いのかな?」と言いながら、郁子のお尻をパチンと叩き「分かったー。」
と屈辱を与えるのだった。
郁子は恥かしさと悔しさで顔は硬直し、体は奮えそうだった。
そして「私、これから会議があるから、何か用事があったら二階の会議室に居るから。」と
言って二階に上がって行った。

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