とぴさんの作品

1.きっかけ


 ある普通の高校に清美と聡美というごく一般的な女子高生がいた。
二人は成績は普通で優等生ではないがクラスの中ではリーダー的存在の二人だった。
他のクラスメートも二人に誘われれば、一緒に遊びに行って逆に二人から嫌われないように
しようという感じだった。
学校は、その地区では有名な私立校で、制服は白のブラウスに紺のミニスカート。
首に小さな水色のタイを締めるごく一般的な征服ではあるが、男子学生とっては、
誰が着てもかわいさを感じる制服といわれていた。
二人はいつも一緒にカラオケやプリクラや小物の買い物をしたりして帰っていた。
しかし二人の悩みはやはりお金だった。
おこづかいの範囲だけでは、足りなくて、お金に対してはいつも我慢をしている状況だった。
 ある日清美と聡美は、学校帰りのゲームセンターでプリクラを撮っていた。
そこのゲームセンターは、一本裏通りでプリクラが数台あった。
その中の一台で二人はいろいろなポーズでプリクラを撮って少し離れた
TVゲームに座り、プリクラシールを分け割っていた。
その時、一番奥のプリクラに20才後半ぐらいの外観のかっこいい男性が一人で入っていた。
面食いで年上好みの清美は、その男性を見逃さずに聡美に話しかけた。
「ねえ、ちょっと聡美。いまめちゃかっこいい人がさあ、あそこにはいってったよ。」
「えっ、ひとりで」
「そう、ちょっとひとりだったら、一緒にとっちゃおっかな。」と清美は浮かれていった。
「ひとりでプリクラなんか撮る人ってなんかへんじゃない」聡美は言った。
「そうかな? ちょっとどんなポーズで撮っているかみてみよっかな」。
清美は、彼氏と言われる男性相手はいないが、その性格から男友達はたくさんいた。
男性との会話には慣れており、逆ナンもなんとも思わない子だった。
そこで清美は、プリクラに近づき、どんなポーズでとっているのか、カーテンの隙間からそっとのぞいてみた。
「うっ」清美は、びっくりした顔で口を押さえて立ちすくんだ。
清美がそこで見た男性は、きていたスーツを脱ぎ、全裸で正面にあるカメラにポーズをとっていた。
しかもその男性の中心のシンボルは大きく、カメラに見せつけるようにそそり立っていた。
いくら男友達がたくさんいる清美でも男性経験は少なく、またカーテンの隙間から見える
シンボルの大きさの物はいままで見たことがなかった。
 清美は、冷静になり振り返って手帳にシールを張っている聡美に対して手招きした。
口に手をあてて声をださないようにと手を口にあて、カーテンの隙間を指さした。
のぞき込んだ聡美は、一瞬声がでそうになったが声を殺して、清美と同じようにじっくり見入っていた。
男性の顔をみようとしても、カーテンの隙間からは男性の胸からしたの体しかみえなかった。
 しかしプリクラをとっている男性は、正面のアクリル板にうつる二人の行動がよく見ていた。
撮影が終了して男性が服を着始めると、二人は、何もなかったように前いたTVゲームに
戻り自分達のシールを張り始めた。
「どんな顔しているか、顔を見てみたいね」
「ねえ聡美、あの人、撮ったシールどうするんかな。変な趣味のひとじゃない。」
「お願いして一枚、もらっちゃおっか」
「やだーーー、きゃははは」と二人はさっきの男性のシンボルを思い出して笑い合った。
そのとき、男性はシールの印刷が終わったのかプリクラからでてまじめな顔で、
二人の前を通りすぎていってしまった。
「ほんとうだ、けっこう顔はいけてんのにね、でも変態じゃねーー」聡美が言った。
そのとき、ガチャっとシールが機械からでてくる音が聞こえた
「ちょっと清美、あの人シール持っていってないよ」
「うっそー、もういっちゃったよ」
二人は男性のいった方向を見ていないのを確認すると、ふたりで向きあって微笑んだ。
「ちょっと見て見よ。」
「いこっいこっ」と清美と聡美は好奇心が膨らんでプリクラの機械の中にはいり、男性のとった
プリクラ写真を手にした。
「やっだーすっごいおおきいよ」「ちょっと前からも横からも写ってる」「きゃはははは」と笑いあった。
「1枚ここに張っちゃおっ」といいながら相手のプリクラ手帳の隅っこにはってみた。
二人が盛り上がっていたとき、遠くのほうから男性はそのプリクラに二人の女子高生が
はいりその写真にきづき
興味をもった様子を確認していた。男性は二人に静かに近づき、カーテンを開いた。
二人は、ちょうどシールをはがしていた瞬間で、突然開いたカーテンに驚き振り向いた。
思いがけない状況で、男性を見て動けなかった。
目だけがどこをみていいのかわからないかのように落ちつきがなかった。
 男性が「それ、俺のだよ」と声をかけた。
二人はしばらくなにもいえなかったが、清美が「すみません、このシールいらないのかと思って・・・」
「手帳にはってるんだ」二人の開いた手帳をみて男性は言った。
「・・・・・・」二人は返す言葉がなかった。
「興味があるんだ。」と男性は問いかけた。
「なーんだ。いいよ、あげるよ。それ写っているのは俺のだけどさ、結構いい形してるだろう」
男は、今度はまるで友達に話しかけるように二人に問いかけた。
その話し方で、男性が怒っているのではないとわかった。また、軽く話しかけられたことで、
清美も同じような口調で答え始めた。
「そうですね。いままで見た中で一番いい形かもしんない」と、まるで見慣れているようように答えた。
「でも、大きさは普通だよね」と聡美を見て話した。
「そうだね。このシール返します。かってにはっちゃってごめんね」と、聡美もその雰囲気に合わせて
軽い口調で答えあやまった。
「いいよ、あげるよ。そうだ。その代わりお願いがあるんだけど聞いてくれよ。」
二人は男性からのお願いときいて、顔を見上げた。
「シールじゃなく本物を見てくれよ」
二人はきょとんとして目を合わせて、男性を見つめた。
「見てくれるだけでいいんだ。何もしないから」
「もちろん、ただじゃないよ。ちゃんと褒美はあげるよ」
それを聞いておこずかいに不満をもっていた聡美は、男性に問いただした。
「褒美ってお金」
「そうだよ。ちょっとしたアルバイトさ」
普段からお小遣いに不満をもっていた二人にとってお金という言葉が魅力的だった。
二人は後ろ向いて、こそこそと話し出した。
「どうする清美」
「悪い人でもなさそうでし、いいかな。それにちょっと見てみたいし」清美は笑いながら言った。
「かっこもいいもんね」
「よし、おっけー」
二人は振り返って「いいよ。でも見るだけだよ。なんかしたら大声だすからね」
「大丈夫だよ。俺を信頼してよ。なんかしたら警察にでもなんでも連絡したらいい」と、
微笑みながら二人に話した。
「でもどこで」と清美は聞いた。
たしかにゲームセンターでは他の人も見ているし、プリクラの中でも狭すぎる。
「このへんにカラオケボックスってないかな」男性は聞いた。
二人はホテルとかなら不安だけど、カラオケボックスであればいつも利用しているし、
なにかあったときも部屋をでればなんとかなるから安心だと思い、自分たちの知っている
カラオケボックスに男性を案内してあげた。
(2へ続く)

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