とぴさんの作品

3.王様ゲーム1


約束の日の午後、清美はタイミングよく佳織に声をかけた。
「ねえっ、佳織。今日ひま」「こないだ、カラオケいきたがってたじゃない。
今日ねえー聡美と行く約束してんだけど一緒にいこうよ」清美は、お願いするような顔をしながら
佳織に問いかけた。
佳織は、きっとこないだ断ったのを清美さんが気にして誘ってくれてるんだと思った。
また、行きたいという気持ちから「うん、いく、いく、誘ってくれてありがとう」とうれしそうに答えた。
清美は、聡美の席の方をむいておっけーと目で合図をした。
授業が終了して、聡美と清美は佳織を引き連れてカラオケボックスに向かった。
聡美は範男に連絡して,もうすでに三人の計画は実行されていた。
「清美さんと聡美さんっていつも一緒で楽しそうだからうらやましいな」と佳織はいった。
佳織にとってクラスのリーダー格である二人を、いつもさんづけで呼んでいた。
「そう、じゃ今日は佳織も一緒に三人でとことん盛り上がろうよ。」と清美がいうと
「うん、そうだね。楽しみだな。」佳織は。そういってもらいとてもうれしかった。
「約束だよ。途中でしらけるようなことにならないでね」と聡美は佳織にいった。
「佳織も私たちのノリについてきてね。約束だよ」続けて清美が言った。
「うん、約束する」と佳織は言った。
この約束をやぶると二人から、いやクラスからも相手にされなくなるということは、佳織は知っていた。
 三人の前方に車が止まった。窓が開き中から範男が顔を出した。
「あれ、清美ちゃん。どこ行くの」範男は手をあげて言った。
「あっ範男にいちゃん、。いまから友達とカラオケ行くところなの」と清美は答えた。
「こんにちは、聡美です。この間はどうもご馳走さまでした」と聡美も範男に頭を下げた。
「聡美ちゃんか、いつ見てもかわいいね」
「佳織、いとこの範男にいちゃん。かっこいいでしょ」と清美は佳織に紹介した。
「佳織です。こんにちは」と佳織も頭を下げた。
佳織からみても範男の第一印象は、かっこいいと感じた。
「カラオケか。じゃ俺も一緒に参加してもいいかな」とみんなの顔を見た。
「いいけど、範男にいちゃんのおごりだよ」と清美はちゃっかり言った。
「しょうがないな。おっけー、みんなもいいかな」と聡美と佳織の顔を見た。
聡美がうなずくと、横にいた佳織も合わせてうなずいた。
「じゃあ後ろに乗って」とみんなを後部座席に乗せてカラオケボックスに向かった。
いつものカラオケボックスに到着し、いつもの一番奥の部屋を指定した。
 4人は飲み物を買い曲をリクエストし歌い始めた。
10曲ほど歌い終わったあと、聡美が切り出した。
「ねえ、前みたいにさ1曲ごとにゲームをして盛り上がろうよ」
「あー王様ゲームね。いいじゃんおもしろい。それに一人だけど範男にいちゃんもいるし、いいよね、佳織」
清美も口を合わせて言った。
佳織にとって、二人の言い出したことに反対できるわけはないのをしって清美は聞いた。
「いいよ、やろうよ。でも王様ゲームってどういうの」
範男が佳織に向かって説明を始めた
「ここに4本の割り箸を用意するから、それに1から3と王の字を書くのさ。それで曲が終わるごとに
みんなで割り箸を引いて、王様を引いた人が命令をするんだよ」
「例えば、1番が次の曲の時に前で踊るとか、3番が王様にジュースを飲ませるとか」
佳織は、その説明を聞きおもしろそうだなと思った。
「うん、わかった。佳織は何を命令しよっかな」と頭を横にしてかわいいそぶりを見せてみた。
 王様ゲームを開始して30分ほどはたわいもない内容でゲームを楽しんだ。
そして清美が王様になった時「さーーて、これからもりあげるよ」といいながら命令を言った。
「1番が3番のほおっぺたにキスーー」
「1番の人」「はーい」聡美が手をあげた。
「3番の人」「はい」、佳織が小さく手を上げた。
佳織が「なーんだ、範男さんじゃないんだ。がっかり。佳織だとレズっぽいけどしかたないな、佳織、こっち」
と佳織のほっぺたにキスした。
「いえーーい」範男と清美は喝采をあげた、佳織は、てれながらも微笑んでいた。
でも、もしこれが1番と2番だったらと範男にキスされるということになる。
まだ男性経験のない佳織はちょっとほっとした。
曲が終わり、こんどは聡美が王様を引き当てた。
「さあ、しかえし。王様の命令だぞー、えーっと2番がステージの上で逆立ち10秒間」
「2番の人」「はーい」今度は清美が手をあげた。
「えーーまじ、でも王様の命令は絶対だからな」
清美はステージにのぼり、逆立ちをしようとすると、聡美が、「ちょっとまって、これがあったんだ」
といいながら自分のかばんからデジカメを取り出した。
「これからは、王様が命令を実行するところを撮るからね」
「あーー、ずるい、さっきのキスシーンとりたかったな。でもおもしろそう、ねえ」と清美も聡美の
案にのり佳織に向かって言った。
すべて三人によって計画されていたことだった。
佳織も、聡美と清美がやろうといったことにたいして、しらけさせるような発言は当然できなく、
「うん」と首を立てに振った。
「清美、わたしが足を支えてあげる。じゃ、佳織。逆立ちの写真とってあげて」といいながらデジカメを
佳織に渡した。
「いい清美。範男さんへのサービスだよ、がんばってね」
「こんな、ことなら勝負パンツはいてこればよかったな」と、清美は恥ずかしがる様子もなくそういった。
これは、佳織に対して束縛のアピールでもあり、範男からは1000円がもらえるという、
アルバイトの始まりでもあった。
「そーれ」清美が床をけり逆立ちをした。
制服姿の清美が逆立ちすることによって、スカートがめくれて清美のチェック柄の水色パンツが、
丸見え状態となった。清美にとっても、範男にたいして今までにないサービス
でもあった。
「さあ、佳織とって。かわいく撮ってあげてね」と聡美は佳織に言った。
「はやくーー」清美も早く終わらせたく佳織をあせらした。
「清美さん撮るね。はいチーズ」
フラッシュが光り撮影が終わったことで、聡美は手を離して逆立ちをやめた。
「どれ、見せて」と清美はデジカメの写真を見てみた。
そこにははっきりと逆立ちで、パンツ丸見えの状態の清美が写っていたが、髪の毛で顔がかくれて
清美とはわからない程度の写真だった。
「私にも見せて、あーーかわいいパンツがよく映ってるね。範男さんどうぞ」といいデジカメを範男に渡した。
範男は、計画の最初のサービスだったが、もうすでに男のシンボルはズボンの中で張り詰めていた。
「じゃあ、次いくよ」と清美はゲームを進めた。
次の展開は、範男がターゲット役で清美にシャツを脱がされるとう命令だった。
清美の手で、範男は上半身裸の状態にさせられた。
これもまた二人にとってはアルバイトの内容だった。
その次は、聡美がターゲット役で同じように、佳織が聡美のブラウスを脱がす命令だった。
佳織は恥ずかしい素振りをしている聡美のブラウスを脱がした。
聡美は、一見下着にも見えるベージュのタンクトップ姿になった。
聡美はアルバイトとはいえ、下着姿を範男の前には見せることはしていないし、
また見せるつもりもなかった。
タンクトップを着ていたが、いかにも下着姿ではずかしい素振りのしぐさを佳織にしてみせた。
もちろん前回からの王様の命令による範男と聡美の実行姿はデジカメでとっていた。
これで、佳織を除く三人はちょっとした恥ずかしいゲームをしたことになる。
佳織は最初のうちのたわいもないことだけのターゲットだった。
しかし、これでもう王様の命令がなんであろうと、拒否することができない
状況が計画的に作り上げられていた。
                                           (4へ続く)

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