ゆーすけさんの作品


「もうしわけありません。聖(せい)様。」
何人もの生徒が女性教師に向かって土下座して謝っていた。上は、体操服で下は
ブルマという服装をみると女子バレー部だろう。そうは言っても、土下座というのは異常だった。
「貴方達って本当に屑ね。私、こないだの試合は恥かしかったわ。」
聖様といわれた教師は、端整な顔ショートヘアーの小柄の教師だった。細身の均整の取れた
スタイルをしているがまだ童顔である。はるかに大きい体格の女子部員が震えながら
土下座しているのはこっけいな気もする。
しかし、決して滑稽ではなかった。彼女達は、裕福な家庭の出身ではない運動特待生
の生徒。一方の聖は、この学校の理事長の娘。言わば、生徒達は聖のおもちゃなのだ。
「今日から、徹底的にしごくからね。」
扱きというのが単なる聖のサディスティックな欲求の表れであることを知っていた。
何しろ、聖はバレーボールのことなど何も知らないのだから。
「立ちなさい。」
聖の号令がかかるとまるで何処かの国の軍隊のように生徒全員が直立不動の姿勢をとった。
「一列目。四つんばいになって馬になりなさい。二列目は跨って十往復。終わったら交代。
つぶれたら居残り練習よ。始め!」
聖の号令が終わると、直ぐに一列目の部員が四つんばいになって馬になり、二列目の部員がそれに跨った。
あちらこちらで苦しげなうめき声が聞こえる。
その光景を楽しそうに見ていた聖は、彼女のかわらでまだ土下座の姿勢で待機してる部員に目を遣った。
「仁美。貴方は私の馬よ。」
「はい。よろしくお願いいたします聖様。」
仁美は聖のお気に入りの部員でひときわ大柄の部員だった。
四つんばいで馬の体勢になった仁美に跨ると足を浮かせ全体重を仁美に負担させる。
「進め。」
聖は手にした鞭で仁美のブルマのしりを叩いた。鞭の痛みと聖の重みに苦しげな声を
あげながらも仁美は腕を動かしていく。

仁美は、ゆっくりゆっくり進んでいく。いくらスポーツで鍛え上げているとは言え、
人間一人を背中に乗せて四つんばいで進んでいくのは容易ではない。
仁美の口から荒い息が出る。
「遅い。もっと早く走りなさい。」
聖の声と共に鞭が連続して仁美の尻を叩く。
仁美は懸命に歩を進める。
何しろ、聖の気性は良く知っている。
怒らせたら、どんな目にあうか良くわかっている。仁美の顔が
少しでも下に向くと、彼女のお下げの髪をまるで手綱のようにひっぱて顔を上に向かせる。
わき腹にけりを入れるのも聖にとって当たり前のことだった。
「よし、いいわよ。このペースを保ちなさい。」
聖は楽しそうに言うと、他の人間馬に目を向けた。
あちこちで、馬がつぶれたり必死に歩いたりしている。
皆、必死である。この場所の支配者が自分一人であることを確認した
聖は満足げな笑みを浮かべた。
 聖が満足な感情に浸ってるその尻の下では、彼女の体重を必死に支えている仁美は
地獄の苦しみを感じていた。
特に、膝は擦り切れて激痛が走った。
それでも、仁美は聖を支え続けなければならない。
もう限界かもしれないという時、手綱代わりの仁美の髪を聖が止まれというふうに引っ張った。
首が折れるのではという激痛が走ったが、仁美は直ぐに止まった。
背中から聖が降りた後、仁美はしばらくその場に寝そべってしまった。

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